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耳鳴り潰し209(ソニックVSナックルズ、早朝の宿題、バックルック)

 引き続きAmazonプライムで「観たかったけど観られなかった」系のものを探していると、妻が「ソニックの映画あるよ」と息子に提案した。「ソニック・ザ・ムービー」の続編「ソニックVSナックルズ」のことだ。テレビで放映された「ソニック・ザ・ムービー」を一時期気に入り、何度も観ていた。幼稚園時代に夏休みの宿題でソニックの絵も描いた。

 娘が遊びに出かけている間、妻と息子と三人で「ソニックVSナックルズ」を観る。息子は寝転んだ妻を敷布団のようにして上に寝転がりながら。最初ややうとうとしていたが、最後まで観ることができた。ジム・キャリー演じる敵役がいろいろ素晴らしい。ナックルズが握手で相手の手をボキボキとやる天丼ネタが毎回息子に受けていた。

「リンプビズキットのバックステージパスくらい価値がない」という台詞や、巨大ロボが動き出す時にパンテラ「Walk」が流れるなど、私一人が興奮する場面もあった。

 これを書いている今は日曜日の朝。学校は月曜日から。
 それなのに息子は早朝4:30に起き出して「宿題の作文やらないと」と言い出した。
 半分寝ぼけているのかもしれない、今日が学校だと勘違いしているっぽい。
「今日は日曜日だからゆっくり寝てていい日だよ」と言っても聞かない。
 仕方ないから作文に使う84マスの漢字練習帳を広げ、内容を検討していく。
 金曜日の学校では特に書くこともなかったというので、その他の候補を過剰書きにして選ばせる。
・「ルックバック」を観た
・ソニックの映画を観た
・レゴで遊んだ
・「おいしい給食」の映画を観た(まだ途中)
・ホットケーキを食べた

「ソニックにする」と息子が言う。
 次に5W1Hメモ
・いつ 土曜日
・どこで 家で
・誰が(誰と) ママとパパと
・何を 映画「ソニック・ザ・ムービー ソニックVSナックルズ」を観た
「なぜ」「どのように」は省略。何せ84文字しかない。ツイートより少ない。タイトル(「ソニック」)でも一行使う。

 上記を文章に直し、最後に息子が良かったと思う場面を記して終了。
「もう一度寝な」というと素直に布団に向かう息子。
 ずっと寝ぼけていたんじゃないか。

 あらためて起き出した息子に確認したところ、やっぱり「昨日が日曜日だと思っていた」とのこと。

 でも映画を観ると一日経った気がすることがある。

 Amazonプライムにはタルコフスキーの映画がある。生涯で一体幾度「ノスタルジア」で火のついた蝋燭を運ぶシーンが蘇ったことだろう。でも多分観ない。

「青春小説集」に「バックルック」追加。映画「ルックバック」を観たことを踏まえたカミングアウト小説。もう「パロディ小説集」でもいいんじゃないかという気もしてくるが、いつか本当に青春小説を書けるその日まで続けるつもり。永遠に続いてしまうかもしれない。

 今日の一枚「自宅で映画を観ているレッサーパンダのぬいぐるみ」


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泥辺五郎
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