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【読書感想文】松本人志「松本坊主」
こんばんは!
ダウンタウンチャンネル(仮)の進捗が気になる男、小栗義樹です!
本日は読書感想文を書かせて頂きます。僕が読んだ本・好きな本を題材にして、感想を好きなように書いていく試みです。この感想文をきっかけに、題材の本に興味を持って頂けたら嬉しいなと思います。
メルカリにて、読書感想文に使用した題材本を出品しています。下記をタップして、覗いてみてほしいです。
本日の題材はコチラ
松本人志「松本坊主」
です。
ダウンタウンのボケを担当し、お笑い界のカリスマとまで呼ばれていた松本人志さんの生い立ちをまとめた一冊となっています。
以前、復帰インタビューに対してニュース感想文を、遺書というエッセイを題材に読書感想文を書かせて頂きました。
最近、改めてヴィジュアルバムを観たのですが、やっぱり面白いなと思いました。そこで、松本さんのルーツに触れている本はないのかなと思って、本屋に探しにいってみたというわけです。
コントは筋書きの中で笑いを起こすものだと思います。筋書きは、それがホントかウソかはともかくとして、経験の中から構築されたものがほとんどのはずです。ヴィジュアルバムは、とても面白い反面、どこか不気味な部分があるなといつも思います。
この不気味さに惹き込まれた僕は、松本さんの生い立ちに興味を持ったというわけです。
この本は、インタビューに対して応答する形になっています。話言葉で書かれているため、とても読みやすかったです。
故郷の尼崎での出来事、芸人として大阪で仕事を始めたときの出来事、東京で有名になっていくまでの出来事の3部構成となっていて、ヴィジュアルバムのようなコントは、尼崎や大阪での出来事をベースに構築されているのではないかと思いました。
とにかく、1つ1つのエピソードがとても面白いです。修学旅行での漫才の話などは、とても興味深いなと思いました。そもそも、小学生で漫才をするという考え自体が、僕の幼少期には無かった事です。地方の影響もあるのでしょうか?松本さんは、かなり準備を進めて、稽古もして、本番にのぞんでいます。
非常に珍しい現象だと思いますし、笑いについて考えている時間が長いからこそ、周囲との力量に大きな差をつけることが出来たのではないかと思います。
松本坊主を読みながら、僕は自分がこのnoteに書いた自己紹介記事の事を思い出しました。松本さんの生い立ちと自分の生い立ちを重ねながら読んでいき、似ている部分と全く違う部分を比較しながら楽しみました。
僕は高校生の時に、漫才をステージでやったり、スタジオコントを撮ったことがありました。当時は、自分で本を書いていました。書き方なんてわからなかったから、今考えると、むちゃくちゃな書き方だったかもしれません。
松本坊主を読んだうえで、ごっつええ感じやヴィジュアルバムなどを観ると、当時コントの本を自分で書いていた時のことを強く思い出します。
もちろん、クオリティはめちゃくちゃ低かったですし、特別発想が豊かだったわけではないと思いますが、本を書くという工程を一度経験しているからこそ、この本の感じ方や面白さが、より強く鮮明になったように思うのです。
何かを表現したり、自分を演出したいと思う方は、一度読んでみるべき本だと思っています。松本さんの面白さもそうですが、モノを作るという観点から見ても、この本は良い教科書として機能してくれるはずです。
冒頭に貼った僕のメルカリにも出品していますし、古本屋でも売っていると思います。クリエイターを目指している人、就活やオーディションなどで、自分を表現しないといけない人がいれば、ぜひ購入して読んでみてほしいなと思います。
ということで、本日はこの辺で失礼いたします。
ここまで読んで下さりありがとうございました。
また明日の記事でお会いしましょう!