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鹿島アントラーズ

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鹿島アントラーズにまつわる物語
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記事一覧

鹿島アントラーズ前半戦採点(2列目・FW)

 公式戦に出場した選手を10点満点、平均は6.0で採点してみる。平等ではなく公平に、その選手が本来持つ能力や、立場も考慮した。
 GK・DF・ボランチはこちら

土居 5.5
 もう何年も、聖真が輝いてこそだと思い続けているが物足りない。もちろん役割はこなし、瞬間的な輝きもある。でも土居聖真がそれで満足していいはずがない。

荒木 4.5
 レネのサッカーに合わなかったのは理解できるが、岩政監督の

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鹿島アントラーズ前半戦採点(GK・DF・ボランチ)

公式戦に出場した選手を10点満点、平均は6.0で採点してみる。平等ではなく公平に、その選手が本来持つ能力や、立場も考慮した。

チーム 6.0
 2つのカップ戦は勝ち残り、リーグ戦も「ねーよ」とは言えない差に踏みとどまっている。もう少し早く立て直せた気もするが、必要だった紆余曲折なのかもしれない。その評価は今季終了後ではなく何年か後になるのだろう。

早川 ⒎0
 ビルドアップにおける顔の出し方と

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あてにならない予報 〜鹿島アントラーズvs川崎フロンターレ

あてにならない予報 〜鹿島アントラーズvs川崎フロンターレ

 開幕前の天気予報では、川崎戦の日には傘マークがついていた。
 ところが、開幕戦で京都に勝ったあと、曇り予報になっていた。
 そして迎えたホームカシマでの初戦、最近の春の気配を消し去るような寒々しい雨に打たれた。

 開幕戦の勝利は確かに大きかったが、プレシーズンの不安を払拭するものではなかった。変則的な4バックによるビルドアップも左右非対称にした幅の取り方も諦め、キャンプ当初の優磨インサイドハー

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TM 鹿島アントラーズvs東京ヴェルディ 〜妥協ではない4-4-2

TM 鹿島アントラーズvs東京ヴェルディ 〜妥協ではない4-4-2

1・2本目(0-0,0-0)

   早川
常本 植田 関川 佐野
    樋口    ピトゥカ
師岡(聖真)           藤井 
 荒木(知念) 優磨
※2本目途中で樋口→荒木、藤井→師岡、知念→藤井

 1本目、立ち上がりはかなり苦戦した。ヴェルディのプレスをまともに受け余裕が無かった。ここで岩政監督が叫んだ。
 「全部空いてるじゃん!全部フリーだよ!」
 鹿島はボールを持ったとき全体

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信頼がもたらすもの 〜鹿島アントラーズvsアビスパ福岡

 93分、ふらふらになった身体で収めたボールを、左足でそっと送り出した。
 スペースへ流されたパスは、不調に喘ぐ同胞の独走と、歓喜の爆発を導いた。
 これまではベンチに座っていた時間に、ディエゴ・ピトゥカはピッチで。

 序盤から、最近すっかり見なくなった光景が広がる。
 ボランチが最終ラインに落ち、相手の2トップに対して3枚でビルドアップを開始する。そこから、間に顔を出す聖真や優磨にグラウンダー

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冬におわり春にはじまる ~鹿島アントラーズの2022年

冬におわり春にはじまる ~鹿島アントラーズの2022年

 昨年の12月、仙台で味噌味の牛タンを食した。
 少し変化球な選択をしたのは、目当ての店が閉まっていたこともあるが、やはり何年にもわたり仙台に行きすぎたからであろうか。それに東京で気軽に食べられるところに入る気にはなれなかった。
 店のテレビでは、当日に行われた楽天イーグルスのファン感謝祭の模様が放送されていて、田中将大が実家に戻った長男のようであった。少なくとも2022年には仙台に来そうもないの

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鹿島アントラーズとOBたちとの幸福な関係

鹿島アントラーズとOBたちとの幸福な関係

 僕がサッカーの奥深さを初めて知ったのは、相馬直樹のプレーからだった。
 いてほしい場所に、いてほしい時にいる。頬を膨らませながら走り、左サイドを支配する背番号7の姿は、1人の少年をサッカーの虜にしていった。
 僕にとって相馬監督は待望だった。
 一方で選手としての鹿島との別れ方を見ると、叶わぬ夢とも思っていた。
 だからザーゴ監督のもとでコーチになると聞いた時、喜びしかなかった。近いうちに監督に

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鹿島らしいサッカーとは ポジション別・守備編

長くタイトルから遠ざかっている鹿島アントラーズが、再び栄光のときを迎えるために必要なことは何か。
 現代サッカーに適応することは当然だが、基礎からの作りなおし、180度違うことをやるのは難しいし、やるべきではない。培ってきたことを捨てるのではなく、どうアップデートするか。選手どうしの連携や感覚で行ってきたことを体系化するか。
 僕はこれまでの鹿島らしさを「後の先」と表現したが、ポジションごとのプレ

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鹿島らしいサッカーとは ポジション別・攻撃編

 長くタイトルから遠ざかっている鹿島アントラーズが、再び栄光のときを迎えるために必要なことは何か。
 現代サッカーに適応することは当然だが、基礎からの作りなおし、180度違うことをやるのは難しいし、やるべきではない。培ってきたことを捨てるのではなく、どうアップデートするか。選手どうしの連携や感覚で行ってきたことを体系化するか。
 僕はこれまでの鹿島らしさを「後の先」と表現したが、ポジションごとのプ

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相馬直樹がアントラーズの監督であり続けるべき理由

相馬直樹がアントラーズの監督であり続けるべき理由

 ザーゴ解任を受けて就任した相馬監督は、それなりのペースで勝ちを積み重ねているが、安定した強さとまではいかず、ルヴァン杯では敗退した。
 クラブの方向性が曖昧ななかで、彼が来年以降どのように処遇されるかを気にしている。これまでの監督キャリアを見れば、バラバラのチームを整理することはできるが、果たして更なる高みに連れて行ってくれるかは分からない。
 しかし、そもそも高みとはどこなのか。それが明確でな

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鹿島アントラーズらしさと、低迷の原因

 僕が考える鹿島らしさを、書きながら整理してみる。ただテーマが壮大すぎるので最初に言い訳を。
 僕はただの素人サポーターなので当然「これが正解です」と言うつもりは毛頭ない。また、世代的な問題で、イメージは第1期セレーゾ政権以降、特にオリベイラ監督や石井監督の鹿島である。歴代最強は97年のジョアン・カルロス時代と言われることもあるが、そのサッカーの内容までは記憶に残っていないのでご容赦願いたい。
 

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11年前、永木亮太との出会い

 2010年7月、南アフリカW杯による中断明けの初戦、鹿島アントラーズは湘南ベルマーレをホームに迎えた。ようやく再開したJリーグで昇格組と戦う王者は、義務とも言える勝ち点3を積み上げた。
 W杯期間中は、岡田監督による篤人の扱いに怒りを覚えて日本代表の躍進には気が向かず、李正秀のゴールとオリベイラ監督の解説に癒されながら、僕たちの日常が帰ってくるのを待ちわびていた。
 しかし湘南戦は、再開の喜びも

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恐怖の反動、ザーゴがやるべきだったこと ~2021.2.27 鹿島vs清水~

 一見あたたかな日差しが降り注いだ鹿嶋の街には、身に染みるほどの冷たい風が吹きすさんでいた。
 春の訪れと冬の名残は、後者が優勢だった。

 エヴェラウドのヘッドが権田にセーブされたり、土居のシュートがポストやバーを叩いたりするたび、2020年2月の広島や、7月の川崎を思い出した。公式戦3連敗の冬がコロナによって中断され、一足とびに訪れる夏に抱いた希望が何度も、何度も跳ね返された昨シーズン序盤のト

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戦いのベクトルと,壊れかけたもの ~2020年の鹿島アントラーズ~

 ゴールラインを割ったボールを素早くセットし、瞬く間に蹴られたボールは、しかし味方につながることなくタッチラインを割った。
 それでもザーゴは「沖、ナイス」と叫んだ。試合中に、沖の注意を引き付けてまで。
 僕は強烈な違和感を覚えた。

 序盤の連敗と中盤の連勝を経て、ACL出場権を手にするまであと一歩のところまできた、2020年J1最終節のセレッソ大阪戦。鹿島は勝つしかなかったが、勝てば少なくとも

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