適応障害：休職したのに、休むどころか暴走した話

投稿：008
【記事の要約】
この記事は私が「適応障害」という心の病を患った時の体験談です。
テーマや切り口ごとに分けて記事にしています。
今回は休職して間も無くのお話。
「何かしていないと落ち着かない」不安が抑えられず、
「暴走」してしまった体験をつづります。
皆さんの参考になれば嬉しいです。

休職したのに休まらない

適応障害を発症し、休職してからも私の療養は進みませんでした。
仕事は休めても体に沁みた生活リズムはなかなか抜けないものです。
のんびり過ごせない。気分転換に外出する気も起きない。休まらない……。
夜は眠れないまま3時間、4時間とベッドのなかで過ごし朝を迎える日々。
ふとしたことで思い出す苦手な人の顔や職場の様子。
何をしても「楽しい」「嬉しい」という感情が抜け落ちてしまった感覚。
それだけ不安や、ネガティブな感情を重ねてきたのかもしれません。

職場に復帰するつもりはなく、復職できるとも思っていませんでした。
復職しても「生きる屍のように働き続けるしかない」と感じていたので。
ある程度休んだら自分で何かしら収入を得る道を探して生きていこう、
そんな風に考えていました。
Voicyやポッドキャストで副業収入を得る方法や
フリーランスとして活躍している人の配信を聞き、
配信者のように生きたいと思ったこともありました。

転職も検討しましたが、事務職一本で勤めてきた私には
特筆できるスキルやキャリアもなく、現実的な選択とは思えませんでした。せめて経理部門に配属経験があれば経理業務の転職はできたかもしれない。
人生は思い通りにはいかないものですね。

辿りついたのはブログの執筆。そして挫折

そこで何を思ったか、私はブログで生計を立てようと決意したのでした。
なぜブログを選んだかには私なりの理由がありました。

１．休職前は文章に携わる仕事を経験していたので、文章で何かを伝える面白さを感じていた
２．積み立てNISAなどの資産形成ブームが世間でも注目され始め、
金融関連の広告収入やリテラシーのニーズが高まると考え、発信するチャンスだと思った

家族に相談してブログのメリットアピールした後、
レンタルサーバーを年間契約し、Wordpressでブログを開設。
しかも、暗号資産積み立てのブログ教材まで即決して購入。
合計5万円ほどの出費を1時間程度で決め、実行してしまいました。
（まずはnoteみたいなプラットフォームから始めればよかったかも。
衝動で行動を起こすと良いことがない……）

金融、読書、ガジェットをテーマにブログを更新してはみたものの、
ブログを検索結果の上位に表示させるための設定など
なかなか思い通りにいかない部分も多く、3カ月ほどで挫折。
それ以上散財しなかったことが不幸中の幸いだったのかもしれない。
これが休職してからの暴走です。

エネルギーを使い果たしたのか、無鉄砲な行動は止まりました。
同時に私のなかですべてが停止してしまいました。
抜け殻同然になって初めて「休む」という過ごし方に慣れていったのかな。
産業医には何度も「休むのが下手」って言われていましたから。

まずは休むための「準備期間」を過ごそう

産業医曰く、適応障害にも色々なタイプがあるみたいなのですが、
私は良くも悪くも真面目な「休むことが下手」なタイプでした。
休むことに慣れる期間が必要だったのでしょう。
情報商材を衝動買いしてしまったのは反省ですが、必要な散財だった（と思うことにしています）。うん、きっとそうだ！
だって、10年以上馬車馬のように働かされ続けてきたのだから、
急に「休みなさい」って言われても休めない方が自然じゃないでしょうか。

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