見出し画像

「ファシア」をはがして痛みをなくす

ファシアって何?

ファシア(Fascia)っていう言葉を聞いたことはありますか?
あまり聞いたことないという方もいると思います。
ラテン語で「包帯」という意味なんだそうです。

以前NHKのあさイチで紹介されたことから我が家ではファシアケアをしていますので、皆様にもお伝えします!

ファシアとは、私たちの皮膚や脂肪・筋肉・臓器や骨などを包む「膜」のことなんです。
筋肉や内臓、骨などを全身を膜のように覆っている組織のことで、ファシアは筋肉の動きや柔軟性においてとても大切な役割を果たしています。

ファシアの特徴

包括性

ファシアは全身にわたってつながった状態で広がっており、あらゆる組織を包み込んでいます。
筋肉、骨、内臓などを包み込むことで、それらの組織を一緒に支え連動させる役割をしています。

弾力性

ファシアは弾力性があり、体の動きや外部の力に応じて伸縮することができます。
この特性により、運動の時や体の姿勢を変える時に柔軟に対応して、衝撃や負荷を分散させてくれます。

滑りやすさ

ファシアの層は摩擦を抑えるために滑りやすいという特徴があります。
これにより、組織の間の摩擦を減らして、スムーズな動きができるようになります。

感覚受容器の存在

ファシアには神経終末や感覚受容器が存在しており、身体の感覚情報を伝える役割をしてくれます。
これにより、身体の姿勢、動き、触覚などに関する情報を脳に伝え、体の調整や保護に役に立っています。

ファシアは体のバランスや動作にとても必要な役割をしています。

ファシアが正しく役割を果たすためには、マッサージやストレッチ、よい姿勢を保つことや運動をすることが大切です。
結果として体の調整や柔軟性を保つことができるのです。

ファシアが重要な役割をしているということがわかっていただけたと思います。

ここから少し具体的にファシアの効果をご紹介します!

ファシアのほぐし方

ファシアは皮膚と脂肪の間、脂肪と筋肉のあいだなどにあって、組織と組織をつなぎとめています。
このつなぎとめているファシアをほぐすことで、体の動きが滑らかになったり、コリや痛みの改善できます。

①痛みがある部分の脂肪をつまむ。
硬くてつまめない場合は広い範囲をつまんでみる
②イタ気持ちいと感じるくらいの強さで左右にゆらゆら揺らす
③痛みの部分に沿って行う
痛みは移動するので、痛みがなくなるまで追いかけるようにつまんでいく。

筋肉痛はファシア痛だったのか、、

筋肉痛というと筋繊維が壊れたりし筋肉が痛んでいるというイメージですが、実は痛んでいる個所はファシアなのです。
さらにファシアには痛みを感じることが出来るセンサーがあることも分かっているそうです。

肩こりや腰痛などはファシアに原因があると考えられています。

1日2回のファシア体操で体をメンテナンスする

ファシアのゆるゆる度チェック
やり方:
①壁に頭と背中がかかとをつけた状態でまっすぐ立つ
②手のひらを下に向け 両腕を真横にゆっくりと上げていく
③ 痛みが出たところで手を上げるのをストップする
自分の腕が どのくらい上がっているのかを確認する。
腕が上がる角度は肩を水平にしたところから60度以上上がっているのが理想です。

1日2回の体操で体をメンテナンス
ファシアゆるゆる体操
①背筋を伸ばし 両手は 鎖骨の前に構え 両肘を肩より少し上げる
② 5秒かけて肘を後ろに引きながら、肩甲骨を寄せる イメージでゆっくりと腕を回す
③ 3から5回を1セットとして 朝夕1セットずつ行う
体が温まってきたら肩や肩甲骨を動かせているということ、つまり筋肉が柔らかくて柔軟になっているので痛みが出にくいということです。

ファシアで緩めて「姿勢改善」

猫背や肩こりに悩む人に、ファシアを緩める体操を行ってもらったところ、すぐに 姿勢が良くなり さらにお尻や ウエストの数値にも変化が出たという結果がありました。

肩周りのファシアを動かすことで、その刺激が背骨のファシアにも伝わり、 背骨が本来あるべき 位置に戻った、 または 肩甲骨を内側に寄せる「菱形筋」が活性化したことで 姿勢の改善が見られました。

パソコン作業やスマホの見過ぎで、現代の人はみんな姿勢が悪くて、長時間同じ姿勢でいるため肩や首がすごくこっているし、痛いと感じる人が多いと思います。

私は趣味のバイオリンで同じ姿勢でいたため、首と肩を痛めてしまいました。
このファシアのことを知って、自分で肩をつまんでケアしています。
あまりにひどい時は息子につまんでもらっていますが。
とにかくファシアをつまんではがすと本当に肩が軽くなり、動かしやすくなります。

でも生活習慣は変わらないので、毎回ファシアをはがす必要がありますが、、、

ファシアでほぐして「痛みを軽減」

肩・首凝りケア(片方ずつケア)

①肩の真ん中あたりから(こっていると思われる部分)ファシアをつまみゆらゆらはがす
②①出始めたところから首の付け根に向かって次のポイントを探し、ファシアをゆらゆらはす
③うなじの下あたりのファシアをゆらゆらはがす

首はつかみにくいのですが、こっているところはかたまりになっています。
何度か行っているとうまくつかめるようになります。
次はもう片方のケアを。
終了後肩の動きをチェックしてみましょう!

腰痛のファシアケア

①腰を前後左右に倒してどの方向に動かしたら痛みが出るかを確認する 
*痛みの範囲がピンポイントではなく 広範囲の場合
②痛みを感じる場所にファシアつまんでゆらゆらはがす
③痛みは移動していくので追いかけるようにして つまむ
終了後腰の動きをチェックしてみましょう!

膝のファシアケア

①膝のお皿の下から やや 内側にある骨が出っ張っている部分を「 鵞足」がそくといい、この部分のファシアをはがす
②がそくをつまんで ゆらゆらはがす
はがせない人は周囲からつまんでいくと だんだん その場所がつまめるようになる 痛みを追いかけ 効果を確認する
終了後膝の動きをチェックしてみましょう!

ファシアケアの注意点

ファシアケアで有効なのは、長く続くこりや慢性的な痛みに有効だと言われています。
特に私のような中高年の体にはとてもよいケアだと思っていますが、ねん挫や打撲など急性の痛みなどは、ファシアケアが逆効果となってしまう可能性もあるので行わないでください。

まとめ

普段の生活の中でも体がこったり、痛くなったりすることがありますよね。
そんな時、すぐに病院にいければいいのですが、時間的な問題などなかなか行けない場合にセルフケアできるといいなと思い記事にしました。

毎日の体のケアに役立てていただければ嬉しいです。

福田やよい
プロフィール
音声配信「耳から入れる心のビタミン」







この記事は100円に設定させていただいています。 ご購入頂ければ、 もっとこれからの励みになりますし、 また頑張りたいと元気がでます。 ぜひ応援をお願いします💕 ご購入いただいたおあ金で、 もっと勉強するために使わせていただきたいと思います✨