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酩酊読書感想文

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『酩酊読書』とは、お酒片手に酔いながら本を読むこと。 普段はお酒を飲まない私ですが、酔っぱらいの発言的な、無責任な感想を綴ってます。
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アラフォー独女がデスノートに大人気なく揚げ足取りまくるだけの記事

アラフォー独女がデスノートに大人気なく揚げ足取りまくるだけの記事

NetflixでDEATH NOTEが配信スタートされた。
Netflixではオリジナルドラマ、ハリウッド版のDEATH NOTEもあるようで、映画版前後編、10年後編、アニメ版もあって、かなりのお祭りである。

個人的には、原作漫画とアニメは見ておらず、2006年に公開された映画を見て、震えるほど感動した、エセファンである。

2006年当時は、アニメや漫画の実写化といえばハズレ率が高く、その大

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『ブラックショーマンと名もなき町の殺人』勝手に実写化キャスティングを考えてみた

『ブラックショーマンと名もなき町の殺人』勝手に実写化キャスティングを考えてみた

やっと読了しました。

東野圭吾さんの新しい文庫本です。

舞台はとある町。
コロナ禍真っ只中で飲食や観光ができなくなり、ほそぼそとした観光でなりたってきた町も閑古鳥状態。
そんな町で殺人事件が起こります。
被害者は元中学教師。
その娘と、娘の叔父であり、被害者の実弟である元マジシャンが犯人探しをします。

このマジシャン、心理操作と器用な手先で事件を解決する、今までとはまた違ったタイプの『探偵役

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『きのう何食べた?』に見る「この時代の型」にはまれない人たちの人生観

『きのう何食べた?』に見る「この時代の型」にはまれない人たちの人生観

西島秀俊さんと内野聖陽さんがダブル出演されている『きのう何食べた?』

よしながふみさん原作の、いわゆるゲイカップルの日常を美味しい料理とともに送るドラマです。

今回シーズン2ということで、シーズン1をネトフリで鬼リピしていた私は毎週楽しく視聴してました。

最近は、いわゆる『BL(ボーイズラブ)』と呼ばれる、男性同性愛者の恋愛ドラマが多くありますが、これはそれの先駆けであり、また、それらと違っ

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たまに見たくなる、そして毎度不完全燃焼で見終わる映画『パプリカ』

たまに見たくなる、そして毎度不完全燃焼で見終わる映画『パプリカ』

『パプリカ』というアニメ映画をご存知だろうか?

2006年頃に作られた今敏監督最後の作品で、簡単に言うと、人の夢の中に入り込む装置をめぐる、『夢』セラピストと夢のテロ組織の話である。

レオナルド・ディカプリオ主演のハリウッド映画『インセプション』も、この映画をインスパイアされてると、クリストファー・ノーラン監督も語っている。

そんなこの作品、夢のシーンが色彩豊かで、平沢進さんの音楽との相乗効

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ほろ酔い、ゆったりした気分で過ごす読書時間

ほろ酔い、ゆったりした気分で過ごす読書時間

最近、読書にハマっている。
以前から趣味の1つに読書を掲げてはいるが、読まないときは半年以上読まないし、その時の感情や気になるものに自分の読むものが左右されやすいので、「どんな本が好きか」という質問にうまく答えることもできず、あまり人前では読書好きを公言していない。

そんな私が、改めて読書にはまったのは、自分自身の「読書の何が好きか」について腑に落ちる回答を見つけることができたからだろう。
それ

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天才とは、伝染するものである。

天才とは、伝染するものである。

学生時代、私にはある才能があると思っていた。周りの人にはおだてられ、良い気になっていた。当然、将来は、その道に進むものだと思っていた。しかし、その道の『天才』の技を目の当たりにした時、自分は凡人だと目が覚めたようにその夢から撤退した。

天才とは、孤高である。
天才とは、生まれ持って才能を持ち、簡単な努力で、人を凌駕する力を発揮する。
選ばれたものだけに与えられたものだ。
天才の前で凡人は太刀打ち

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ドラマ『ハヤブサ消防団』リアルすぎる描写に脱帽 そして妄想が止まらない

ドラマ『ハヤブサ消防団』リアルすぎる描写に脱帽 そして妄想が止まらない

ドラマ『ハヤブサ消防団』が終わった。

毎クール2〜3個は連続ドラマを見ている、どちらかと言えばドラマ好きの私。
私自身は、食べたものと出会った人と経験とエンタメで出来上がっていると自負しているので、自分の好みにあったドラマに出会うと、自身の生活にも影響する。
『晩酌の流儀』を見ていた頃は自炊率とお酒の量が増えたし、『FOLLOWERS』を見ていた頃は服をよく買っていた。
そして、今回は、このドラ

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