【ヨガ哲学】アヒムサ(Ahimsa)/非暴力、不殺生
みなさん、こんにちは。関東も梅雨入りし、雨の季節が到来しましたね。
雨は嫌ですが、外から聞こえる雨音がピチピチ、ポツポツと色んな音を立てていて愛おしさもさえも感じます。
先日、5/24に 【ヨガ哲学】八支則とは?① の記事を公開しました。
少し時間が経ってしまいましたが、今日から段階的に各八支則について分解して説明していきたいと思います。
今日は、「ヤマ(Yama)」日常生活で行なってはいけない5つの心得から、「アヒムサ(Ahimsa)/非暴力、不殺生」について取り上げます。
アヒムサ(Ahimsa)/非暴力、不殺生とは
生きとし生けるものを殺してはいけない。行動、言葉、思考のレベルで他者に暴力をふるってはいけませんという教えがあります。
自分自身を大事にしなさいという教えも含まれます。
もっと分かりやすく説明するならば、「他人に対しても自分に対しても、暴力的な言動を慎みましょう」という意味になります。
では、ここからは具体的な事例を挙げていきますね。
周囲の人、自分に優しく。
言葉や想い、思考、捉え方、行動が変わってくると、自然と身の回りに起こる出来事が良い方向に向かうと言われていますよね。また、類は友を呼ぶ、という言葉があるように出会う人との縁も自然と変化していくと言われています。周囲の人に優しく親切に接することは、自分自身の心にも良い影響を与えます。
陰口や悪口など否定的な言葉は控える
悪口や陰口は、自分がされていたとしたら良い気分ではないですよね。
それは相手がいた場合も同じで、普段の発言や行動を振り返ったとき、その言葉や表現、態度によって傷つけていませんか?
誰かを許せなかったり、嫉妬したり…そんな感情を抱いてしまうことは、人間だからの感情。大事なのはその感情に気づき、手放すことです。
カラダのSOSは無視しない。
肩こりや頭痛、体の疲れやだるさ、肌荒れ…私たちの身体はさまざまな方法で私たちにSOSを発信しています。SOSも見て見ぬ振りをせず、放っておかず、自分の身体の声を聞きセルフメンテナンスで自分をケアすることが大切です。
ゆっくり湯舟に浸かったり、マッサージやストレッチ、ヨガをしたり、野菜中心の自炊料理に切り替えて労ってあげると身体も喜びます。
暴飲暴食をしない
ストレスが溜まって、つい食べすぎたり飲みすぎたり、暴飲暴食は、身体にダメージを与えています。アルコールや喫煙、サプリメントなどに必要以上に依存してしまっている人は、改善を心がけていきましょう。
心の「モヤモヤ」を手放す
言いたいことを言えなかったり、我慢ばかりしていると、心もモヤモヤしてくるかもしれません。カラダ・心・思考すべてに思いを巡らせて、その原因が分かったら少しずつゆっくりと手放して、心も軽くしていきましょう。
人や物事に対してジャッジをしない
色んな人と日常的に関わったりニュースを見ていると、この人は〇〇だ、この国は〇〇だ…という評価を持つこともあるかと思います。
人や物事に対してジャッジしても状況は変わりません。どうすれば、より良い未来のためになるのかを考え、選択肢があるのかと考えることが大事です。
自分の職場や、目の前にある物事や環境を簡単に変えることが難しいことも多いと思います。その時は、「いま自分にできることは何だろうか」と、ソファでもベッドの上でもいいです。温かいお茶でも飲みながら考えましょう。
人生を通して悩みや苦しみを感じます。それは、逃れられないものです。
だからこそ、自分の内側から平穏を築き、皆が喜びを感じながら毎日を暮らせるよう考えながら日々過ごしていきましょう。