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いいね注意報
2024年12月13日(金)朝の6:00になりました。
どうも、高倉大希です。
自分の話を、無条件で聞いてもらえる。
教育業界で仕事をしていると、こんな場面がよくあります。
人前で話をしただけで、拍手をもらえることすらあります。
先生だから、というただそれだけの理由で耳を傾けてくれるのです。
そんな場面に出くわすたびに、兜の緒を締めなおします。
自分はすごいのかもしれないと、勘違いしてしまうからです。
拍手ってものは、いつだって的外れなものにおくられるんだ。(中略)僕は演奏が終わったとき、アーニーが少し気の毒になったんだな。あいつは、自分の演奏がそれでいいのかどうかも、もうわかんなくなってんじゃないかと思うんだ。
調子に乗りやすい性格だとか、天狗になりやすい人柄だとか。
そういう話では、ありません。
他者の「いいね」を鵜呑みにすると、自ずとそちらに引っ張られてしまいます。
くれぐれも「いいね」には、気をつけなければなりません。
心苦しさはありますが、自分に向けられた「いいね」を疑うことが大切です。
他者からいただいたその「いいね」は、本当に「いいね」なのか?
ムダな頑張りを褒めると、間違った方向に人は進みます。「これさえやっとけばいい」という発想になります。「評価」という仕組みは、それくらい慎重に扱うべきものです。
ただの、接待だったり。
ただの、社交辞令だったり。
大抵の「いいね」は、なんの気なしに贈られます。
形式的に贈っているに過ぎないことも、大人の世界ではよくあります。
ところが「いいね」をもらった側は、ついつい嬉しくなりがちです。
頑張って準備したことも相まって、報われた気になるのです。
短期的なスパンで自分や他人を評価しない方がいいということです。今、人生がうまくいっていない人も、あまり落ち込まないほうがいいでしょう。(中略)逆に、順風満帆な人もあまり調子に乗らないほうがいいと思います。
勘違いを加速させた先で、結果的に苦しむのは自分です。
最悪の場合、まわりの人をも苦しめます。
当然、自分が誰かに「いいね」を贈る場合も注意が必要です。
あなたの適当な「いいね」が、その人を勘違いの道へと誘います。
この note に「いいね」を贈る分には、なんの問題もありません。
勘違いしないための、特別な訓練を積んでいます。
毎朝6時に更新します。読みましょう。 https://t.co/rAu7K1rUO8
— 高倉大希|インク (@firesign_ink) January 1, 2023
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