要約: 「呪われた部分」(ジョルジュ・バタイユ)Part 1:呪われた部分のは何?
僕の先生はいいたとえ話を教えてくれました。
こういう家と美しいリンゴの木があるとしましょう。
木はたくさんの美味しいリンゴを与えてくれます。
思う存分食べられます。
満足するまで食べても、たくさん残っているから、家族や友だちにあげます。
木が自分たちが消費できるより多くのリンゴを生産しているとしましょう。
どんなに食べたり、家族や友だちにあげたりしても、余っています。
リンゴが落ちて、腐ります。
ネズミなども来ます。
ネズミたちの数が増えて、家にも入ってきます。
ネズミはそれ自体問題ですが、その上病気も持っていますし、あっちこっちウンチします。
すべてはたくさんの美味しいリンゴを与えてくれるあの美しい木のせいです。
リンゴはある程度はいいです。
余っている量はいわゆる「呪われた部分」であるわけです。