オフィスのオートメーション化迷走
動揺を隠せないというか、耳を疑う事例について知ることになりました😱
何も、オフィスやビジネス限定であったりICT系の専門的な記事ではありませんので、先入観無く少し目を向けて頂くことを推奨申し上げます🙇
DX化(digital transformation - デジタル・トランスフォーメーション)やRPAツール導入(Robotic Process Automation) --- 躍起になったり危機感を抱いたりと、《推進の煽り》が何かと取り沙汰されている点は多くの方がご存知のところかと思います。
この辺りのカテゴリについて、最も憂える事態というのは、【導入や進化の遅れ】の類では決してなく、むしろ
【本質を捉えずに盲進して空転する】≒失敗
の方であることは、巷で取り沙汰されることはあまりありません。
・・・それは何故か? 問題提起するのは、ソフト等を拡販する業者やその周辺の立場(からの言及であることが主)だからです🙄
さて、上記の「何故?」の問いに対する”気付き”の深耕は本稿の主題ではないのでまた別の機会に回すとして✍
”他人事感”があるものの身近なところで見舞われていた「残念な展開」というのは以下のようなものです。
処理件数規模は想像するしかないのですが、まばらであればともかく数十通/ファイルにもなれば、各件を印刷処理するPC捌きは確かに面倒でしょう。それが【ヒトの手を介さずに勝手に排紙される】という機能です。
ここで顛末について述べますと
ついには、
◆(2)の方すら放棄するようになり、日々数百枚の紙(全件)を廃棄処分するようになった
絶句ですね。到底信じがたいですね😵
◆◈◆◈◆◈◆◈◆◈◆
冒頭で概論を述べました。
効用や設定具合や副作用についての分析乏しく、「そんなことができるRPA(=自動化プログラム)があるのか!」と感嘆し飛びついた という典型例です😫
※寛容的に評価しても「先のことを見通すのは難しいよね…」の系統ではありません!
問題は副次的であり多岐に渡ります。
《複数の”軽視”》
この例では、社内で低い課金(全社でパッケージ品を購入し汎用仕様のまま配分/割賦負担)であるため、お気軽感が伴っています。導入コストもランニングコストも部署の業績に響かない程度なので「まずは、やってみよう」意識。
これが悪影響を及ぼします。ハードルはむしろあった方がいい。
※ちなみに、世間でしばしばアラートされるのは『高い導入コストを充当してしまったために、生み出される実際の効用が低くても中止せずに使い続けてしまう心象を抱きがちであるのを改め、思い切ってやめるべき』系の方ばかりです📖~本事例とは対極的要件
ただ、上述したように、【印刷されて、そのままゴミ】との状況は、顕在化されにくい「コストの垂れ流し」であることは事実で、ダブルの〔軽視〕💴
《関係者が放置》
部署のメンバーの問題意識の低さ。このような事態に対し(気になってはいるものの)誰も廃止しようとアクションせずにズルズルと日々経過。
《紙に印刷することが前提》
『DX化』と冒頭で表記しました。
その取り組み例の1つとして捉えているのでしょうか?当該【印刷プログラムの導入】。
貴方はそのチグハグ感を察知できますか?
◆◈◆◈◆◈◆◈◆◈◆
”自動化”を命題にしている態度は概ねこのような空転を生じさせます。
このような経緯や思考動線での”非人化”追求は、何ら本質の伴わないマイナスの変化にすぎないのであって、
《認識違いのDX化志向はむしろ控えておく》
というスタンスの方が、望ましい効用をもたらし得る
のだ、ということへの”気付き”が望まれます。
➡➡➡次回は「もったいない」繋がりで展開します🙋
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