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肝心なことは目に見えない
2024年10月8日(火)朝の6:00になりました。
心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。
どうも、高倉大希です。
近くにあるものは、大きく見えます。
重要だと思っているものごとのほとんどは、ただ近くにあるというだけです。
目的と手段が入れ替わってしまうのも、きっとこういうことです。
目の前で展開される具体的な手段に、自動的に引っ張られます。
こうして、肝心なことからは遠ざかってしまいます。
肝心なことは、目に見えません。
わさわわざ習わなくても、脳は比例を知っています。遠くにいたらネコだが、近くにいればトラだとは思いません。そんな脳の持ち主は、進化の過程で生じたとしても、すでに虎の餌になっています。見える大きさは、距離で変わる。だから目にはモノサシはついていません。算数の比例は、こうしてものを見ながら育ったおかげで、脳の中に「すでにできている」関係式を、意識が掘り起こしたものです。
そんな目に見えないものごとに注力することは、なかなかに至難の業です。
力を注いだとしても、すぐに目の前の世界が変わるわけではないからです。
目の前の世界を変えようと思ったら、近くにあるものをいじりたくなります。
しかし、近くにあるものだけをいじっても一時の変化しか生まれません。
目的に紐づかない手段の改善は、ただただ虚しいばかりです。
よくなっているように見えるだけで、根本的な解決にはなりません。
実行時の物量に比べると、意思決定段階では、ちょっとしたディスカッションで決まっていたりするわけです。このことを発見したとき、非常にバランスが悪いなと思いました。自由度があるところで頑張っておらず、決まったところから頑張っているわけです。
バレンタインデーは、やっぱりすごい。
最近、よく思います。
チョコレート屋さんを増やすのもたしかに大切ですが、キリがありません。
増やして売って、増やして売って、虚しき足し算を重ねるだけです。
それならばもはや、チョコレートを買う日をつくってしまえばいいんだ。
そんなバレンタインデーは、やっぱりすごいなと思うのです。
諸子百家から歌比丘尼、坊さんから先生、新聞人からラジオのプロデューサーまでをつらねて、そのすべてに共通する点は、かれらがみんなシンボル操作の熟練者であるという点である。
俗に言う、イノベーションというやつです。
ひとつのイノベーションは、現場の地道な努力に光を当てます。
やはり、頑張っている人がちゃんと評価されねばなりません。
虚しき改善にコストを割くのは、あまりにももったいない。
近くにあるものは、大きく見えます。
重要だと思っているものごとのほとんどは、ただ近くにあるというだけです。
毎朝6時に更新します。読みましょう。 https://t.co/rAu7K1rUO8
— 高倉大希|インク (@firesign_ink) January 1, 2023
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