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発達障害の世界【当事者目線でおくる】

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#アスペルガー

カサンドラの子

カサンドラの子

私は発達障害をもっている。ADHDとアスペルガー障害を併発しているため、生活がうまくできないし、人間関係もうまく築けない。

そんな私は、親に対し、生んだことを恨み、辛みをぶつけていたので、親はカサンドラ症候群になってしまうと思っていた。

カサンドラ症候群とは、発達障害者への対応があまりにも過酷すぎて、うつ病になってしまう状況をいう。

私からの「生まないでくれれば良かった!」という意見を、母親

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孤独アスペが友人を作ると感じる事【共感続出!!】

孤独アスペが友人を作ると感じる事【共感続出!!】


重度アスペの筆者はツイッターなどで当事者ならではの数々のコメントをツイートしてきた。

その中でも、とくに共感された事や、当事者目線の生きづらい人間関係をまとめてみた。

自分の症状を説明するときにも、アスペやADHD等の発達障害をもつ他者を理解する時にぜひ応用して欲しいと思う。

アスペは傷つけることを平気で言うと思われているが、世間の常識も発達障害者の事を日頃から相当傷つけている。

その事

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コミニケーションで一番大切なこと【全てのアスペさんに向けて】

コミニケーションで一番大切なことは何だろうか?
笑顔だろうか?

相手の気持ちを思いやって言葉を選ぶことだろうか?

相手の話をよく聴く傾聴力だろうか?

実は『黙る』事だ。

その極意をお伝えしようと思う。

人慣れしていないのではない。先天的アスペで人とコミニケーションができない私が人生を乗り切る「黙る」ことのすごいコミニケーション効果を説明しよう!

これで、私も悔しい思いも、損する事も大分

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発達障害が人生を諦める瞬間とその克服

発達障害が人生を諦める瞬間とその克服

人生に絶望する瞬間が何度もあると思う。

発達障害や、育てにくい子供を育てている親御さん、生徒や部下のやる気が引き出せなかて悩んでる方々は、これらを知ることで子供が絶望することを阻止できるかもしれない。

よく知っておいて欲しい。

勉強したり、様々なスキルを身につけることで、世の中で苦労していることを解決できると信じている人はそれに向かって向上心を抱きやすいだろう。

今度からこうしようと考えた

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アスペが手に入れたひとの心を手に入れる方法

アスペが手に入れたひとの心を手に入れる方法

これは魔法なんじゃないかと思った。

それはある一人の女との出会いから身につけることになった処世術だった。

当時私は18だったが、小中高とずっといじめられたり、クラスで浮いたり、人とうまく行ったことがない人間だった。

人気者とまではいかなくても人並みの人間関係くらいは築けないとさすがに困る事ばかりだ。

当時はまだ発達障害は世間に知られておらず、自分のことも障害だなどと思ってもいなかった。

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TMS治療の驚愕の変化‼

TMS治療の驚愕の変化‼

TMS治療に関しては様々な意見が飛び交っている。

高額な治療費が問題となり、不安商法の悪質商売だと新聞に掲載されていた事もある。

私もたくさんの情報に振り回され、TMS治療の途中経過や、自分なりに調べた他の脳の医学的知識等と絡めて自分の感覚を度々記事にしてきた。

またTMS治療に携わらない脳外科医、脳解析医を訪ね、TMS治療について質問した事もあった。

今回はTMS治療を30回受けた後の自

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二つの人生を生きた脳🧠

二つの人生を生きた脳🧠

先天的な脳の障害(自閉症)を抱えて生まれた私は、脳の治療を受けた後、障碍者と健常者二つの人生を経験した。

障害があった頃の感覚を語れる人は珍しいと思う。

先天的な見えない障害を抱えて生まれ、その特有の感覚を、だれにも理解されぬまま大人になった。

30歳近くになるまで無理解に悩みながら学生生活を送り、社会生活を送った。

死ぬ思いをしてきたのでここに残したい。

生まれつきの健常者には絶対この

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アスペの人間関係を晒してく【ASDの頭の中と幼少期の感覚を語る】

アスペの人間関係を晒してく【ASDの頭の中と幼少期の感覚を語る】

アスペルガーとは最近使われなくなった言葉だ。今は自閉症スペクトラム障害(ASD)なんて言ったりする。

私は典型的な自閉症スペクトクラム障害で、幼い頃から、友達と楽しく遊ぶ事ができず、兄弟とも仲が悪かった。

人の言動には絶えずイライラしっぱなしで、世の中を憎み、矛盾点を解明して突き詰めるような事ばかり考え続けてしまっていた。

それでも幼稚園、小中学校、高校、大学と一度も不登校にならず、耐え抜き

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発達障害は不幸なのか

発達障害は不幸なのか

障害は不幸ではない不便だ。

しかしその不便さを理解されなかったら辛く思うことは多い。

「発達障害はこうだ!」と言われることの中には随分と偏見に思えるものが多い気がする。

発達障害の子は前後のつながりがわかっていないという実験をテレビで観たことがある。

箱の中にボールを入れて、そのボールを別のところに移し替えたのを見た後も発達障害の子はボールが箱の中に入っていると回答してしまうという実験だ。

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アスペの私が人にやさしくしなかった理由

アスペの私が人にやさしくしなかった理由

アスペルガーは時に「人でなし」かもしれない。

私自身子供の頃は、自分の事を世の中の誰も理解してくれない事の当てつけだったのかもしれないが、人の為に何かをしてあげるようなタイプではなかったように思う。

でも、今は人に優しくできている。

アスペの私が、人に優しくなれた理由、子供の頃は人に優しくなかった理由を今回は分かりやすく伝えていこうと思う。

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発達障害は普通に見えても常に疲れやすい【ASDとADHD二つもつ人の苦悩】

発達障害は普通に見えても常に疲れやすい【ASDとADHD二つもつ人の苦悩】

 発達障害持ちは普通に見えてても常に疲れやすい。

普通そうに見えていてもそれをすることにものすごくストイックに努力していることってある。

 私は広汎性発達障害(ASD)と、注意欠陥・多動性障害(ADHD)の特性持っている。
この特性はどちらか一方だけではなく二つ持っている人は多い。

ASD、ADHD二つ持ち合わせるとそれぞれの特性の活かせそうな良い部分を打ち消し合ってしまい、大変不便なのだ。

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⭐︎発達障害の私の中学時代

⭐︎発達障害の私の中学時代

     私は人とは何かが違うようだ。そう思いながら、中学受験を経て、私立の女子中学に入学した。そこでも同じことだった。明るい子は人の良い所を見つけるのが上手い。「かわいい!」と言ってくれるクラスメイトや先輩は明るい人で目立つようなタイプばかりだった。しかし、結局は私から遠ざかり、またいじめられっ子になっていた。睨みつけられ、通りすがりに足を踏まれたり、触った所を払いのけられたり、大げさに避けられ

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