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不安なことがたくさんあっても解消するのはひとつずつ


2025年2月27日(木)朝の6:00になりました。

めずらしく部屋に花が飾られています。悪くないものです。

どうも、高倉大希です。




あの仕事にまだ着手していないけれど、ちゃんと期日に間に合うかな。

賃貸のフローリングに傷をつけてしまったけど、どうすれば直せるのかな。


ディーゼルは煤がたまるらしいけれど、うちの車は大丈夫かな。

あのときに選んだ言葉を、相手は嫌がっていなかったかな。


日々の生活は、いつだって不安だらけです。

不安と不安が重なって、行く先がだんだん暗くなります。


「悩む」=「答えが出ない」という前提のもとに、「考えるフリ」をすること
「考える」=「答えが出る」という前提のもとに、建設的に考えを組み立てること

安宅和人(2018)「イシューよりはじめよ」英治出版


どれだけ不安がたくさんあっても、解消するのはひとつずつです。

ひとつずつ着実に、潰していくしかありません。


着手していない仕事があれば、期日から逆算してスケジュールを引きます。

フローリングに傷がついたなら、管理人に相談します。


煤が気になるのなら、整備士に点検を依頼します。

言葉選びが心配ならば、できる限りのケアをします。


要するに、手を使わなければ何にもできないんですよ。頭だけを使って、手で考えてないようなのはだめなんだってことはわかってるんです。

吉本隆明、糸井重里(2004)「悪人正機」新潮社


前述のような不安はある種、考えても仕方がないことばかりです。

できごとは、頭の外で起こっています。


うんうんと頭を抱えても、仕事は進まないし、フローリングの傷は消えません。

車の煤も見えないし、相手の気持ちもわかりません。


それらを一挙に請け負って、考え込んでしまったら、そりゃあ苦しくて当然です。

どれだけ不安がたくさんあっても、解消するのはひとつずつです。


上手くいかないなと思ってる人は必ず、上手くいくはずのない《やり方》をしています。上手くいく人は、上手くいくことしかしません。簡単なことです。《上手くいく》とは、ただ《やり方が合っていた》ということだけなんです。

坂口恭平(2024)「生きのびるための事務」マガジンハウス


そもそもできるだけ、抱えない。

抱えざるをえなかったものは、できるだけはやく手放す。


この両方が、大切です。

抱えている数が増えるほど、抱えている時間が伸びるほど、苦しみは膨らみます。


些細なことに悩むほど、人生長くはありません。

軽やかに解消していこうぜと、自分に言い聞かせる日々です。






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高倉大希
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