隠れ学習障がい(LD)を様子見してはいけない理由!
こんにちは!
いつもご覧いただきありがとうございます。
大阪府枚方市、ひらパーの近くにある個性ある子の個別指導塾フォレスト個別指導塾枚方校の西川です。
(発達障害、学習障害、不登校、グレーゾーンの児童生徒さんも大歓迎です!)
朝晩はだいぶ冷え込んできましたね。。
この時期はどうしても体調を崩しやすい時期ですのでくれぐれも
お気をつけくださいネ
昨日はLD(学習障害)についての大まかな解説をしましたが
今日はもう少し詳しいお話をしていきますね!
LDとよく一緒に出てくるワードで ディスレキシアという言葉を聞いたことはありませんか?
ディスレキシアとは「読字障害」と訳され 文字を読むことが苦手な状態を示す用語です。
他にもディスグラフィア(書字障害)やディスカリキュア(計算障害)などもあります。
実は学習障害という概念はあいまいなところがあり欧米の学習障害と日本の学習障害は
同じ「学習障害」という言葉でも示している状態が違うこともあります。
欧米タイプのLDはディスレキシア(読字障害)などのように 「特定の分野1つだけが苦手」
というケースが多く、IQも問題なく高いので読むことが極端に苦手でどうしても習得が進まない!
と言うことであれば聞いたり話すなど他の得意な能力を使ってカバーをすればいいんです。
俳優のトム・クルーズがセリフを覚える時に他の人に台本を読んでもらった録音を繰り返し聞いている、
という話は有名ですよね^ ^
ところが・・・日本で言うLDは色々な特性が混合しているケースが多いため本当に「読めないだけ」
「書けないだけ」のLDタイプは少ない、と言われています。日本のLDタイプは全般的に理解や言葉、
記憶が苦手で授業についていけなくなってくる、と言う場合が多いんです。
さらに全般的に理解や言葉、記憶が苦手だと学校の勉強だけでなく日常生活での会話や行動習慣の習得
などでつまずいてしまい人間関係や仕事を学んでいく上でも苦労するケースが少なくありません。
ですから日本の読み書きが苦手な子は聞く・話すチカラも弱い場合が多いので得意な能力で苦手をカバーすればいい!
と安易に考えられるほど単純なものでもないんです><よく発達障害の人は才能があるから大丈夫!
と言われることもありますがここまでお話ししたように欧米タイプのLDと日本人のLDは違います。
理解、言葉、記憶が苦手、と言うのは生涯の生活に関わるのでやはり改善しておいた方がいい。
だから読み書きにこだわって理解力や言語能力そのものの発達を後回しにするのではなく
聞く、話すことを通して理解力や記憶のチカラを上げれば人生での困りごとも解消していく!
と言うことになります。
そして私は誤解を恐れず言いますと、これからの時代は読み書きにはこだわらなくていいと考えています。
学校時代は確かに困ることもありますが社会に出ると字を書く機会って本当に少なくて
実は自筆で書くのって名前、住所、数字くらいですよね。学歴があっても人生は保証されないのが今の時代。
だったら苦手な読み書きで自信をなくしたり学校に行けなくなるくらいの
ストレス、反発心を募らせるくらいなら理解力を伸ばすことで自学ができる子に育て、
自分のやりたいことや夢に向かって没頭できる人生を送らせてあげたい!
私はそう考えています。
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