先日行われた衆議院選挙で、自公が過半数割れに追い込まれた。保守層の受け皿となり、躍進を遂げた国民民主党がキャスティングボードを握っている構図だ。 「消費税を5パーセントに減税する」を公約に掲げる同党の玉木代表は、政権維持を目論む石破首相にとって、目の上のたんこぶだ。自民党を背後で操る財務省にとって、減税は言語道断なのだ。 YouTubeやTikTokなどのSNSで拡散される情報を、うまくつなぎ合わせると、デフレによる〝失われた30年〟のカラクリが分
今月27日投開票の衆院選。争点のひとつ「消費税」について論ずる。 消費税はそもそも、経団連と大蔵省が自民党に働きかけ、導入された。当初は3パーセントでスタートしたが、バブル崩壊後デフレに転じたにも拘わらず、5、8、10パーセントと、段階的に引き上げられていった。 消費税増税と歩調を合わせるように、法人税は段階的に引き下げられた。大企業中心の経団連は、消費税アップで国民から搾り取るだけ搾り取って、法人減税で潤うという構図。企業の貯蓄に当たる「内部留保
私はかねがねクライマックスシリーズは必要ないと言ってきた。シーズンの長丁場を争い、順位が確定したにも拘わらず、何故にもう一度短期決戦をする必要があるのか? 優勝したチームが日本シリーズに出場するー。至極当然のことが崩れつつある現状を踏まえ、意見した次第である。 クライマックスシリーズ(プレーオフ)とは、アメリカ・メジャーリーグのように、30球団で地区優勝を争うシステムにこそ必要で、日本のようにセパあわせて12球団しかないリーグには端から必要がないのだ。
広島人が愛してやまないお好み焼き。広島風と称するあの食べ物。何度か現地で食したことはあるが、美味しいと思ったことは一度もない。 食文化の違いと言ってしまえばそれまでだが。お好み焼きはやはり大阪風の混ぜ焼きが一番美味しいと思う。 こう述べると、広島人は喧嘩ごしで「広島焼きがいちばんじゃ」と食って掛かるに違いない。 冷静に食べ比べて決定的に違うことがある。広島焼きに欠かせないオタフクソースがどうしようもないくらいソース辛いのだ。 マ
巨人優勝おめでとうー。ジャイアンツは28日、広島戦(マツダ)に8-1で勝ち、4年ぶり48度目(1リーグ9度含む)のリーグ優勝を達成した。 2年連続Bクラスからスタートした今シーズン。下馬評では阪神の連覇を予想する声が多く、巨人の優勝を挙げる評論家は少なかった。 そんな中、新人の阿部監督は「やってやろうじゃねえか!」とキャンプで見返す発言を繰り返し、選手を鼓舞した。 夏場まで大混戦だったセ・リーグ。勝負の分かれ目は9月だった。マツダの広島3
優勝までいよいよ秒読みー。ジャイアンツは、18日から23日までの6連戦を3勝2敗1分けで乗り切り、マジックを4とした。最短優勝は27日で、ラストスパートをかける。 最大のヤマ場は甲子園2連戦。連覇を目指す阪神の勢いを止められず、初戦を落としたが、意地でも負けられない巨人は、総力戦で2戦目をもぎ取り、ようやくゴールが見えてきた。 この連載を始めた当初は、ヘルナンデスが活躍し出した時期で、ペナントレースの行方もまったくわからない状況だった。阿部監督は、
マジックを8に減らし、優勝へ前進ー。ジャイアンツは19日、DeNA戦(東京ドーム)に6-0で勝ち、Vに一歩近づいた。20日から広島2連戦(マツダ)、22日から阪神2連戦(甲子園)のビジター4連戦で、雌雄を決する。 この日の先発は戸郷。立ち上がりから安定した投球を披露。8回を散発4安打、無失点の快投を見せ、12勝目を手にした。 打線も序盤から戸郷を援護。初回、吉川のタイムリー2塁打などで3点を先制し、5回には岡本のツーランホームラン。8回にも敵失で1
ついにマジック点灯ー。ジャイアンツは18日、DeNA戦(東京ドーム)に延長12回の末、2-2で引き分けた。この結果、マジック9が点灯。優勝目指し、ラストスパートをかける。 先発は巨人がグリフィン、DeNAがジャクソン。巨人は1回裏、丸の先頭打者ホームランで、1点を先制する。 その後両投手による投げ合いが続いたが、6回表に牧の同点ホームランが飛び出す。8回表には、代わったバルドナードが、宮崎に押し出し四球を与え、DeNAが2-1と勝ち越す。
いよいよ大詰めー。ジャイアンツは、10日から16日の7連戦を5勝2敗で乗り切り、首位をキープしている。18日のDeNA戦(東京ドーム)の結果次第では、優勝へのマジックが点灯する。 ここまで来ると、1戦1戦が大事になってくる。熱心なファンたちは、日々の勝敗に一喜一憂し、試合内容によっては、阿部采配に矛先を向ける人もいる。 私の見る限り、阿部監督はよくやっていると思う。新人監督として時には厳しく接している姿が、印象的だ。ヘルナンデス負傷の後釜に、浅野を
鬼門・マツダで広島を3タテ。優勝が見えてきたー。ジャイアンツは12日、広島戦(マツダ)に5-0で勝利し、天王山をスイープした。13日にも、優勝マジック12が点灯する。 先発は巨人が戸郷、広島が床田。先制したのはジャイアンツ。3回表ノーアウトから、浅野がレフト線にツーベースを放ち、門脇が送りバント(内野安打)。これを床田が一塁へ悪送球し、先取点を挙げた。 さらに、坂本の二塁内野安打で2点目。四球をはさんで、岡本の中前安打で3点目が入った。
9回まさかの大逆転で、天王山2連勝ー。ジャイアンツは11日、広島戦(マツダ)に9-2で勝ち、首位攻防第2ラウンドも制した。 先発は、巨人がグリフィン、広島がアドゥワ。序盤は投手戦を展開したが、4回裏ツーアウトからグリフィンが小園にヒットを打たれ、初めてのランナーを許す。 ここで広島は足で仕掛ける。バッター堂林のときに、小園がスチール。ランナー2塁から、堂林が3塁線に二塁打を放ち、先制する。 巨人は、アドゥワの動くストレートに苦しみ、凡打の
天王山の初戦に勝利ー。ジャイアンツは10日、広島戦(マツダ)に6-1で勝ち、2ゲーム差として優勝にぐっと近づいた。 この日は阿部采配が冴えた。2番に坂本を起用。すると坂本は立ち上がりの森下から、レフトへホームラン。主導権を握る展開となった。 巨人の先発は菅野。5回まで1安打の快投を見せ、球数も57球と少ない省エネピッチングだった。 6回表に、門脇の2点タイムリー二塁打で3-0とする。カープバッテリーは続く小林を申告敬遠。当然菅野が打席に立
さあ、いよいよ天王山ー。ジャイアンツは7、8日のDeNA2連戦(東京ドーム)を1勝1敗で終え、首位をキープ。10日からの広島3連戦(マツダ)が、今シーズンを占う大一番となる。 DeNA2連戦は、ティファニーとのコラボ企画。ティファニーブルーのユニフォームで、ナインが躍動した。 7日は井上温大が先発。初回、オースティンにタイムリー二塁打を打たれ、先制される。その後は立ち直り、6回を1失点でまとめた。 6回裏ツーアウトから、丸の同点ソロが飛び
首位奪還ー。ジャイアンツは5日、ヤクルト戦(岐阜)に3-0で勝ち、広島をかわして首位に立った。 京セラドームで行われたヤクルト戦に連敗し、3タテは阻止したい巨人。この日はエース・戸郷が中4日で先発する背水の陣で迎えた。 立ち上がりから、戸郷は飛ばしていた。先頭の西川遥輝にヒットを打たれたものの、サンタナを150キロのストレートで見逃し三振に打ち取るなど、凡打の山を築いた。 ヤクルトの先発・山野も序盤から要所を抑え、投手戦を展開した。均衡が
私はファン歴50年のジャイアンツフリーク。3日、京セラドームで巨人ーヤクルト戦を観戦しました。 球場へ足を運ぶのは6年ぶり。開場前から熱気ムンムンで、改めて関西のG党の熱狂ぶりがうかがえました。 この日は山﨑伊織が先発。初回のピンチを、浅野のダイビングキャッチで切り抜けたあとは、5回まで両軍無得点の展開。 均衡が崩れたのは6回表。サンタナのタイムリー二塁打で、ヤクルトが先制しました。惜しむらくは、丸―門脇ー岸田と見事な中継プレイで、アウト
優勝戦線に踏みとどまったー。 ジャイアンツは1日、阪神戦(甲子園)に3-1(7回裏終了降雨コールド)で勝ち、貯金を今季最多タイの13とした。 先発・菅野は両リーグトップの13勝目。菅野ひとりで貯金11個を稼いでおり、まさにエースの本領発揮だ。 巨人は今シーズン、甲子園、マツダと土のグラウンドを苦手としており、前日の敗戦で甲子園4連敗中。優勝するために、この日はぜひとも勝利を手にしたい試合だった。 菅野は立ち上がり、相当ナーバスに