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光に敏感に反応するお花「アネモネ」の秘密とは?

「アネモネ」という個性的で鮮やかなグラデーションのお花。

皆さんも一度は見たことがあると思います。

春になると、いけばなでもこのアネモネは大人気でよく使う花材の一つです。

また、植物画にも多く描かれていますね。

実はこのアネモネ、不思議な魅力のあるお花なのです。


♦アネモネの花言葉と神話

花言葉は、「はかない恋」

ギリシャ神話のアドニスに恋をする女神アフロディーテのお話からついた花言葉。

アドニスは狩りの最中に不慮の事故でなくなってしまいます。

彼の死を悲しんだ女神アフロディーテの涙アドニスの血から咲いた花が、アネモネとなったと言われています。

この二人の恋が叶わなかったことから「はかない恋」という花言葉になったと言われています。

英名は「wind flower」

ギリシアの自然哲学者テオフラストスがこのアネモネに対して用いた「風」を意味するギリシア語に由来するとも言われています。

他にもいろいろな諸説があるので、後で詳しく調べてみると楽しいかも知れませんね。

♦アネモネの特徴①

アネモネの鮮やかな花びらに見えるものは、実は「ガク」です。

中心の黒っぽい部分が「花」となり、パセリのようなはガクのつけ根にあります。

アネモネは花びらがない珍しいお花なのです。

♦アネモネの特徴②

アネモネは、に対してとても敏感です。

明るい光のときはガクが開き、暗くなるとガクを閉じます。

先日、アネモネをいけたときも同じような変化が見られました。


昼間はガクが完全に開いています。


夜になり光がなくなると閉じていきます。


そして、朝になるとまた開いてきます。


その繰り返しでお花が終わりに近づいてくると、今度は開いたままの状態になります。

アネモネは、人間のようで愛着がわく、とても興味深いお花です。

♦アネモネのいけ方

このことから、アネモネの切り花はあまり明るい光の場所にいけると終わりが近くなりやすいことになります。

アネモネをいけるときは、直射日光が直接当たる場所にはいけないようにしましょう。

アネモネと合わせるお花は、スイートピーチューリップがとてもお似合いです。

全体的に春らしいイメージでいけてみると素敵ですよ。

さあ、お部屋に春の可愛いお花をとりいれて春を楽しんでみましょう!

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