#音楽
「子どもに聴かせてはいけない “みんなのうた”」。不穏なノスタルジー極まるキセルの音楽。
キセルは京都府出身の兄弟デュオである。
立命館大学の軽音楽サークル「ロックコミューン」出身の兄・辻村豪文が、大学受験に失敗した弟・友晴を誘う形で1999年に結成された。ちなみに豪文とくるりのメンバーたちは同大学・同サークルの同期生である。
結成後は地元・京都をベースにライブ活動を続けていたが、ハイラインレコーズで委託販売したカセットテープ『キセル(2000)』、インディーズより発表したミニアル
広瀬香美がくれた楽しい冬を日本列島にもう一度。
ウィンタースポーツ(スキー・スノーボード)人口が、1990年代のピーク時から4分の1にまで減少している。
その原因については、スキーやスノボが他のレジャーに比べて技術習得の難易度や怪我のリスクが高いこと、ギア一式を揃えるための初期費用が高額なこと、遠方のスキー場に行く煩わしさ、などが言われているが、私は「広瀬香美のメディア露出が減ったこと」も大きな原因の一つだと考えている。
広瀬香美は和歌山県
「フジロック常連のアマチュアバンド」。底抜けに陽気なジャンプブルースで日々頑張るオッサン達を元気にする吾妻光良 & The Swinging Boppers。
出演アーティストがズラッと羅列された夏フェスのポスターで、レギュラー出演みたいな頻度で毎年のように登場している「吾妻光良 & The Swinging Boppers」という名前。
実は驚くなかれ、知らない人には読み方もままならないこのグループは「アマチュアバンド」である。
世界広しと言えど、アマチュアバンドの肩書きで主要な夏フェスの常連となっているのは、吾妻光良 & The Swinging
日本発の「生音アンビエント」シーンは世界の音楽ファンを魅了するか。
近年、日本の音楽シーンで沸々とファンコミュニティを拡大しつつある「生音アンビエント」界隈。
現状その界隈を包括する言葉がないので便宜上「生音アンビエント」と自分が勝手に言ってるだけなので誤解無きようにお願いします。
日本国内で大きな話題となっているアニメ映画『ルックバック(2024)』の主題歌の作曲でも知られるharuka nakamura(ハルカ ナカムラ)は、現代日本の「生音アンビエント」シ
グラスパー、DJクラッシュ、PUNPEE、BOSS、漢、志人、フレシノ、KOHH...ジャパニーズヒップホップ相関図の中心に位置する才能、OMSBによる大傑作アルバム 『ALONE(2022)』
学生時代、ノーティー・バイ・ネイチャーとファーサイド狂いの先輩が居た。
先輩は僕の1つ年上で、都内でも荒れていることで有名な地域の出身で、先輩自身にもここでは書けないようなストリート武勇伝があった。
バスケとタギングが上手で、身体がちょっとだけ横に大きくて、寡黙で、何事にも動じる気配がなく、でも威圧感は無くて、笑顔が優しくて、アクセサリーも最小限でチャラチャラしてなくて、けど本気で怒らせたらヤバそ
子ども向け番組とは思えないハイセンスなアーティスト布陣に圧倒される邦楽コンピの大名盤『ポンキッキーズ・メロディ』。
邦楽のコンピレーションアルバムとして無類の強度を誇る『ポンキッキーズ・メロディ』。
1995年に発売されたこのアルバムは、フジテレビ『ポンキッキーズ』の番組内で使用されていた楽曲をコンパイルしたアルバムである。
まずはそもそもの番組についてだが、フジテレビ『ポンキッキーズ』は、『ひらけ!ポンキッキ』の後続版組として1993年に放送が開始された子ども向け番組である(この説明いる?)。私が特に夢中
爽やかでドープな世にも美しい「ダブポップ」アルバム『Family(2003)』 / Polaris
Polaris(ポラリス)は、2000年に結成されたバンドである。
真心ブラザーズとかキリンジとかキセルとか、二人組なのに「デュオ」ではなく「バンド」呼びされるオルタナポップ勢の系譜(勝手に私が考えた系譜)に位置している。
メンバーは、ボーカル/ギターのオオヤユウスケと、ベースの柏原譲。
オオヤユウスケはポラリス結成前、LaB LIFe(ラブライフ)というポリシックスとオザケンのハイブリッド
BOaT(ボート)というバンドを歴史に埋もれさせてはいけない。木村カエラは可愛い。
1990年代後半から2000年代初頭の日本のインディ/オルタナティブロックシーンは驚くほど豊潤だった。
97年デビュー組(ナンバーガール、スーパーカー、くるり)の後世への影響力は言うまでもなく、別のベクトルではBUMP OF CHICKEN、シロップ16g、ART-SCHOOLといったUKプロジェクト/ハイラインレコーズ界隈のギターバンドたちが下北沢で時代特有のカルチャーを産み出し、さらに視点を移