たふみ

生きてるかも

たふみ

生きてるかも

マガジン

  • FR0SCのこっち側 【FR0SC】

    • 134本

    “Inside FR0SC”。 FR0SCの中の人達が、活動の裏側や、考えていること、クリエイティブな活動を語ります。 (それぞれの記事は個人の見解であり団体を代表するものではありません)

  • DE LIKER

  • フロントエンドエンジニアとデザイナーのここが困った伝言板

    • 4本

    フロントエンドエンジニア←→デザイナー 間の困った!分からん!をnote毎に提案して誰かが答えたりするための伝言板です。

  • この英語、どう訳した?

    アプリやサイトなどを 英→日 翻訳する中で、迷ったり、いい感じのが思いつかなかったりすることが日々あります。そういうものを残していきます。 もともとMediumで公開していたものの続きです。

最近の記事

分かれ道

私は選ぶことが苦手である。正確に言うと、もう二度と選ぶことができない選択肢を選ぶことが苦手である。 2023年8月1日、不可逆な選択をした。これまでの人生が静かに崩れるような、何も見えない暗闇に近づくような、そういう感覚がする。 まるでどこか他人事のような、自分で決めたとは言っていないような、それはある意味正しいと思う。私は私のことを自分で決めたくない、決め方がわからないのかもしれない。 でも。ずっとこうするべきだった。何年も前からわかっていた。自分で考えて、自分の足で、

    • 「あ、共感とかじゃなくて。」

      私にとって会話とは、生きている時間を少しずつ出し合って、同じ時に同じ空間を共有し、お互いの思想や感情を交換し合うもので、双方向の営みの離散的な集合物であると思う。 だから私は私の中にある、つい「あ、共感とかじゃなくて。」と言ってしまうそうになることは、そうなりそうな相手には喋らない取り決めをしている。 そもそも私があなたの共感を「そうじゃなくて」ということは大変に傲慢なことである。これは私が、という話であり、あなたが私に、ということではない。 “How I feel is

      • 余章

        終章という記事を書いてから、4年が経ちました。4月、別れの卒業です。文章が若いというか青い。 4年間をじっくり振り返りたくて、この記事をしたためてます。書き始めたのがちょうど卒業式の日なので、4月になる前までには書ききれると信じています。頑張れ自分。 ※ごめんよ書ききれなかった… まず、もともとこの大学にいることは私の本望ではなかったです。4年間いればかわると信じてましたが、このコンプレックスだけは変わることがなく、重い足かせとして今も、そしてこれからも引きずっていくので

        • 小豆島旅行記 〜阿列布収穫物語〜

          オリーブを和名で書くと阿列布らしい。30秒前にググった。まんまだけど知らないと書けない。いや,知ってても書けない気がする。無理矢理にも程がある。 ところでオリーブの栽培は日本では小豆島が盛んであるのは有名だろう。これには様々な理由がある(大変良くまとまったリンクを置いておく)らしく,この小さい島で日本一の生産量を誇っているのはなんとも興味深い。 ところで私はなぜだか,何かのご縁でこの島に複数回訪れている。人生で飛行機を使った回数くらい来ている。謎だ。 この島の雰囲気が好

        分かれ道

        マガジン

        • FR0SCのこっち側 【FR0SC】
          134本
        • DE LIKER
          20本
        • フロントエンドエンジニアとデザイナーのここが困った伝言板
          4本
        • この英語、どう訳した?
          3本

        記事

          「via」ってどう訳した?

          今回は「via」の話です。ちょっとマニアックですね。 前回はAboutについて書きました。 いざ訳そうとして,「via」に出会うと一瞬考えてしまいます。 普通は,「Share this content via Twitter」とか,「This episode is available via App Store」とか(例がてきとうですみません,普通はonを使うのが自然な気がするのですが,あまり思いつかなくて…),そんな使い方だとおもいます。〜を経由して,とか,そういうイメ

          「via」ってどう訳した?

          「記憶の珍味」展に行ってみた

          * 展示のネタバレ?を含みますので、いく予定がある方・ちょっとでも行ってみようと思っている方は、行ってから読むことをおすすめします。体験としてはすごくレベルが高くてよいものでした。 もともと記憶の珍味展には興味がありました。ただ、行こうと予定していたのが3月で、ご存知の通りの原因で開催が中断され、行けないまま半年が過ぎてしまいました。 そんなとき、Twitterで記憶の珍味展が再開するという情報を得たのです。だから行ってみることにしました。なんてシンプルな構図。 今回はそ

          「記憶の珍味」展に行ってみた

          「About」ってどう訳した?(またはアバウトなAboutの話)

          アプリのローカライゼーションの文脈で、訳すのが難しい語のトップ5に入ると思うのが「About」です。 (前回はSubscriptionについて書きました) なぜでしょう?これを説明するには、少し背景が必要です。 日本語へのローカライゼーションが必要になる際、依頼の多くは英語から日本語です。私が関わっているアプリはもともと中国の開発チームですが、それでも基準を英語として、そこから様々な言語に翻訳されます。 そして、英語表記のアプリを使ったことがある方なら(あるいは日本語

          「About」ってどう訳した?(またはアバウトなAboutの話)

          「Subscription (Subscribe)」ってどう訳した?

          今日のワードは「Subscription (Subscribe)」です。 以前から翻訳に携わっているアプリで、このワードが出てきたのが4,5年前のことだと記憶しています。ちょうどApple Musicが始まる頃でしょうか? 今なら、多くの方が「サブスクリプション」と片仮名にしてしまうことと思います。今なら私もそうするかもしれません。 当時は少し事情が違って、まだサブスクリプションという言葉がそんなに浸透していない気がしました。そんなときに、さてさて、いかに訳したものか…と結

          「Subscription (Subscribe)」ってどう訳した?

          空を切り取る 2

          いろんな一瞬を切り取ろうと思って買ったカメラ。 日常が壊れて、ちょっとおもっていたのと違ったけど。 私の感じる、空。 やっと写真に写った気がする。 おかえり。 おわり

          空を切り取る 2

          GitHub Packagesでnpm packageを公開する際の罠

          Mediumがくっっっっっっそ重くて(たぶん内部エラー、CDN乗るまで待ってるとか…? いやそんな馬鹿なことはしないよね…) 書いた記事もまともに読めんのでここに一時退避 TL;DRpackageのscopeを指定し忘れていると、 yarn publish はsuccessするのに、GitHubのPackagesには公開されない。 Details package.jsonに "publishConfig": { "registry": "https://npm.pkg.

          GitHub Packagesでnpm packageを公開する際の罠

          空を切り取る 1

          カメラを構えるというのは、その瞬間の、ある世界を、一部だけ切り取る行為だ。 150分の1秒の、空が魅せる表情を、狙う。 まだまだ、ベストな表情を残せている気はしないけれども。 作風が、定まらないけれども。 探していく。 おわり

          空を切り取る 1

          スマホカメラ原理主義者、カメラを買う

          いまさらカメラを買いました。Panasonic LUMIXのgx7mk2という型落ちモデルです。 私は、スマホカメラ原理主義者です。 Pixelシリーズを御覧なさい、カメラがソフトウェアによって進化していきますよ。こんなにおもしろいカメラがかつてあったでしょうか。 しかもとても美しく撮れる。ポートレートモードもすごい。もう何も文句はないです。 というわけで、いままで、誰に何を勧められようとも、カメラは買わん! という頑固親父を貫いてきました。 じゃあ、なぜいまさら、カメ

          スマホカメラ原理主義者、カメラを買う

          外出れないし、関東だけど胡椒を育ててみるっ

          普通、胡椒は沖縄とか、あたたかいところで育つ植物です。寒いのは苦手です。…なんだか自己紹介みたいですね。私も冬は苦手です。 今回、私が手に入れたのは、「黒胡椒」と呼ばれる品種らしいです。寒さに強いとかではなく、もろフツーの胡椒です。そうです、みなさんが今食べてるやつです。黒いやつね。 入手経路はちょっと内緒です😝 あ、別にやましいことがあるわけじゃなくて、ちょっと個人的なことになるので… っていうだけですからねっ! 「アフターコロナ」「withコロナ」とか言われて、これが

          外出れないし、関東だけど胡椒を育ててみるっ

          振り返ったら人生にめっちゃ影響してた本たち

          このFR0M SCRATCHのこっち側マガジンは、FR0M SCRATCHの中の人達が当番制で好きに書いてます! そんな個性豊かなチームでのやり取りは基本Discordで、メンバーの1人から リレーコラムでもいいけど例えば「あなたの人生を変えた本は何?」っていうお題でNote書くとか という提案があったので、便乗して書いてみることにしました。 ただ、何かを「変える」という表現は好きじゃないので、「めっちゃ影響してた」にしました(ごめんね!)。 よくソフトウェアで「世界を

          振り返ったら人生にめっちゃ影響してた本たち

          1杯のラーメンができるまでを、0から、原材料を作るところから見てみよう

          ラーメンって、日本にいると特に珍しくもないですよね。私がアメリカに英語研修行ってた時、夢を語れ(Yume Wo Katare)という有名なラーメン屋さんが目と鼻の先にあったんですが、結局行かずじまいでした。人間2ヶ月くらいはラーメン食べなくても生きられるみたいですっ(n=1)。 …ここで問題ですっ! その、1杯のラーメンって、どうやってできてるでしょーか!わたしたちは、実際にそれを追いかけてみました。当たり前の裏にあるものを探しに行きます。キーワードは「15ヶ月と5974k

          1杯のラーメンができるまでを、0から、原材料を作るところから見てみよう

          ブランディング裏話【case: FR0M SCRATCH】

          ブランディング、大変ですよね。インハウスデザイナーにとってもきついし、外部からの参画でもきついです。どちらもきついことには変わりないですが、見えている世界が全く違うので苦悩ドメインが異なる気がしてます。私も、いつかは、つらくない境地に達したいです…。まだまだ未熟な青二才ですが、記事を書いてみます。 今回は、わりと小手先の、かなり狭義の意味における、brandingのcase studyの話をします。立ち上げ後の混乱[1]期にてjoinしたin-houseのdesigner目

          ブランディング裏話【case: FR0M SCRATCH】