人の心を動かすのは堂々としている人だけじゃない。
過去に何度も思った。
「こんな自分はイヤだ」
「あの人のようになりたい」
ウジウジしている自分とちがって
堂々としている人にすごく憧れていた。
周りから一目置かれていて
求められて。
それがすごくキラキラ輝いてみえて。
羨ましい。
そう思っていた。
「私もあんな風になりたい」って。
誰かに必要とされたい自分
誰かの役に立ちたい自分
求められたい自分
例えるなら、
週刊少年ジャンプで連載中の
僕のヒーローアカデミアに出てくる
No.1ヒーロー。オールマイトのような存在が
当てはまる。
助けてくれるだけじゃなく、
絶対的な安心をもたらしてくれる平和の象徴。
私もああなりたいと思っていた。
思っていたで、過去になるのだけど。
No.1はあまりにも遠い存在だなと思ったから。
いつかなれるかもしれないけど
何年、何十年先かもしれない。
そもそもなれない可能性の方が高いと思った。
自分はなにも残せないのかなと
ちょっと怖くもなり、悲しくもなったけど、
オールマイトじゃなくても、周りに大きな影響を与えている人物はいた。
それが、主人公のデク君。
無個性で小さいころから幼馴染にいじめられていたデク君。
それでもヒーローになることを諦められなくて。
そんなとき、オールマイトに出会って
後継者になって力を受け継いだわけなのだが、
もともと自分の力じゃなかったから
それはもう最初は苦戦していた。
腕が折れたり、変色してボロボロになったり。
それでも、
「どうすれば使いこなせるのか」
考えることを諦めなかった。
なにより行動にうつして力をものにしていった。
そんな姿をクラスメイトも先生も見ていて。
デク君の一生懸命さに影響を受けて、
それぞれ、自分の課題に向き合って成長していったクラスメイトに、
「オールマイトじゃなくても、デク君のように自分と向き合って生きていたら見てくれる人はいる」
心動かされる人はいるんだと学んだ。
テレビや漫画で観ていた私がまさにそうだから。
大きな存在を目指すのは悪いことじゃないけど、
今の自分と向き合っていたら、いつの間にか辿り着いているんじゃないかなと
そんな前向きに考えられるようになった。
昔の私はオールマイトのような存在に憧れていたけど、
体調のことや生活のこと。
問題はいろいろあるけど、自分と向き合って今の自分でもいいって思えるようになった。
それは紛れもなく自分なりに考えて、
怖いけど一歩ずつ自分の世界を広げていったからだと思っている。
これからもデク君のように、一歩ずつでも確実に成長していきたいと思っている。
私はまだまだ知らないことだらけだから。
日本に生まれたのに、47都道府県のうち
両手で数えられるほどしか訪れていない。
死ぬまでに行きたいところはたくさんある。
そんな夢を叶えるためにも
これからも挑戦していこうと思っています。
ちなみに。
私はオールマイトに憧れていたけど
ホークスが好きです。
【サイトマップ】
過去の記事や、つぶやきはこちらにございます。
あなた様の心に響く記事がありますように。