No.2「おとなの教養」~教養の正体~フジえもん
こんばんは、フジえもんです。
今週は、池上彰さん著作の「おとなの教養私たちはどこから来て、どこへ行くのか?」を読みました。
得た知見は、「教養の正体」です。
前書き
皆さん、「教養」とは何だと思っていますか?大学を経験していた方であれば 一般教養と呼ばれる講義を受けていたと思います。例えば経済学だったり法律学、哲学などなどいわゆる社会科目と呼ばれるような科目を受けていたことでしょう。なぜ我々は教養を学ばねばならないのでしょうか? 私は教養を学ぶ理由は社会問題を様々な角度から見るためだと思っています。社会問題は色々な側面を持っています。経済や文化、宗教など多岐にわたります。私たちはその全てのことについて知っていると言えるのでしょうか? よく知りもせずに「誰々がこう言ったから」「誰々の言っていることは正しい」と受身的に判断していませんか? 自分の頭でこれはどういうことなんだろうか或いはどういう仕組みで成り立っているのかそういったことを説明できますか?
なかなか難しいですよね。それは基礎知識という情報がないからです。義務教育の知識だけでは社会問題や社会現象について考えるにはやや不十分であると思われます。
それはニュースで何かがあった時にそれを解説するのが大学の教授あるいはその分野に明るい有識者と呼ばれる専門家であることからわかりますよね 。彼らは果たして義務教育レベルの情報だけで何かを解説しているでしょうか違いますよね。各々の専門分野だけでなく独学で自分の知らない分野のことを積極的に勉強をしているはずです。それは何かを伝える立場として欠かせないことです。一つの観点から物事を捉えることは偏向的な解説、発信になってしまいますよね。だから色々な角度から説明できるように新聞やニュースそれだけでなく書籍や映像などから様々な情報を得ているはず。
私達もそうやって教養を得れば少しは社会問題や社会現象などニュースで取り上げられていることへ違った見方、違う角度から意見を出すことができるでしょう。
教養の正体
池上さんは、以下のように述べています。
教養とは「すぐには役に立たないものである」
すぐに役立つものはすぐに役に立たなくなる。
逆を言えば
「すぐに役に立たないものはすぐに役に立たなくなることはない。」
つまり、すぐに役に立たないものは人生という長い長い時間で見ればずっと使える、役に立つものなんですね。 その例としてハーバード大学での教育をあげています。ハーバードでは学部4年間を通してリベラルアーツ教育を受けた後で、それぞれの専門の勉強をするために専門の大学院に行くのです。法律を学びたいならロースクールに行くし、医者になりたいのならメディカルスクールに行く。
それは「社会に出た時に新しいものが出てきて、それを自分で吸収し或いは自ら新しいものを作り出していく。そういうスキルを大学で教えるべきだと考えているから。」とのことです。
リベラルアーツ
リベラルアーツってご存知でしょうか?ヨーロッパの大学で、19世紀から20世紀まで以下の7科目を教えていたんだそうです。
自由な学問つまり「人を自由にする学問」を勉強していたんですね。
①文法
②修辞学
③論理学
④算術
⑤幾何学
⑥天文学
⑦音楽
現代教養の7科目
池上さんは、日本での現代教養は以下の7科目であると述べています。
①宗教
②宇宙
③人類の旅路
④人間と病気
⑤経済学
⑥歴史
⑦日本と日本人
確かに、これらをある程度抑えていれば、社会問題、現象のほとんどをカバーすることができるでしょうね。
残念ながら、どう学べばいいのかまでは書かれていないようです。
ただ、専門的な情報を収集する方法はいくらでもあるはず。私も、昨年の模索でいくつか見つけていました。それについては、後ほど別記事で共有します。
最後に
ということで、今日は教養の正体について、また一つ知見を増やすことができました。すぐに役に立たないものこそ学ぶべきだ。確かに、そうだと思いました。小手先のテクニックではなく、本質を抑える、基礎を抑えることで応用ができる、といったイメージでしょうか?
フジえもんはそう解釈しました。皆さんはどう解釈されましたか?
読んだことある方、これから読んでみようかな?と思った方、ぜひぜひコメントくださいね。
他にも「教養って○○とも言えるよね~」みたいな意見があればぜひぜひコメントください!難しく考えなくても、あなたなりの教養に対するイメージで結構です。コメントいただければ、他の人とも新たな考えを共有することができますし、なにより私自身が知見として得ることができます!
(コメント楽しみに待ってます!もちろん、スキも!)
みんなでコメントして、「教養って何だ?」というテーマについて考えてみましょう!
では。フジえもんでした。改めて今週読んだ本は、池上彰さん著作の「おとなの教養 私たちはどこから来て、どこへ行くのか?」でした~
気になった方はぜひぜひ書店やネットで買って読んでみてください!
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