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ボスの再利用とは尊厳破壊を意味するのか?

ぼくが今触れているゲームでは過去の焼き直しなんかをすることがある。過去と言ってもそれはいわゆる「何々を復刻したからもう二度と手に入らない激マブキャラが手に入りま~ちゅww」的なものではなく、過去にあったことをゲームに落とし込んでなぞるみたいな感じです。

ヘッダ写真をお借りしています。

オンゲーはIPになって金蔓になるか

オンラインゲームはコンシューマのように中身が全部ユーザ側に渡されることはまずありえなく、オンゲー提供側がプラットフォームとして所持しており、遊びたければ何かしらの登録かなんかをして、当該プラットフォームから当該ゲームベンダーの自社サーバかなんかにアクセスして(もちろんユーザにそんな感覚はありませんが)遊ぶことになります。

で幾らか形に差はあれど、大なり小なりゲームベンダー的には当該ゲームという所持IPをなんらかのインフラストラクチャーとして利用したい。金儲けシステムを確立してしまえば後が楽です。

もっと砕いていうと、造ったゲーム内で跳ねたキャラクタでもできれば、そのキャラクタを地方なりチェーン店なりとコラボレートさせることで「うちもやらせてくれ」「うちのメニューにもそのキャラ貸してくれ」という感じでなんなら自社が生み出したキャラクタが勝手に金を産出してくれるようになる。

ただ狙ってできるものではない。信念に基づき「よしこんな面白いゲームができてシステムも投じた!一人でも遊んでくれる人がおったらええなあ」ぐらいのテンションでひとまずは一歩目の目的を達成してしばらくしてから副産物程度に捉えておくべきなのでしょう。

どでかIPの指標

でIPがぱっとしなければ大人は数字が大好きなのでKPIとかで能動的にアピールすることになる。ほらうちのゲームは月間アクティブがこんぐらいですよ期間限定イベントなんて起こした日にはDAUがこんなっすよ、だからうちのキャラ使ってサ店とかどうっすか、みたいなことが起こる。

実際にはその数字がマジかどうかわからんけど性善説に基づいて「ほーん… …そんだけ言うなら見るだけ見たろか?w」みたいに相手が乗ってきたとする。多くはそこからが勝負でしょう……自社に招いて外部秘な情報を見せてやって信憑性を高めたり、相手を訪ねてうちのIPならこんな魅せ方ができるっすよみたいに追い込みかけたり……

とにかくそのオンラインゲームで遊んでいるユーザの数がこんなにいまっせ、うちのサーバにこんだけのユニークがアクセスしてまっせ、みたいなことを売りにするぐらいしか現代のゲーム会社にはやりようがないのかも知れない。実際のところがどうかはわかりません……

すると次にそのKPIとしてのDAUなり関わる指標をいかに増やすか、悪あがきして水増しするかに企業努力が注ぎ込まれることになる。そんなことに人やお金を費やすぐらいなら、ゲームシステムを面白くすることに注力するのが先なのではないだろうか?

ともあれ指標を増やすつまりユーザのアクセス数を増やすなら上記のような期間限定イベントで訴求してやれば良いでしょう。すると……遅い時間になりましたのでまた明日。おやすみなさい。

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中村風景
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