省力化がもたらす品質低下への気付き不足
賃金労働をしていてもしていなくても、この記事をご覧になっているように「デジタルデバイスを手にしている」貴方にとっても身近な概念について展開します。どうぞご覧くださいませ📖
「ムダ取り」をはじめとする仕事などの《合理化》を追求することは、特に営利企業であれば必須要件であることは言うまでもありません。
でも・・・
【「あらぬ方向へ盲進」することこそがDX化の遅れなのだ】ということへの認知力の弱さこそが、真のDX化から遠ざかっている典型例
--- これは以前、my note の別の記事で述べた「気付き」概念でした。
※『DX化』という用語が出てきたからといって、「自分は事務仕事に従事しているわけではないから…」という理由で”他人事”だと感じてしまわないでおくことをおすすめ致します🙇
先日またまた、当方の仕事筋の《現場エピソード》を見掛けてしまいました🙈
以下の論点への認知が薄いままで走ってしまうような至上心得事例💦
◆◈◆◈◆◈◆◈◆◈◆
《生成系AI》と呼ばれるのでしょうか。ここ数か月やたらと見聞きするようになった無料で使えるアレを初めとするAIツール。それの使い勝手や効用についての記事をいくつか見掛けたことはありますよね?
そのうちの多くは、本質をついた有効なものなのだと思います。
他方で、一部、これを『煩雑業務の省力化ツール』としての利用法を説いてものがあって、まさしく上述したポイントに”ハマって”いるようで、不安を覚えます。
さて、どのような着眼のものがあるのでしょうか🤔
《生成系AI》と示しました。
例の『ChatGPT』や(AIが適用されているのか否か知りませんが)他のソフトを利用して、【主にe-mailにおいて「面倒で手間の掛かる文章を綴る」業務を省力化したい】という目論見が生じたとします。主に、お礼や詫びのような類。
生産性を無視するわけにはいかず、のんべんだらりと時間を掛けていては業が成り立ちませんからね。
それを【自動化ソフトに代行させる】と発想があるそうです。
貴方にとって、〔妙案〕だと感じますか?
立場を置き換えて想像してみること☝
中でもこの例は至極容易いことではないですか?
書き手(:詫びる側)の誠意が含まれていない文字の羅列を見せられたところで、たとえそれが国語的・表現力的にキレイに整えられたものであったとしても、(おそらく、通り一遍な文調の)ヒトの心に由来していないものを受け取って、どう感じますか?
【「詫び文」を綴る】というカタチを整えるのがゴールなのか?
いずれ先方にバレますよ
【コイツは、誠意ではなくてIT活用力によって自分への対応を片付けようとしているのか】
と。
あるいは、それを覚悟の上で、の態度?
もしお互いに”弁えて”いるのだとすれば、それこそムダの真骨頂😩
『学生などがレポート提出において引用文をそのまま…』~そのおそれにどう対処するのか --- という薄っぺらい論議と同レベル以下の振る舞いのような気がします。
業務改善の本質を知らない人が「業務改善」という言葉を使うのは差し控えておいた方がよいのでは?とつくづく実感します🙊
相手の信用を逸するおそれのある行為はなんら〔改善〕ではありません。
とは言え、決してそのような心得で走り出す個人を批難しているのではなくて、本稿をここまで読み進めて下さっている貴方が「考えて」「気付きを得る」ことをねらいとしています。もし記事にご縁が無い場合、本質思考に至らず「おっ!その作戦秀逸👍」などと感銘を受けるばかりに…😣
当該事例のような”活用法”で粋がっている/本質逸脱に気付いていない よりも、単に「疎い」ステータスにいる方がまだマシで、今後の高度IT社会への準備ステップとしてマイナスには向かっていないという意味で、AI未使用の貴方の方がまだ”安全牌”かもしれませんよ😂
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