いつの間にか電話は掛けるのも受けるのも地獄化した。
リモートワークについての有料記事を読んだので感想を書きます。ヘッダ画像をお借りしています。
とはいえ相手は有料なので、中身がばれてしまうことを憂慮しながら書きたい。
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00005/070600206/?P=3
読んでいるうち、受電と架電のことについて思うことになりました。
つまり、携帯電話なんて持っていて当たり前であり、それなりに親しい相手には電話番号なりIP通話先なりを教えてしまうことになるが、誰もがいきなり電話かけられることについては怖がるという現象です。
プライベートであれば、電話するなら事前に「電話する旨」をメッセージなりなんなりで伝えてからかけて欲しいみたいな話は昨今どこでも聞きます。
プライベートではなくon workであっても同じですね。通常業務みたいなものはプライベートとビジネス空間のはざまに存在しうるとぼくは思っていて、さらにその先にまっさらな体当たりでぶつからねばならないかってえビジネス空間があると思う。
ともあれ業の務を円滑にすすめるための通話であっても、いきなりかける人はいない。相手の許可と、いつなら空いているかを事前に訊いてから書けますよね。
しかしながら完全ビジネス空間においてはどうでしょうか。いきなり誰かから電話がかかってくるコールセンターと、自分からテレフォンアポインターをしなければならない架電の業の務ではどちらが怖いでしょうか。割と比べられない。しかしながら、「職の業だから」仕方なし、と思うことで人々はコールセンターで働くのでしょう。
このときの気の持ちようは以下に書いたことに通じます。
一般的に受電(カスタマーサポート)するコールセンターよりも、荷電するつまり営業(インサイドセールス)をかける業の方が金額高く雇われがちです。
確かに心的負担面でいえば、何も知らない相手にいきなり電話かけてこの商品買えという架電つまりインサイドセールス側のほうが、相手の時間を奪っておいて金銭までをも得ようとしていることから罵倒とかされる可能性があるから高い気がする。
つまりインサイドセールスが電話を掛ける相手とは、まさにそのまま「いきなり電話をかけられることがすんげー嫌」な人かもしれない。つまりそこで与えられた行動に抵抗感を持つはずです。
一方カスタマーサポート・カスタマーサクセス側の相手とは、明確に「こちらに電話をかけてやろう」と思うからかけてくる。こちらは受電することになる。相手は何らかの不満を持っているカスタマーであるからこそ、何らかのサポートを受けたいのかも知れない。サクセスしたいのかも知れない。
この場合も何らかの罵倒が飛ばされる可能性はなくもないですが、インサイドセールスのそれよりは軽めであるように思えますね。
そして、「職の業だから」という理由で「いつ来るかもわからない受電」に対して心理的ハードルを下げた状態であるとも言えます。しかしながら上記したような、いきなりラインでビデオ通話されたり(そんな人いない気がしますが)いきなり電話かかってくる現象に恐れを抱いている人からすれば、インサイドセールスのほうが向いているのかも知れない。ぼくはどちらも向いていません。