トレーニング継続に重要なたった一つのこと
Twitterを最近始めました。アカウントは残していたものの、フォロワー数に一喜一憂したり一般人の愚痴や内容のないくだらないつぶやきに共感できず全く生かしてませんでした。ですが地震速報がヤフーニュースより早いということを知ったことをきっかけに、この変化の激しい不確実な時代において大きな可能性を感じてTwitterを活用し、最近多くのツイートをしていますが、全く誰も反応してくれません。かわいそうだと思ってくれた方、清きフォローをお願いします。
1.なんのためにトレーニングするの?
そもそもどうして皆、ランニングだの、トレーニングだの、わざわざ苦痛を強いてまで積極果敢に取り組むのか。それはSNSを通じて「頑張っている自分を他人に見せたい」のだとしたら、周回遅れの時代遅れ。その外圧を生かして自分の惰性に火をつけて目的達成するならそれは素晴らしいことだと思う。
1.)筋肉量減少
まずはモータリゼーション化が進んだ。都心の人は公共の交通機関も多いが、地方に行くとそれは深刻で僕の地元は雪国だから、車での移動が当たり前。それに伴い当然ながら運動量が減る。
そしてIT化が進んだ。この10年余りで人類はインターネットという媒体を手にしたことで、利便性は増し、こうしてコロナというパンデミックにおいても都心の多くの人はリモートワークができるようになった。それによって当たり前に活動量が減った。
思春期以降、成長ホルモンなどの働きで筋肉や骨が大きく丈夫になり、20歳前後にその人の体格が決まり、そのときの筋肉量が生涯で最も多い。衰え方には個人差があるが、30歳から50歳までは年0.5%~0.7%の割合で筋肉量が減り、50歳(女性なら40代から)その減少率は年々加速すると言われている。80歳になると筋肉量は20歳の半分となる。
基礎代謝量の20-30%を筋肉が占めているので、加齢で筋肉量が減ると必然的に消費カロリーが落ちる。「齢を重ねるごとに代謝が落ちる」とはこのことだ。
2.)健康寿命
ちなみに、日本人の寿命は延び、2016年厚生労働省の発表によると男性80.98歳、女性87.14歳。女性の方が6歳近く長生きしている。
一方で、医療や介護に依存せず自立できる健康寿命は男性で72.14歳、女性は74.79歳。女性の方が筋肉量を維持しにくいことを意味する。
当然ながらただ長く生きることよりも、どれだけ自分の脚で自分の頭で生きるか、自分以外の誰かにその主導権を渡したところで誰も納得しない。
3.)痩せたいなら筋肉量を増やす
あなたは筋トレしていてどれだけ筋肉量が増えまたは減り、それに一喜一憂していますか?ボディビルダーでさえ、1年あたりに増えるのは2kgと言います。
その時の水分量によって多分に変わり得る(一般の体重計だと体脂肪5%前後するという)その筋肉量(体重)で一喜一憂することの無意味さを感じることができますか?
筋肉量1kg増やすことで、消費カロリー一日当たり最大50kcal増えるらしい。例えば1年でこの消費カロリー分増えたら1万8250kcal。脂肪1kal消費するのに必要な消費量は7200kcalなので、割り算で2.5kgも理論上痩せていく計算になる。いつもと同じ食事量なのに痩せられていないじゃないか。
2.継続の難しさ
こうして減っていく筋肉量を落とさないように、皆トレーニングに精を尽くし、体脂肪を減らそうと走っている。
筋トレの効果は、いかに筋肉量を維持増進させるという要素以外に、いかに自分の体を良く見せるか(ボディメイクするか)という観点がある。必ずしも体脂肪が低いことがいい身体とは限らない。
それが筋トレのおもしろいところ。これまで鍛えてこなかった部位を鍛えることで自分の体は見違えたように変化して見える。男性が大胸筋を鍛えることのメリットの最たる例だ。
1.)疑心暗鬼
私たちがそれを継続することは簡単なことではない。区民センターで皆が着々と成果を出していたら我々トレーナーの出番はない。どの時間でも利用できるジムだとしても、継続が難しい。
まずはこのやり方でいいのだろうかと不安に思いながらながらも継続してみるが、自信もないのでこのまま継続することに焦りを感じ、そのうち効果を感じることも減りそこで少しずつおざなりになっていく。
その辺にいるジムスタッフに聞いてみるとフォームが間違っていないことが確認できる。でも、そもそもジムスタッフが近くにいない!
トレーニングはよほど間違えたやり方でない限り、成果が出るということが科学的に証明されている。
2.)意志力のちから
重要なのはここから。
どれだけ方法を理解し自信を持って積み重ねようとしても、それを着実に、毎回自分の限界を超えるように力を尽くすのは、決して簡単なことではない。同じウェイトなのに前回よりもはるかにきつく感じることもあると、残り3回のところで「今日は調子悪いな」と精神がブレーキをかけてしまう。今日は寝不足だからと、体調が芳しくないことを言い訳にやめてしまう。
筋力を維持する上ではそれでもいい。でも、そのほんの少しの気の弛みが「まあいいか」を惰性的に積み重ね、それが日常生活にも及び結局自分に甘え、「太ったら動けばいい」と立ち直り、そのうちやらないことが当たり前になっていく。
3.)監視の目
結局のところ、言い訳なのだ。
他者の目があると、言い訳が影を潜め、俄然さぼりにくくなる。自分自身方法が間違えていないとわかっているなら、いかにさぼらないような仕組みを作っていくかが重要である。
なんなら、友達や学生バイト1時間3000円で雇って、トレーニング中に目の前にただいてもらうだけでも一定の効果は出ると思う。そこに投資して、自分の情けないところを見せるわけにはいかないから。
3.一番重要なこと
僕はトレーナーだから、宣伝のためにパーソナルトレーナーをつけろといっているのではない。結局のところ、自分が言い訳をせず、意志力に頼らない環境が大事なのである。
自分でなんとかできるなら、わざわざ金を使ってトレーナーを雇う必要なんて全くない。でも、それができないことが分かっているから我々の仕事というものが存在する。
自分の意志を使わずして継続できる環境に身を置くこと。
これだけでジムに行く人の大方のイシューは解決すると思う。僕が個人的におススメするのはこちら
”セミパーソナル”という形で最も効率的に、個々のニーズに合わせてトレーニング環境を整備した、日本での先駆者にして美しくて最大の(現在5店舗)スモールジムだ。
月額19,000円(外税)で月に週2回まで利用可能なので、1回あたり2,200円ほどである。僕はここのエリアマネージャーとして現場にも立たせてもらっている。ここのビジネスモデル、理念に共感し参画している。宣伝しているように思われるが、そうではなく、合理的なので、なんなら最近模倣して出店されている同業他社でも全然いいと思う。
4.まとめ
僕はパーソナルトレーナーでありながら、パーソナルトレーニングの値段は高いと思う。そもそも大した勉強もしないで民間の資格でもってパーソナルトレーナーと名乗り、まるで医者のように先生面して横柄な態度をとる人を不遜と思う。そもそも謙虚じゃない人は個人的に好まない。(さらに言うとトレーナーの資格を所有し維持するためのコストが高い)
そんな人を見るたびに、「お前らなんかの力を借りなくても、成果出したるわ」と心から思う。要は、状況を把握して、いかに自分の意志なく継続できるかなのだ。
コロナが過ぎ去ったら、爽快スタートダッシュを切ってほしい。
でも、成果がすぐに現れなくても焦らないでほしい。僕でよかったら、いくらでも相談にのる。継続は力なり。
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