ツールファイルなどのバージョン管理 - その常識と副作用
昨日の記事ではタクシーの仕様についての話題からPC仕事との意外な共通点について展開しました。
今回も再びPC関連(概ね”仕事”領域)についての提起ですので、日頃馴染みがない人にとっては一層実感しづらいと思います🙇
当方noteアカウントを『フォロー』頂いている方の中やその他に、エンジニア寄りの方が何人もいらっしゃるので、以下の提起は「真っ向反論」😕を受けるかもしれないという、一家言的な稿になりそうです。
事務仕事において活用されることがある【マクロツール/VBA入りエクセルファイル】の想定にします。つまり、当方のような文系プチプログラマーでも構築しそうな簡易なものの話です。
様々な調査・調整・試行テストを経て、実運用が開始される段にまで至ったとします。そこで、『○○○ツール.xlsm』のような名付けをしたエクセルファイルを、業務でそれを使う部署に引き渡すわけですが、実際は『○○○ツール(ver.1.0).xlsm』のように、バージョン数値を付けることが常套手段というか鉄則になっているようです。
職種が違う等で馴染みのない人でも、付ける理由は想像できそうですよね?修正や改訂が施された場合、(ver.1.1)や(ver.2.0)という風に数字が上がって行きます。
※これらの2例がどう違うのか、方針にブレがある人も中にはいるようですが…
しかしながら、
当方はこの手法は採りません!
むしろ、要らぬトラブルや混乱の基になること、周囲で多数見掛けていますし、その代替案として、ICTリテラシーの低いユーザーであっても浸透させやすい「捉え方」というのを見い出すに至っていて、実地経験として成果を上げているので、以下にご紹介します。
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まず、単純に、数値は振りません。
つまり、『○○○ツール.xlsm』の形です。ユーザーに周知徹底してもらうべき最低限の要件は、
①名前を一切変更することなく
②複数人で利用するのであれば、共用保存場所(フォルダ)に
=デスクトップなどに個人用コピー禁止
③改訂がある度に旧版ファイルと置き換える形で
④最新版の一つのみを
保存するということ。
意外と多いのが、ファイル名に【最新版】等の言葉を追加するスタイルです。
”典型例”に乗ってしまいがちな方😖のために一応申し添えますが、そのように名付けたところで、別のところに改訂版や更新版が生まれた場合に当該【最新版】の名前が【旧版】等に自動で変更されるわけでもなく、デタラメな【最新版】として存在し続けるわけで、当該”ガラパゴス”に由来し、月日の経過とともに混乱が生じて不適合な状況となること必至です。
それを回避するための大命題は
『保存するのは最新版のみとする』
との心得
さらに前述の各要件とを自然連動的に結び付けておくことで、起こりがちなお粗末な結果を回避できる管理環境をキープすることができます。
◆バックアップはあくまでバックアップとして、「万が一の有事の際」にのみアクセスする「日頃は目を向けることのない」別の奥まったところに隠し持つような位置付けにて
◆業務内容や改訂経緯によっては【前バージョン】が役に立つ/必要となり得る 事案もあるでしょうか。その場合、旧版の方に対してファイル名の変更処置を施して保管しておきます。当方の例では、"(asof20220920)"のような情報を付けます
一部のセンスあるワーカーにとっては、当該工夫対処方針はどうってことないのですが、言わばこれとは対極的な「こうでなきゃならない」指南が多く出回っているようで、そちらに猛進(適用)してしまう例が少なくありません。
ですので、ささやかながら、お示し申し上げます🙇
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