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2022年11月の記事一覧

【認知症テスト】実際にやってみよう!長谷川式スケール

今回は日本で認知症のスクリーニングテストとして広く使用されている『長谷川式認知症スケール』を実際にやってみる動画です。


どんなテストなのか百聞よりも一回の経験です。



また、どんな特徴があるのでしょうか?



お役に立てれば幸甚です。

【これって梅毒?】梅毒が増加傾向!どんな症状があれば疑う?

梅毒の患者報告数は2022年すでに過去最多で特に若い女性で増加しています。


実際にみたことがない医師も多く、積極的に疑わないと診断できません。


どんな症状があれば疑うのでしょうか?


百聞は一見にしかずです。


お役に立てれば幸甚です。

【良性発作性頭位めまい症】いつも安静で我慢してたけど、耳石置換法でめまいが消えた!

『良性発作性頭位めまい症(BPPV)』は、突然発症のぐるぐるしためまい(=回転性めまい)で救急搬送されることが最も多い病気です。


診断は脳梗塞や脳出血を見逃さないことが大切です。


数日で自然軽快しますが、有効な薬物療法はなく、入院となることもしばしばあります。


実は『耳石置換法』でめまいがすっと消えることがあり、不要な検査や入院を減らす可能性もあります。



お役に立てれば幸甚です。

【蕁麻疹様血管炎】ワクチン接種後の蕁麻疹は、血管炎だった!

今回は『蕁麻疹様血管炎』についての動画です。


一見すると皮膚が盛り上がってただの「蕁麻疹」のようにみえますね


しかし蕁麻疹様血管炎は、蕁麻疹と異なって24時間経過しても治らなかったり、痒みではなく、痛みや灼熱感を訴えたり、よくみると紫斑を伴っていることがあるなど、見分けるポイントがいくつかあります。


稀にコロナワクチン接種後でも起こることもあります。


他にどんな原因で起こるのでしょ
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ロキソニンで毎回、唇が腫れるのはアレルギーじゃなかった!

ロキソニンなどの鎮痛薬を内服すると、毎回蕁麻疹がでたり、眼の周りや唇が腫れるという方がいます。


そうした方の中には医師から『鎮痛薬によるアレルギー』といわれている人もいます。


しかし実はこれはアレルギーではなく、『NSAIDs 過敏症(不耐症)』や『アスピリン過敏症(不耐症)』とよばれる病態が起きていることが多いです。


使用できる薬剤が変わってくるため、両者をしっかりと区別することは大
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【甲状腺皮膚症】足の浮腫はリンパ浮腫じゃなかった!

今回は甲状腺疾患であるバセドウ病でみられる特徴的な皮膚病変をご紹介します。


(甲状腺について詳しく知りたい人はこちらの動画をご参照ください)
https://youtu.be/a0cp1OT7OHM


進行すると象の足のような皮膚(象皮症)になるため、リンパ浮腫と診断されてしまうかもしれません。


バセドウ病には、甲状腺以外にも眼や皮膚にも影響がでます。



お役に立てれば幸甚です!

市販の風邪薬でもオーバードーズ(大量服薬)は危険!!

今回は市販の風邪薬の大量服薬(オーバードーズ)でしばしば問題となる『アセトアミノフェン中毒』について解説しました。


近年コロナかになって市販薬の大量服薬が増加傾向にあります。


服用する方の中には、市販薬だから大丈夫と思っている方もいますが、重症例では死亡例の報告もあります。


初期にはほぼ無症状で検査でも異常がないため、安易に大丈夫と判断して適切な治療の機会を失ってはいけません。


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【モンドール病】胸の痛みの原因は分からないと言われました。。

今回は『モンドール病』と呼ばれる病気について解説しました。


患者さんは、しばしば『胸痛』を主訴に来院されますが、この病気を知らないと見逃されてしまい、不必要な検査が行われてしまいます。


モンドール病とはどんな病気なのでしょうか?


お役に立てれば幸甚です!

【急に眼が腫れた】眼瞼腫脹の原因は、血圧の薬だった!

以前に『血管浮腫』について解説しました。


『血管浮腫』について
https://youtu.be/693gHiPJypM


今回は各論として降圧薬である『ACE阻害薬』による血管浮腫をご紹介します。


アレルギー性ではないので、痒みはありませんし、抗ヒスタミン薬も効果がありません。


他にどのような特徴があるのでしょうか?


お役に立てれば幸甚です。