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FR0SCのこっち側 【FR0SC】

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“Inside FR0SC”。 FR0SCの中の人達が、活動の裏側や、考えていること、クリエイティブな活動を語ります。 (それぞれの記事は個人の見解であり団体を代表するものでは…
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#スキしてみて

猛暑日のワシントンDCで大学のバスに置き去りにされた話

集団行動できない人は置き去りにされる運命にある。今回は留学中に大学のアクティビティでワシントンDCへ遊びに行った際のお話。 留学中は普通の授業に加えて専門分野の特別講義や、美術館や博物館へ行くアクティビティが頻繁に開催されており、出席は取られないもののほぼ強制参加となっていた。 アクティビティに関してはかなり自由に行動できる上、入場料や交通費も大学が出してくれるため非常にお得。その中でもワシントンDCは一番のビッグイベントとなっており、ワクワクしながら当日を迎えた。 突然

パリピ度100%の謎集団にメルヘンの世界へ連行された話

メルヘンの世界と聞くとヨーロッパの街並みが思い浮かぶが、日本にもそんな世界が存在するらしい。 2019年の夏、留学から帰って間もない頃にそんなメルヘンの世界へ行こうとよくわからん集団に声をかけられ同行することになった。 メンバーは東大ボーイと慶應ボーイのラブラブカップル、森羅万象を司るイケメン元バスケ部、空飛ぶ天然天才理系女子、名家の生まれのグラマラス女王様……といった感じ。 文字にすると小学生の「ぼくのかんがえたさいきょうのパーティ」感が滲み出てきて恥ずかしくなってきた

日本海と恐竜を見に行ったら路面電車が田園を爆走していた話

タイトルだけでどこへ行ったのかわかる人いたらすごい。 2019年5月、世間は史上初の10連休に大騒ぎしていた時期だが、私の大学はそのような俗世界(天国)とは完全に隔離されていた。 というのも、嫌がらせのように連休をぶった切る形で通常通りの講義がねじ込まれ、結果としてただの3連休になるという有様。中間考査前ということもあり、休日も遊びに行くどころか大量の課題を消化するために消え去ってしまった。 そんなこんなで中間考査が一通り終了した月末の普通の土日に、福井へ行く用事ができた

幼少期の思い出と筋肉を取り戻しにチャリで走った話

突然だが、最近自宅の庭で育てていたジャガイモを収穫した。 めっちゃいも。 庭では10年ほど前から毎年ジャガイモを植え、オニユリの花が咲く頃に収穫するというのが恒例行事となっていた。 私が収穫を手伝ったのはかなり久しぶりで、昨年は留学、一昨年は教習所で授業を詰めすぎて忙殺、さらにその前は受験と、ここ数年参加できていなかった。 そんなわけで久しぶりに庭に出たわけなのだが、じっくり眺めていると庭の塀が以前に比べ低くなっている気がした。 これがたまに聞く子供の頃に見た景色が

夜行列車を使い0泊3日で大阪に行ってきた話

今回は初めての国内旅行のお話。しかも複数人旅行である。といっても二人だが。 私は基本的にソロプレイ専門のため複数人で旅行へ出かけるのは大変珍しいのだが、まだ高校を卒業直後の私にとって夜行列車は少し挑戦的であるという理由があった。 とはいえ私が立案したわけではなく、高校の友人(イニシャルをASCII変換して足すと159になるため以下159系と呼ぶ)が誘ってくれたのだ。 ちなみに私はなぜかいつも旅先でトラブルに巻き込まれる体質なのだが、159系も同様で高雄で飛行機が飛ばなかっ

地球一周したら日本の象徴が制服姿のJKであることに気づいた話

今日から日本文化を語るのに困ることはなさそうだ。 今回は留学から帰る途中でいろいろと寄り道しながらもようやく東京に戻った際のお話。 今までのまとめ本題に入る前に少し今までの旅の軌跡をまとめたい。 まず、アメリカにはLAから入国。5日間ほど滞在し、崖から滑り落ちたりアメリカ版コミケに参加したりした。 その後留学先のフィラデルフィアへ。鉄分補給も欠かさずに一ヶ月ほど勉強。留学後はアメリカを出るためNYへ。空港に一日放置されるという拷問を受ける。 そして偏西風に流されてイ

灼熱地獄のアブダビで死にかけた話

日本の夏は油断していると暑さで死にかけるが、アブダビでは油断しなくても死に直面する。 今回は前回のベネルクス3国に引き続き、留学から帰る途中でアブダビに立ち寄った際のお話。 アブダビについてアブダビはアラブ首長国連邦(UAE)を構成する首長国で、アブダビ市はUAEの首都となっている。 UAEと言えばドバイが有名だが、連邦の面積の80%はアブダビが占めており経済規模もアブダビが圧倒的に大きい。 ( Wikipedia より引用) とはいえアブダビの経済は石油依存の割合

雨のブリュッセルで駆け込み乗車に失敗した話

東京では毎日駆け込み乗車という名のエクストリームスポーツが開催されているが、私は参加したことがほとんどない。 今回は前回に続き、留学から帰る途中でベネルクス3国に立ち寄った際のお話。 なぜベネルクスへ?このパターンに飽きてきた感はあるが、またしても特に理由はなく、予約した最安の飛行機の便がアムステルダム発のため、ナンシーからアムステルダムまで移動する必要があったのである。 そしてついでにルクセンブルクとブリュッセルに寄り道していこうという思惑だ。 ルクセンブルクへナンシ

大きく曲ったクネクネの木

就活もしていない、バイト以外働いたこと無い。特に才能も無い 普段楽観的な私ですが、たまに自分の無能さに不安を感じることがあります。 そんな時中国の古典荘子は、「無能なままでいいんだよ。」と語りかけてくれます。 真っ直ぐな木とクネクネの木昔、恵施という人がいました。 その人は荘子に向かって、言いました。  「自分家には大木がある。根本はボコボコしていて到底まっすぐにはならない。その枝はというと、クネクネしている。こんな木はとても木材には適さず使い道が無い。」 そして

社会運動の参加を強制しないで。私はもっと一人で考えたい

どうせみんな偽善者だ。 フェミニズムとかBlackLivesMatterに参加している人だってもう偽善者にしか見えない。これが正義だなんて SNSで言っても、みんな隣にいる人と対話しようとなんてしない。自分がまるで完璧な善人であるかのように自分の犯した間違いとは向き合おうとしないじゃないか。 私は悲しい。 「声をあげないのは差別しているのと一緒だ」って参加を強制しないでよ。 友人と差別について議論して学んで、私は心から変わりたいと望んでいる。でも、SNSで自分の意見を

限界生活と、ちょっと丁寧なミルクティー作りの話

4:41 AM。 ようやく仕事がおわり、Macのディプレイを静かにたたむ。外は心地の良い雨模様で、特有の匂いと音が、軽やかな朝の新鮮な空気と一緒に、心を包み込んでくれる。世界が消えてしまって、世界だけが自分の味方みたいな、脳がチーズみたいに溶け出したような感覚と、疲れとに押しつぶされそうになりながら、水を飲んでシャワーを浴びに行く。 お風呂に入っているときにいいアイデアが浮かぶというのは、経験的にも、研究的にも裏付けが色々あるらしい。でも私は、あぐねいた思いを逐次処理する