ジャイアンツファンの独り言22
9回まさかの大逆転で、天王山2連勝ー。ジャイアンツは11日、広島戦(マツダ)に9-2で勝ち、首位攻防第2ラウンドも制した。
先発は、巨人がグリフィン、広島がアドゥワ。序盤は投手戦を展開したが、4回裏ツーアウトからグリフィンが小園にヒットを打たれ、初めてのランナーを許す。
ここで広島は足で仕掛ける。バッター堂林のときに、小園がスチール。ランナー2塁から、堂林が3塁線に二塁打を放ち、先制する。
巨人は、アドゥワの動くストレートに苦しみ、凡打の山を築く。追加点はカープ。6回裏ワンアウトから矢野が四球。小園がライトへヒットを打ち、1、3塁に。
このチャンスに、堂林がレフトへ犠牲フライを打ち上げ、2-0とする。巨人は7、8回をハーンに抑えられ、敗色ムードが漂った。
ところが、満を持して9回表にマウンドに上がった栗林が大乱調。代打・中山、丸を続けて歩かせ、坂本は左前ヒットでノーアウト満塁。
続く吉川にデッドボールを与え、押し出しで1点。岡本の左前タイムリーで2-2の同点に。モンテスも歩かせ、押し出しで勝ち越される。
栗林はアウトを一つも取れずに降板。まさかの展開に、後を継いだ森浦も巨人の勢いを止められず、門脇、浅野、代打・長野がタイムリー。さらに代わった大道から、増田大輝が2点タイムリー三塁打で、9-2とした。
優勝を争う緊張感に吞まれたのか、栗林の投球は終始上ずっていた。巨人が優勝するとしたら、間違いなくこの日の逆転勝利が、ターニングポイントになったと言えるだろう。
12日の予告先発は巨人が戸郷、広島が床田。巨人は勢いに乗って床田を攻略し、ぜひとも3タテしたい。そうなれば、優勝への道が大きく開ける。