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気になる用語について⑥ - コスパのデザインⅣ

 my note でシリーズ化した表題の懸案です📖

「‥‥、みたいな」という語尾4文字 一度これを排除して会話してみませんか?

という提唱を以前しました(稿末にもリンクあります)が、それと同様に表題の大人気ワード『コスパ』の多様性/濫用度について「考えてみよう」の草の根活動的記事でございます🙇

 

 貴方は『コスパ』という語句を使う/自ら口にすることはありますか?あるいは、その意味を【安くてお求めやすいお値段】だと捉えていますか?
 もしそうだとしたら、せっかくの”気付き”の機会です。以下の記事で振り返って頂ければ幸いです🙇

 もし、『コスパ』を本質通りに用いることが出来ていても、以下にて展開する内容は前置きを略していますので、是非とも前の記事を振り返りくださいませ。

 

◆◈◆◈◆◈◆◈◆◈◆

 

 さて今回【コスパのデザインⅣ】の主題です。

 略さず言うと『コストパフォーマンス』。さらに分けると『コスト』と『パフォーマンス』。
 和製英語的になっていることは承知ですが、一応和訳するなら順に〔費用〕、〔性能〕〔成果〕のような感じですね。

では、

それぞれ、「誰にとって」ですか?

 

①買う人にとって?
②製造する(提供する)側にとって?

 【行為の主体(主語)】や【対象】が明確であることは、概念を示す際の理解に必要です☝
 ある意味で、【『誰を立てているのか』が不明瞭な〔敬語〕っぽいもの】が散見されるのと類似していて、本質不在に感じます。

 

貴方にとって、①②どちらの意識で『コスパ』という言葉を使っていますか?

 まさか、③両方にとって、のような強引でテキトーな回答はないですよね?😣

 

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 これを発する”多数派”の捉え方は、はたしてどちらなのか‥‥
 (一度も用いることはない)当方なりに想像してみるに、①に寄っているような気がしています。※語意の成り立ち/真意に忠実に活用されることを願う立場 としては②であってほしいところ😔

 

 『コスパ良好』以外に『コスパを実現』という表現を聞くことがありますね。これはすなわち②の方を主体とした”パフォーマンス”。買う側の対価ではなくて売り手が安価提供。
 ならば、多くの人が①寄りの心情で発する【ハイスペック/高品質であることは条件ではなく単におトク】との評価場面は誤用🙅🏻‍♂️

 

 さらに、最近メディアで発せられた具体例でみてみます(p_-)

◆人気化粧水の紹介にて - 『全身に使っても気にならないコスパの良さ』
⇒これは①の方の意識ですね

◆旅行先でグルメ、でもコスパ重視!~『次の豪華料理のうち一番高額なのはどれ?』というクイズ形式
⇒もしかしたら②で、提供側が「高品質のわりに、意外と安く販売している」という”コストパフォーマンス”の話かも!
 と思いきや、『旅行者が事前に(定額購入の)引き換えクーポンを手にしていて、どこで利用するか決める場面において』とのシナリオであったため、やはり①の方💦

◆前稿で登場した《試してランキング》にて。『商品売価の据え置きは、生産ラインを1本化してコストを抑えたため実現』と紹介📣
⇒こう言われると②

 

 ブレています😵
 語意に多様性があるのは自然で寛容したいところ。が、別の例として『”ヤバい”は色んな意味で用いられる』と言われだしたように「広がりの話を受け止める」のとは本質的に異なると感じます。

 さて、誰にとってのコスト?誰のパフォーマンス?
 発する側と受ける側との相互疎通/認知の一致が危うい、ということへの”気付き”に遠いままの画一化されていない雑なワードがこれほど濫用されている…という、日本語コミュニケーションの実態です。

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