読書記録「陳登波を探して 消された台湾画家の謎」
こんにちは。台湾に行く機会がある中で、台湾人作家の本をいくつか読んできましたが、最近読んだのがこの本です。陳登波という台湾人画家の足跡をその後の若者がたどるミステリータッチの内容になっています。
陳登波は1895年、日本の統治時代の台湾に生まれます。1924年、すでに家族がいましたが単身で東京美術学校(今の東京芸術大学)に留学して美術の勉強に励みます。その後、第7回”帝国美術展覧会”に台湾人として初めて入選という快挙を成し遂げます。卒業後は上海に渡り活躍しますが、戦争の影響