第159回受賞作『送り火』(高橋弘希/文藝春秋)
第159回受賞作『送り火』(高橋弘希/文藝春秋)を…番組ラテ欄っぽく紹介!
【80文字】
のどかな山間の町へ引っ越した東京の中学生▼田舎の閉塞的で歪んだ人間関係▼馴染んだように見える彼に静かに迫る不穏な気配▼美しい風景と逃れられない暴力のコントラスト
【200文字】
のどかな津軽の山間の町へ東京から越してきた中3・歩▼待っていたのは町の風景とは裏腹の10代特有の暴力性をはらんだ狭く歪んだ人間関係▼リーダーの晃と虐げられる稔…万引き・危険な賭け・首絞め遊び・劇薬…戸惑いつつも歩は何とか溶け込んだように見えたが▼静かに迫る不穏な気配▼夏のある日…逃れられない人間関係の先で彼らを待っていた「地元の習わし」での衝撃の展開とは▼圧倒的文章力による叙景描写にも注目▼読後感
<以下、出版社ページより抜粋>
●著者:高橋弘希(タカハシヒロキ)
1979年生まれ。青森県十和田市出身。2014年、「指の骨」で新潮新人賞を受賞しデビュー。2017年、『日曜日の人々(サンデー・ピープル)』で野間文芸新人賞受賞。2018年、「送り火」で芥川賞を受賞。