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思考のクセがプレッシャーを生む?過去のトラウマを乗り越える心の鍛え方


競技の場面で、極度のプレッシャーを感じてしまうことはありませんか???

「絶対にミスしてはいけない」
「自分が失敗したらチームに迷惑をかける」
「また同じミスをしてしまうかもしれない」

こうしたプレッシャーの多くは、自分の思考や価値観が生み出しているものです。
そして、その根本には過去のトラウマが潜んでいることが少なくありません。

以前の記事でも、「プレッシャーの大半は自分で作り上げているもの」というお話をさせていただきました。今回は、思考や価値観によって生まれるプレッシャーと、その原因となるトラウマの乗り越え方について考えていきましょう。







「プレッシャー=トラウマの影響」


プレッシャーは、外的要因からくるものだと考えがちですが、実は自分の中で作り上げているものです。

例えば、サッカーのPK 戦で、ある選手が大事な場面でシュートを外してしまったとします。
その瞬間、チームメイトや観客の反応、監督の表情が目に焼き付き、選手は「自分のせいで負けた」と思い込んでしまいます。

この経験がトラウマとなり、次の試合では「また外したらどうしよう」と考えてしまう。
結果として、プレッシャーに押し潰され、思い切ったプレーができなくなります。

このように、過去の失敗や否定的な経験が、未来のプレーに影響を与えてしまうことがあるのです。


トラウマが作る思考の枠


トラウマがあると、知らず知らずのうちに自分を縛る思考の枠を作り出してしまいます。

例えば…

✔︎「大事な場面で自分は失敗する」
✔︎「期待されるとプレッシャーで動けなくなる」
✔︎「このプレーをミスしたら、チームに迷惑がかかる」

こうした思考が積み重なると、実際のプレーにも悪影響を及ぼします。

プレッシャーに弱いのではなく、トラウマによって思考の枠を作り、その枠の中でしか動けなくなっているのです。


プレッシャーを克服するためにできること


では、どうすれば過去のトラウマを乗り越え、プレッシャーを力に変えることができるのでしょうか?

✅トラウマの原因を探る
まずは、なぜプレッシャーを感じるのかを振り返ってみましょう。
「なぜ自分はこの場面で緊張するのか?」
「過去に何があったのか?」

この原因を知るだけでも、プレッシャーに対する向き合い方が変わります。


✅「過去の失敗=未来の失敗」ではないと理解する
過去の失敗が今後も続くとは限りません。
「前回は失敗したけれど、今回は違う」
「この経験があったからこそ、成長できる」

このように、過去の失敗を学びの機会と捉えることが大切です。


✅思考の枠を外すための「もしも?」の質問
「もし、失敗しても誰も責めなかったら?」
「もし、思い切りやってダメだったとしても、次につながるとしたら?」

こうした質問を自分に投げかけることで、思考の枠を緩めることができます


✅プレッシャーではなく「集中」にフォーカスする
プレッシャーを感じるのは、「結果」ばかりに意識が向いてしまっているから。
そうではなく、「今この瞬間のプレーに集中する」ことを意識してみて下さい。

「このプレーを全力でやる」
「今できることに集中する」

こう考えることで、プレッシャーから解放され、自分の力を最大限発揮できるようになります


プレッシャーを感じる=成長のチャンス


実は、プレッシャーを感じるということは、「成長のチャンス」でもあります。
なぜなら、人は挑戦しているからこそプレッシャーを感じるからです。

✔︎「勝負の場で本気になっている」
✔︎「自分の成長を求めている」
✔︎「もっと高みを目指したい」

こうした気持ちがあるからこそ、プレッシャーを感じるのです。

だからこそ、プレッシャーを恐れるのではなく、「このプレッシャーは成長のサインだ」と捉えてみて下さい。


まとめ:プレッシャーを超えた先にある成長


✔︎プレッシャーの正体は、自分の思考や価値観が生み出したもの
✔︎その根本には、過去のトラウマが影響している
✔︎「失敗したらどうしよう」ではなく、「今この瞬間に集中する」ことが大切
✔︎プレッシャーは成長のチャンスと捉える

思考の枠を外し、プレッシャーに縛られない状態でプレーできたら、どんな変化があるでしょうか?

自分を信じて、「目の前のプレーに集中すること」を意識してみましょう!

あなたの本当の力は、プレッシャーを乗り越えた先にあります。



最後まで読んでいただきありがとうございます。少しでも参考になれば幸いです。
以前投稿した記事も、ぜひご覧になってみて下さい!

笑顔で、最高のパフォーマンスを!

メンタルコーチ TAKESHI

では次回もお楽しみに👋






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