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映画 2022

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#映画

2022年 映画ベスト10

2022年 映画ベスト10

⑩決戦は日曜日毒がかなり効いてて、スゴい意地悪な作品。宮沢りえに翻弄される善良な窪田正孝という構図から、徐々に変わってく様が最高。笑って泣ける。

⑨愛してる!大興奮。自分の枠を超えてく、爆発力と破壊力のある作品。エロ過ぎてカオスだけど、めちゃくちゃ綺麗な作品。終盤のライブシーンは破茶滅茶で笑って泣けて背中を押してくれる。

⑧エッシャー通りの赤いポスト園子温最高!こういう映画が観たくて、数多くの

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映画「ケイコ 目を澄ませて」

凄すぎて何を書けばいいか分からない。

良い映画は無駄が無いなと思った。
色んなボクシング映画を観てきて、どれも良かったけど、その中でも異色というか、とにかく凄かった。

冒頭のケイコのミット打ちで完全に釘付けというか、こりゃ凄いなぁと思って、それが最後まで続く。あっという間の映画体験というか、この映画にずーっと浸っていたい。

岸井ゆきのが完全にケイコ。
ボクサーとしての違和感が全くないというか

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映画「ブラックナイトパレード」

続編ありますよ系の映画だったかぁ…。

大画面で吉沢亮主演のコメディ映画を観れる幸せ。
福田雄一監督の演出とかボケは大好きだけど、もっとぶっ飛んだのやって欲しいなぁ。

三春と皇帝の関係だったり、三春とクネヒトの関係にジーンとした。

自分の理解力の無さで、なんでネズミが大量発生してるのかとか、トナカイとか赤いサンタとか。え?気付いたら理解出来ないまま話が進んでって、あぁで?どういうお話なんでした

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映画「そばかす」

恋愛感情が湧かない女性。

異性と付き合って結婚するという普通。
普通とはなんだ?
幸せとはなんだ?

自分の幸せの基準と他者の幸せの基準。
比べるものではないけど、勝手に比べられる。
一人だから寂しそう。結婚してたら幸せそう。
一人でも幸せならいいのではないか。

異性が好きなら同性が好きなんでしょ。
レズでしょ、ゲイでしょ。
そこにも当てはまらない人間がいる。
恋愛対象として人間と接しれない。

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映画「恋は光」

ラストに分かる「恋は光」の意味が秀逸。
完璧なラストに思わず唸った。

イケメンなのにイケメンに見えない演技力。
「まともじゃないのは君も一緒」で成田凌が見せたキモさと同じで、神尾楓珠の才能の高さをまんまと見せつけられた。

「恋とは、誰しもが語れるが、誰しもが正しく語れないものである」北代が劇中に語った台詞。まさにこれに尽きる。恋とは?を考えれば考えるほど分からなくなるものである。そして、確実に

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映画「生きててよかった」

この映画を観れて、生きててよかった。

119分飽きずに観れるし迫力が凄い。圧倒的な情熱を感じた。

好きと才能は違う。虚しいことだけど、人は好きなモノに振り回される。それに人は自分の本性を知らずに一生振り回される。自分でさえ自分を理解出来ないから、相手が自分を理解出来るわけない。相手のことも理解出来ない。

創太の試合中、幸子がセフレとセックスをして心を落ち着かせてるのとか理解出来ないけど、人間

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映画「君の名は。」

面白過ぎ。
中盤以降は胸が締め付けられるシーンが多くて、泣きそうになる。

てか、RADWIMPSですよねー。
あぁ、RADWIMPSすごい。

小説「月の満ち欠け」を最近読み終わったからもあるけど、前世とかスピリチュアルな領域あるいは神聖なモノとか、なんか未知なモノって存在するよなーと漠然と思った。あるかもしれない話というか、話がまとまってて凄いなぁ。

田舎の閉塞感とか、都会の近未来感とか、同

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映画「窓辺にて」

最高。勧善懲悪の世界が描かれてなくて良い。

「街の上で」の荒川青っぽい、「窓辺にて」の市川茂巳。

今泉力哉監督の思想というか自分の立場とか、かなり今泉力哉が濃く出てる映画だなと思った。

市川が義母とケーキ食べてるシーンが良い。
でも、あれが最後だったのかなと思うと悲しくもあり、見え方で変わるよねーという当たり前の事に気付く。

とにかく、市川茂巳役の稲垣吾郎が素晴らしい。
大好きな作品が増え

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映画「もっと超越した所へ。」

オカモトレイジの若葉竜也っぽさ、というか普通に演技が上手。チャラチャラしてて何も考えてないんだろうけど、ピュアな感じというか。憎めないなぁー。

伊藤万理華は元・乃木坂46の肩書きが邪魔なくらい良い女優だなぁと改めて思った。「サマーフィルムにのって」の演技が良すぎたけど、今回も良すぎ。自然な笑う演技とか、脱帽レベル。

前田敦子の十八番である激怒する演技も見れたし、最高でした。

タイトル通り「も

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映画「LOVE LIFE」

タイトルの出し方が絶妙というか見たことない。
あぁ、ここで終わっちゃうのかー、もっと先が見たいなと思ったけど、最後のカットが良くて納得。

「寝ても覚めても」とか「最初の晩餐」みたいなしんどさ。この愛を選んでしまったから、捨てなければいけない愛みたいな。幸福への障がいが見てて辛い。

木村文乃の傲慢さ、永山絢斗の傲慢さ。善良だけど傲慢で、夫婦の形とは、みたいな。永山絢斗が本当に木村文乃が好きなんだ

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映画「彼らが本気で編むときは、」

LGBTと家族の在り方。
トランスジェンダー役の生田斗真、彼氏役の桐谷健太。演技が凄すぎて、もうそれにしか見えない。

桐谷健太のゆったりとした優しい話し方とか、どこからどう見ても良い人な感じが魅力的。生田斗真は綺麗で、そりゃ好きになってしまいますわ。

差別とか偏見とか無くなりつつあるけど、まだまだだと思う。小池栄子の役が世の中的にはまだ普通の考えだと思う。「彼らが本気で編むときは、」や「his

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映画「めがね」

幸福な映画。

何もかもが愛おしい。
黄昏れる事の大切さ、スマホやネットの世界に接続されずダラダラと過ごす素晴らしさ。

自分の時間が大事なんだと改めて実感した。
何にも縛られず、ただ好きなことをしてればいい。
恋しくなるまで旅をして、恋しくなったら戻ればいい。

こういう映画で感動させられるって、相当な技術が必要なんだろうなと思う。好きな人とダラダラと観たい映画。面白過ぎ。

今見るべき作品だと

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映画「アダム&アダム」

スターウォーズを見た事ないけど、スターウォーズ的な面白さもあるんだろうなと思う。というか、ライトセーバーへのリスペクトがすごい。

ライアンレイノルズは相変わらずカッコいい。

話の内容は途中でよく分からなくなったけど、最後はハッピーエンドで良かった。2022年のアダム・2050年のアダムが2018年に行って亡くなる前の父親と2人3脚で未来を変えに行く。愛しき妻を救う為、あの頃の記憶は無くなるけど

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映画「喜劇 愛妻物語」

水川あさみの赤いデカパンと、河合優実の白目が面白過ぎ。

愛の形は単純ではないし、2人にしかわからないものがある。最後はチャンチャンってまとまり過ぎてないのもいいし、なんか現実ってそう綺麗にいかないよなーと思う。

光石研とふせえりの夫婦役の演技が良すぎるし、会話が面白い。この夫婦の分かりやすい仲の良さと、濱田岳と水川あさみ夫婦の仲の良さは違うなーと。

特段、何も起きないストーリーだけど笑えるし

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