外資系メーカーで働く僕の日々 [5/10~5/14の記録]
僕が、ドイツに本社を持つ外資系バルブメーカー「GEMU Japan」に入社をして約3か月。営業としていよいよ打席に立つ機会が増えてきて、今まで学んだ製品知識を上手く応用し、どのようにお客様のお役に立てるかを日々考えまくって頭が解けそうな毎日です。
そんな僕が、この「GEMU Japan」に入社する過程の話。
まずこの会社に興味を持った理由は非常に単純でした。
「英語×営業」の部分で自分のスキルを伸ばし、更なる自己成長を遂げたいと思っていたから。
そしてバルブに全く縁もゆかりもない人生を歩んできた僕ですが、この「GEMU Japan」に入社を決めた理由も非常にシンプル。
それは、初めて会ったメンバーの方々が皆とても親切であったから。面接に伺った際、誰もがしっかりと、丁寧に、挨拶をして下さったから。このメバーの表情や姿勢を見て、「この会社は必ず伸びる」と感じたわけです。
(勿論プロダクトと研究開発は業界内でも優位性がある事は前提)
そんな外資系メーカーに勤める僕が、「外資系メーカーで働くこと」、「英語×営業」、「ドイツ人との仕事ぶり」について、加えて「外資系メーカーにも関わらず、非常に落ち着きのあるメンバーとともに働く僕の日々」を「営業週報」という形で共有していきたいと思います。
名付けて『GEMU Japan ぼくの営業週報』
僕のお仕事
簡単にですが、
僕のお仕事とどんな会社に勤めているのかを説明しますね。
まず初めに、僕たちが扱っているのが「バルブ」です。
バルブと聞いて、
「あ~バルブね!」って理解される方は少ないと思いますが(笑)
上記写真のような所謂製造現場において、配管内を流れる流体を制御しているのが僕たちが扱っている「バルブ」であります。
そしてこのバルブ、実は僕たちの生活に決して欠かすことが出来ない物なのです。私たちの日常を彩る日用品、例えば「食品」「化粧品」「飲料」「医薬品」「スマホ」等など、様々なものの製造現場においても、バルブが必ず使用されています。
いつもコンビニで買う飲み物も、コロナウイルスに打ち勝つためのワクチンも、ありとあらゆる物の製造現場でバルブは活躍しています。
つまり、バルブがもしこの世界から無くなってしまったら僕たちの「日常」は成り立たなくなってしまうわけです。こんな風に(笑)
そんな「バルブ」を扱うのが、僕の仕事です。
GEMU Japan
ここからは、GEMU Japanの紹介を少しだけ。
1964 年、ドイツにて設立したバルブメーカー「GEMÜ」
(GEMÜは、ゲミューと読みます。)
GEMÜはドイツの本社を中心に、全世界1900名以上の仲間とともに、
ドイツ、スイス,フランス,中国,ブラジル、米国の6つの製造拠点を持ち、27つの子会社が力を合わせ、全ての大陸に渡り成長拡大を続けています。
グローバルに事業展開し,革新的な製品とカスタマイズソリューションにより、GEMUはバルブ業界において「世界的なリーディングメーカー」となりました。
インダストリー 4.0の 技術を追求し「バルブ×IT」の技術を開発したり、自社開発の「VRトレーニングプログラム」を用いて新たな教育ソリューションを考案したり、様々な取り組みをしています。
全世界の製薬業界で『世界シェアNo.1』であり、近年では半導体業界でも少しずつシェアを伸ばしてきています。そんなGEMUの日本法人として、GEMU Japanは活動しています。
これが僕が働くGEMU Japan株式会社です。
それでは、
本題の『GEMU Japan ぼくの営業週報』をお楽しみください。
5/10(月)
・ガルシアへの手紙
週末に妻のお父さんがこんな本を貸してくれました。
かつてアメリカとスペインが、キューバをめぐって戦争をした時にキューバにいた反スペインのリーダーだったのがガルシア。アメリカ大統領はこのガルシアに手紙を渡す必要があるが、ガルシアがキューバのどこにいるのか知る由もない。そこで声がかかったのが将校であるローワン。ローワンは大統領からの手紙を黙って受け取り、この困難な要求に見事に応えたという。この時、ローワンは「ガルシアはどこにいるのですか」と聞くことはなかったそう。
この話を踏まえて、現代に住む我々も自主的に考えて動く、まさにローワンのようになれるのか。なるにはどうするべきなのか。それを考えるというのがこの本の趣旨のようです。
まだ全てを読んでいないですが、読み進め、大統領から非常に困難な仕事を託されるくらい信頼されるような「令和のローワンになるには?」というテーマを念頭に今週を過ごしてみようと思います。
5/11(火)
・目標やゴールを設定すると必ずその結果に繋がる
今日も午後はまるまる、ドイツとMicrosoft Teamsを繋いで、オンライントレーニング。ここ最近、このオンライントレーニング(1日5時間程度)がほぼ毎週あり、多い週は3日間という日程の場合も。正直めちゃくちゃ疲れて、集中力が顕著に下がっていると感じる時もあるんです。とは言っても、トレーニングの最後にはラーニングチェックがあるのでしっかりと取り組まなくてはいけないわけです。
そんなオンライントレーニング三昧の日々でハイライトしたいと思ったことが、「目標やゴールを設定すると必ずその結果に繋がる」ということ。
僕は毎日、その日の仕事ですべきことを「今日の課題」という形でノートに書き出し、優先順位の確認や進捗状況のチェックをしているのですが。「オンライントレーニング80%」と書く日と書かない日があります。(毎回書けよって、僕も思います笑)
皆さんがご想像の通り、書かない日では50%や60%などひどい結果を出してしまう事がある一方で、書く日は必ず80%を超えるんですよね、見事に。目標などは紙に書きだした方が良いという事は、以前から実感していて、実際にやるべきことや達成したいことなどは必ず紙に書き出すようにしているのですが。
とは言っても、書いたら本当にまんまとそうなる事が非常に面白いというか、不思議というか。人間の脳って本当に興味深いですよね。そんな風に改めて感じた火曜日でした。明日もオンライントレーニング頑張ります!
5/12(水)
・ワクチン接種の後の話
今日も張り切ってオンライントレーニングに臨もうとしていたのですが、講師を務める方が体調を崩されてキャンセルに。昨日のトレーニング終わりにワクチン接種関連の連絡がきたと言っていたので、あの後ワクチンを打ったのかな?と憶測を立てたわけですが…。
ワクチンを打った一部の方の話を伝え聞きましたが、接種した後は結構しっかり体調が崩れる方もいるという話でした。免疫を作るために打つワクチンですが、打った後には少なからずダメージがあるのかなとちょっとおびえております(笑)
まあ講師の方が体調を崩した理由は謎なんですがね!とは言え、こんな状況ですから体調には更に気を遣おうと感じさせられた1日でした。それはそれとして、僕たちも早くワクチンが打てるようになると良いんですね…
5/13(木)
・取引先との打ち合わせ
今日も色々と勉強になる打ち合わせでしたが、今回一番印象に残っているのが「各方面での採用実績の共有」という点。取引先との打ち合わせでは、いつも「ほかの会社ではどんなところが採用されているんですか?」という質問をよく聞きます。
これはバルブを採用する工場側からしたらGEMUに対する”信用”であり、ともに各方面に広めてくれる商社側からしたら「GEMUのバルブはどんな業界・プロセスで使える」という”方向性”であり。
どちらの方々とお話する時でも、この採用実績を共有する事が出来ないとなかなか効果的な営業が出来ない、そんな風に本日感じました。これからは製品知識だけではなく、少しずつ”歴史”を学んでいこうと感じる機会でした。
5/14(金)
・社内ミーティング+ドイツとのミーティング
GEMU Japanでのミーティングと、ドイツとのミーティングとコミュニケーションを山ほど取った1日でした。次週以降への具体的な行動が明確になり、非常に有意義な時間。
・インスタグラム更新
1週間の振り返り
・ガルシアへの手紙を届ける人に
月曜日に取り上げた「ガルシアへの手紙」を読み進めてみて。
この本を一言でまとめると「自主的に動き、人に頼る事なく、周りから重大な仕事を任せられる人間になる」ための心得などが記されており、100年以上前から世界中の人々に読まれてきたバイブル的な本でした。
「自分がチームを、会社を、国を、世界を良くするんだ!」
そんな意欲を掻き立てるような内容であり、長い歴史を刻み今もなお世界中で読まれている理由がよく分かりました。自然といつもより、公私ともに責任感持って過ごした1週間だったように感じます。これからもより一層大きな仕事を任せられる立場になれるよう、視座を上げていきたいと思います。
今週のドイツ人
ドイツとのミーティング中
「Give me a sec. Someone is ringing the bell」
と言ってオンラインミーティング抜け出したドイツ人が
「My son opened the door」
と言って、やたらと笑顔で戻ってきた時が、僕にとってはツボでした(笑)
今週は以上です。
次週の『GEMU Japan ぼくの営業週報』もお楽しみに!
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