架空の植物、つながる読書。
昨日は運動会からのいつもの、で、1日じゅう外にいた。
(……疲れたー!)
10時から5時までぐっすり寝て起きて、長男の部活のためのお弁当を作る。
最近新しくした、中学生!という感じのデッカイお弁当箱にぎっしり詰める。
おぉ、と感慨深く見る。
リクエストで、デザートにごま団子を3つ。
補食として、カロリーメイト。
カロリーメイトなんてもうしばらく身近になかったので、懐かしいなぁ、なんて思いながら買った。(ちなみに私は苦手だった…)
お弁当のために炊いたごはんで、いつもの平日と同じようにみんなにおにぎりを作り、それでもまだ朝早かったので、コーヒーをいれる。
濃くいれて、少しマグカップに注ぎ、牛乳を足して飲む。
残りにはゼラチンを溶かして、今日がんばった夕方の自分のために、コーヒーゼリーをつくっておく。
次男はいつもより早く起きてきて、一人用のこたつクッションに愛犬(柴犬のぬいぐるみ)といっしょに入って、静かに本を読んでいる。
時々庭の芝生に鳥がやってきて、歩きながらしきりに何かを啄んでいるのを、二人でこっそり眺める。
かわいい。いつも見る鳥たち。
ハクセキレイ(たぶん)、とあとは名前を知らない子。
植物も、鳥も、もっと名前を知っていたらいいんだけど。
まぁ今はスマホさえあれば名前を教えてくれる時代だから、いかに興味をもつか、ということではあるけどね。
最近ずっと、ちびちびと、図書館で借りてきた「平行植物」という本を読んでいた。
「スイミー」などで広く名前を知られるレオ・レオーニによる著書で、……これがすごい。
文体も内容も、学術書そのもののようであって…
ただ、タイトルにある「平行植物」と名付けられた植物群は、完全に架空のものなのです。
植物学の歴史から始まり、植物名、研究者の人物、学会の内容、あらゆるものがリアルで詳細に記述されているので、虚と実とがごちゃまぜになって、本当に存在するかのように思えてくる。
私なんて、え、どこまでが現実…?これも本当に想像上のもの?と、何回も検索して確かめちゃったもの。
ちなみにWikipediaでは、〈以下、本稿における平行植物に関する事柄・品種名・団体名・人名などは、すべてレオニによるフィクションである。〉と断った上で、詳細が書かれている!
なぜこの本を手にとったか、というと…ある1冊の本がきっかけで。
そこに、この本についての記述と、平行植物のひとつ「ツキノヒカリバナ」の章からの引用があって、それにもうズキュン、となったわけなのです。
今日は長くなったので、その本についてはまた後日、絶対書きたいと思っている。
ちなみに上の写真にいっしょに写っている「季節で綴る南フランス」という本も、最近読んでいるKindleに入れた「夏目漱石名作セット」も、同じ1冊の本の影響なのだから、おもしろい。
おもしろい。
つながってゆく。
今日も読んでいただいて、ありがとうございます。