教室、子どもの様子が変わる...!オススメ教育グッズ5選!【イベントレポート】
私たちは埼玉県久喜市でオルタナティブスクール(フリースクール)・コワーキングスペースを立ち上げようとしています。
その名も「アクトラボ」
9月に物件を借りて現在諸々準備中です。2022年度中のプレオープン、2023年4月の本オープンを目指しています。
そして昨日(11/12)、約1年半ぶりのイベントをオンラインで開催しました!
テーマは、
「子どもにグッド!オススメ教育グッズプレゼン大会」です!
残念ながら参加者が少なく、FUNRISEのメンバーと一緒に行う形となりましたが、それでも皆さんとても興味深いグッズを紹介していただき、充実した時間となりました。
これから、昨日のイベントの模様をレポートします。やや長文になりますが読んでいただければ嬉しいです。
特に、教育に関心を持つ大学生、年次の若い先生、子ども食堂や無料塾、フリースクールなど子どもに関わる活動を行いたい方必見です!
①シティズンシップ教育の実践がこの1冊で!『ひょうたん島問題』
これは筆者が紹介したものです。これは書籍なのですが、この1冊で授業を行うことができます。学校の授業でも扱えますし、フリースクールのようなオルタナティブ教育施設でもできると思います。
どんな授業かというと書籍のタイトルの通り「ひょうたん島問題」。テーマは多文化共生社会です。現代社会は国内外の様々な地域にルーツを持ち、様々な文化を持つ人々が生活しています。その人々が心地よく暮らすためにはどのようなことが必要なのでしょうか?それを参加者が実際に体験しながら学ぶシミュレーション教材です。
「ひょうたん島問題」との出会いは大学生の頃。大学の授業で実際に行い、すごく興味深かったことを覚えています。おそらく同期のみんなも覚えていると思います。
授業で実際に用いる資料(画像、動画)は付録としてリンクの形で掲載されているので、この本1冊で多文化共生に関するシミュレーション授業を行うことができます。
②自分らしく”つくれる-「LEGO」、「ドミノ」、「ジェンガ」
3つとも使うものはある程度限定されています。ブロック、板など…。
ですが、その中で発想を広げていくと「これはこう組んでいけばこのように見える」、「こう組めば強い(弱い)」といったモノの見方ができるようになると思います。
しかも発想は自由です。子どもたちの自由な発想は子どもの成長にもつながるだけでなく、大人を驚かせる成果となります。
さらに「マインクラフトも同じですよね〜」と話が広がりました。マインクラフトも楽しいですよね〜!!
③“自分だけの空間”を簡単に作れる?-「ティピ」
ティピとはネイティブアメリカンが用いる移動用の住居だそうです。円錐形で木を組んで柱として布を被せます。
このティピの小さいバージョンを室内に設置することで”自分だけの居場所”をつくれるそうなんです。
生活していると、他者と関わらず、自分1人だけの時間を過ごしたいと思うときがありませんか。イライラした時はそこでクールダウンすればよし。意欲がわかなかったり、頭の中がこんがらがったりして何していいかわからないときは休養してもよし。
「アクトラボ」でもいくつかあればなぁと思い、早速1つ頼みました!
④本能に従って…-「バケツドラム」
見たことがある方も多いかもしれません。ですが実際にやってことがある方は少ないかもしれません。「バケツドラム」
参考に、YouTubeにあった演奏動画をシェアします。高校生の演奏ですが、すごく楽しそうですね!
スピーカーの方が言うところには、人間の中にある「破壊本能」に従った活動だそうです。
確かに本来バケツは叩いて音を出すモノではありません。だけど、そのバケツをボコボコ叩いて大きな音を出すのはなんだか気持ちいいですよね。このほかにもプチプチとか紙をビリビリに破いたり、ダンボールをぐちゃぐちゃにしたり…。
大きな音を出したり、モノを破壊したりすることはTPOによってはダメなこともあります。だからといって「ダメだよ」とばかり言っていると子どもも抑圧されてしまいます。
時に抑圧状態からの解放も必要だと思いますし、その手段として「バケツドラム」ありだな!と思いました。しかもみんなで演奏できる!
⑤え!!なんで…??-「トポロメモリー」
最後の方はこちらのボードゲームを紹介してくれました。
説明が難しいので、公式サイトを見ていただければと思うのですが、例題の時点でも頭がフル回転です。
日頃見ているモノもいろいろな角度から見ると別の見方ができる。これはモノだけでなく、思考や人間関係にも応用できます。
“眺めること、考えることは自由である”そういったことを感じられたプレゼンでした。
まとめ
今回は5人の方にオススメ教育グッズを紹介いただきました。
筆者の感想ですが、今回のプレゼンで気づいたことを。
もちろんですが、今回発表者の方が何をプレゼンするのかは事前に知りません。ですが、皆さんの発表から見えてきた教育への思いには共通するものがあると思います。
時にはみんなで考え、時には体を動かし、時には一人で心を落ち着かせる。そしてそのとき、子どもたちは可能な限り自由であるということです。
私たちは現在オルタナティブ教育にチャレンジしていますが、このことを胸にこれから準備を進めていきます!
ご覧いただきありがとうございました!以下、FUNRISEからのお知らせです!
「アクトラボ」クラウドファンディング挑戦中!!
現在、CAMPFIREさんにて「アクトラボ」のクラウドファンディングチャレンジを行なっております。12/29までであとおよそ60日です。
リターンについても産学の皆様のご協力をいただきました。ぜひご覧ください!!
書いている人
元小学校教員/中高社会科・地理歴史科教員免許/専門は中学校社会科/社会福祉士/スクールソーシャルワーカー