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脳のエネルギーは【糖】

さて、皆さん。炭水化物抜き(糖質抜き)ダイエットに即効性があることはご存じですね。
でもこれをあまりにも極端にやることは私はオススメしていません。

今回は糖の必要性について考えてみたいと思います。

主食と聞いて思い出すものは何でしょうか?

ご飯(米飯)、パスタ、中華麺、トウモロコシ、ジャガイモなどなど。
そもそも主食とは、エネルギーを摂取するために必要な食事のことを指します。特に脳の主なエネルギーは炭水化物ですから要はこの主食がそれと言えるでしょう。主に食べる物=体にとって必要なものだから主に食べるということでしょう。

昨今、糖質抜きダイエットが流行っており、糖が悪者のように考えられていますが、本当にそうなのでしょうか。

炭水化物はブドウ糖に分解されてそれがエネルギーとして使われるため、これを摂取しないと脂肪や筋肉を分解してエネルギーを作り出すと言われています。そのため、糖質抜きダイエットを行うと簡単に成果が得られます。
しかし、これを長期間行っていると、まず注意力が散漫となり、仕事などでミスをしがちになるそうです。
特に危ないのが運転ですね。以前、この糖質抜きダイエットを長期間行った方が交通事故を起こしたと聞きました。

これがさらに長期間続くと脳卒中の危険性もあるそうです。

また、明治時代初頭にドイツ人のベルク医師がこんな実験をしたそうです。

江戸から日光まで馬では6回乗り継いだのに、人力車ではたった1人で引いて行ったそうです。車夫の主な食事内容は
玄米・味噌・豆・野菜・たまに魚
という粗食でした。これに驚いたベルク医師はこの車夫に
牛乳・バター・肉
を食べさせてみたところ、2週間 (3日と言う説も) で走れなくなったとか。

結局、元の食事に戻したらまた復活して走れるようになったそうです。
また、女性の母乳も驚くほど出ていたと言われています。

参考文献:臨済宗大本山円覚寺 お弁当の話

炭水化物が悪いとか、タンパク質が悪いとか、脂肪が悪いとか、そういうことではなく摂らないということの弊害があると言うことを頭の片隅に覚えていていただきたいです。

ダイエットは、長期的に継続できる範囲で行うことが体にとって一番負担が軽く、リバウンドが少ないと思います。当店の会員さまには常日頃からそのようのお伝えして、実行している方が多いです。

そこでオススメするのは量を減らすということ。
食べないのではなく「減らす」です。
・お弁当のご飯を半分にする
・お寿司のシャリを半分にする
・4枚切りのパンを半分にする
・150g食べていたパスタを80gくらいにして野菜をプラスする
などなど。やろうと思ったら意外と出来るものです。

1日最低でもご飯は100g以上、食パンも6枚切り1枚以上は食べて欲しいものですね。

一緒に頑張りましょう。


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