【GANZ toi,toi,toi】久しぶりにライブハウスへ【梅田ハードレイン】

自粛ムードが高まっていた中で、一緒にバンドを組み始めたドラマーが所属している、別バンドのライブを見に行った。

もう数ヶ月も前のことだ。
初めて見に行くライブハウスに緊張していた。

何百回と来ても、梅田の土地勘がつかない画伯ちゃん。
Googleマップを頼りに、今回の目的地に向かっていた。

途中、

"あっ！このライフ見たことある！"
そう思った直後、全てを思い出した画伯ちゃん。

小走りで信号を渡り、懐かしい看板の前で涙ぐんでいた。
ハードレインだ...

梅田HARD RAIN。毎月のように見に行ったり出演していた。
店長さんやPAさん、対バンやスタッフさんから色々学んだ場所。

ちょっと言い方はおかしいかもしれないけど、スルメみたいな音楽が聞けるイメージ。

女子高生が電車や学校でこっそり食べる訳にもいかない、誰かがオススメして急激に流行るわけでもない、『音楽』って感じの体験をそのまま味わえるようなライブハウス。

噛み締めて味わえる。
味は無くならないし、酒で流し込んでもいい。

出演当時

バーカウンターや、チケットもぎりをしている女性たちに、妖艶さ？みたいなものを感じていた。
何人かいてはったけど、みんなからそれを感じていた。

あれなんでだったんだろう。夏の幻みたいに消えていきそうな淡さ。
ときおり笑顔は見せてくれるし、ライブの感想や世間話もするのに、心は掴めなかった。

不思議だったな。
そういうところからも、独特な雰囲気が溢れるライブハウスだった。

様々なできごとを思い出しながら数分。
関係者が出てきて泣いてる画伯ちゃん見たら、さすがに恐ろしいだろうから退散した。

GANZ toi,toi,toi

目的地であるGANZ toi,toi,toiに到着。
こんな場所にライブハウスがあったなんて！

同じくライブを見に来ていた友達と店の前で会い、まだスタート前だったので話してから入店。

いろんな対策が施されてるのを目の当たりにして、引きこもりの画伯ちゃんも初めてコロナの脅威を身をもって感じた。

壁に貼ってあるポスターの日付や、スタッフさんと話してわかったけど、前からあるライブハウスみたい。

今まで見に来たことも、フライヤーを配布しに来たこともなかったなぁ。ネット検索に当時引っかからなかったのかな？

ハードレインの近くなら、いつでも配布しに来れたはずだから、当時のバンドメンバーが知らないところでやってくれていたのかもしれない🥺

GANZ toi,toi,toi 会社概要

(いま調べたらできたの2014年だった。俺もうバンドしてなかった頃だった😂)

中に入っていく

温かみのある木で囲まれたライブハウス。
めちゃくちゃに音も良さそうだ。

ピック型のドリンクチケットかわいい！

ステージの様子も

しっかりしている！結構広い！
備え付けの機材も使いやすそうだし。ステージに立ってみたくなるライブハウスだな🙆‍♀️

しかし引きこもりの画伯ちゃんには、知らない人達がいたり、初めての雰囲気に戸惑って落ち着けない。
すぐに泥酔して誤魔化したい。お金も無いから1発でどうにかキテくれるようなやつを！

バーカウンターへ行き、一番アルコール度数の高そうなテキーラを頼もうとした。
でも恥ずかしい。来てすぐに1人でテキーラを飲むのは。

なんとなくメキシコーラにした。
テキーラとコーラを割ったやつだよね？

うちのドラムが在籍するバンドのメンバーさんが、「え！一発目にそんな強いやつを！？」と笑っていたけど、"恐怖を無くすためです！精神障害者でここに居るのが怖くて！"

なんて言える空気じゃない。
"えへへ😊"って言いながら、なんとなく流した。笑

これが成長だね...

少し酔ってきた画伯ちゃんは、久しぶりにライブするドラムが緊張しているのを励ましていた。
俺は10年くらいライブしてないのに、どの口が励ましていたんだろうか...

イベントがスタートし、ドラムのバンドが舞台に出てくる直前から動画を回す。
一曲目が始まる前に、こんなに集中する姿を見せていた。

死ぬ前みたいな面持ち。
わかる、わかるよ。

自分が面白いと思う表現を、他者に披露する直前に緊張しないなんて、面白いわけが無いからね。

緊張は絶対に必要だ。
本番では60~80%までの心持ち、何度も100%だせる練習量、本番直前には120%出さないとっていうような強迫観念。

無から作りだした形のないものだからこそ、状況や自身によってエネルギーの込め方を変えなきゃいけない。

画伯ちゃんはどの場面でも120%出さなきゃと思い込みすぎる。
60%を心に持っていきたいね。

緊張と余裕。どっちも見せたい。
エッチなギャップによってモテていきたい。

結婚というものをしてみたい。

モテてぇなぁ！

そう呟きながら、ライブハウスからスーパーへ向かっていた。
新しいお酒を買ってお外で飲むために。

ドラムが在籍していたバンドは不思議だった。
特に、不協和音みたいなギターフレーズを弾くギタリストは、どうやってそれを思いついたのか。

謎めきを自分なりに考えて解き明かそうとしていたら、ライブが終わってしまった。
ほぼ撮影していたので、後で家で見返してまた考えてみよう。

この日のライブをもって彼らは活動停止するようなので、こそ撮りした映像を限定公開でYouTubeにupした。

(限定公開すること以外の許可取りはしていないから今は載せないけど、2年後くらいにここにLINK書き足しておこうかな笑)

ライブ中にPAさんが音のバランスを変えまくるのが気になって、"違うライブハウスでもまた見てみたかったなぁ"という思いが湧き上がったので、静めるためにアルコールを求めた。

画伯ちゃんは求めたんだな。

キリンザストロング！

2杯目キリンザストロング！

3杯目トリスハイボール！

4杯目ライブハウスでドラムが在籍するバンドメンバーにおごってもらったコロナビール！

飲みすぎぃ！

(メキシコーラ入れたら短時間でめちゃくちゃ飲んでた気がする)

悲しいことと、嬉しいこと

この日を最後に、ライブハウスへ行けなくなってしまった。
特に"今年からは1人でもライブへ行ってみよう"と、かなりいろんなチケットをおさえていた。

以前のnoteにも書いたが、PIXIES,LAGWAGON,MGMT,銀杏BOYZ,ハイスタのナンチャンのバンドNAMBA69！

それから様々なフェスも...

悲しい！！！！

また見に行ける状況になってほしいし、今度は俺もライブハウスに出演したい。
ステージに立って、60~120%の世界を行ったり来たり。

不安げ、満足げ、いろんな表情を舞台に置いていきたいな。

精神障害だからなのか、そう思うから精神障害なのかはわからないけど、不安や恐怖も1人で行動して慣れていけば変わっていけそうな気もしてきている。

受け入れて、変わるときが来たのだ。

画伯ちゃんは立ち上がった。
いろんな出会いと行動。

そのおかげで、またここまで帰ってこれた。

この日ハコの前で話した友達と、ドラムと俺の3人で記念写真を撮ってもらった。見に来ていたドラムのお嫁さんに。

この日から数ヶ月経った、6月14日。
久しぶりにまた3人で再会した。

スタジオに入って、バンド練習するためだ。
この3人でバンドをしていく。

その内容に関しては、また今度のnoteで。

バンドがとうとう動き始めた。

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