映画「恋は光」

ラストに分かる「恋は光」の意味が秀逸。
完璧なラストに思わず唸った。

イケメンなのにイケメンに見えない演技力。
「まともじゃないのは君も一緒」で成田凌が見せたキモさと同じで、神尾楓珠の才能の高さをまんまと見せつけられた。

「恋とは、誰しもが語れるが、誰しもが正しく語れないものである」北代が劇中に語った台詞。まさにこれに尽きる。恋とは？を考えれば考えるほど分からなくなるものである。そして、確実に存在してる恋に振り回される4人が美しい。

神尾楓珠・西野七瀬・平祐奈・馬場ふみか。
キャスティングの良さで、この作品は決まったようなもの。
4人がとにかく素晴らしい。
その中でも、北代にキュンキュンです。
北代の西条に対する母性溢れる感じ、口調とか表情の機微が愛しい。
最後、西条と北代が手を繋ぐシーンは最高にキュンキュン。西条にとっての光そのものが北代だったこと。自分の人生を輝かせてくれる存在、当たり前過ぎて気付かなかった存在。その事に気付いた西条が告白するシーンも良かったし、キュンキュンする。

良くも悪くも西野七瀬が出てる作品は、西野七瀬の可愛さに全部持ってかれる。作品自体は面白味にかけてても、西野七瀬が可愛かったからいいやで片付けられる。「恋は光」は最高に面白かった。

本能による恋と学習による恋。
恋には2種類あるということ。

そして、西条が選んだのは北代だったこと。

原作は東雲を選ぶらしいけど、それもそれで良かったし、東雲より本当にピュアなのは北代だったのかな。東雲はいちいち台詞にしてくれるけど、北代は核心をあまり語らないぶん、本心では傷ついてたのかな。

宿木は悪女的な雰囲気があるけど、北代・東雲・宿木のシスターフッド作品でもあるような感じがする。宿木はかなり邪魔をするけど、それでも最高のパフォーマンスを出来るように3人が良い感じに支え合ってる気がする。

もう一回観たい作品。
西野七瀬にキュンキュンしたいなら観るべきです！