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許し許されて生きるのさ
2024年12月9日(月)朝の6:00になりました。
昨日から「10冊だけの古本屋さん」をはじめました。何卒。
どうも、高倉大希です。
職業柄、中高生とコミュニケーションをとることがよくあります。
彼らと過ごしていると、言動の節々から滲み出る若さを感じます。
そうだよな、自意識が邪魔をしてうまく話せないよな。
そうだよな、自分ではできていると思い込んでしまうよな。
タイトルでは「許す」と表現しましたが、単純に微笑ましいなと思います。
それと同時に、自分が中高生だった頃もこう見えていたんだなと思うわけです。
文章を書くうえでは、イキり成分を適宜、調整したほうがいいんです。イキりすぎると「寒い」「イタい」ことになる。かといって、まったくイキってない文章は、「その人らしさ」が感じられなくてつまらない。
社会人になってからも、起こることは同じです。
後輩と過ごしていると、言動の節々から滲み出る若さを感じます。
そうだよな、オリジナリティを出したくなるよな。
そうだよな、歯車にはなりたくないよな。
タイトルでは「許す」と表現しましたが、単純に微笑ましいなと思います。
それと同時に、自分が新卒だった頃もこう見えていたんだなと思うわけです。
「あなたがいないと困る」この言葉は、麻薬だ。組織の中で、「替えの利かない人」は、今の位置にとどまる。「歯車として機能する人」は、人の上に立てる。いっけん、逆だと思ったかもしれない。しかし、残念ながら、これが真理だ。そして、別に、どちらが正解かではない。あなたが、どちらを選ぶかだ。
いまの自分も、年長者からすれば同じように見えているはずです。
きっと、言動の節々から若さが滲み出ています。
あのときの勘違いも、あのときの間違いも。
若さを許してもらいながら、どうにかここまで進んできました。
当時は、まったく気づいちゃいなかったけど。
あとになって、先輩たちが許してくれていたという事実を知ることになるのです。
30歳、40歳になったら20歳のころと考えが違うのは当然だし、50歳、60歳になってもまた変わってくる。同じ自分を維持しながら、昔の過ちを少しずつ正していく。それが老いるということです。
かつては、そんな若さを忌み嫌っていたこともありました。
勘違いも間違いも、できることならしたくないと思っていたからです。
ところが冷静に考えてみれば、そんなことは不可能です。
歳を重ねることにおいて、わたしたちはいつも初心者です。
いつだっておかしいほど、誰もが誰か。
許し許されて、生きるのさ。
毎朝6時に更新します。読みましょう。 https://t.co/rAu7K1rUO8
— 高倉大希|インク (@firesign_ink) January 1, 2023
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