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キョードク(今日の読書)

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自記事の中から本の紹介をまとめています。 新旧色々。
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記事一覧

041. 映画の技術や歴史 ‐『映画技術入門』という本‐

041. 映画の技術や歴史 ‐『映画技術入門』という本‐

作品そのものよりも作品の周辺に興味を抱く私です。
映画もしかり。話題の映画を観てみようと思いますが、行動に移すことはなく、年間で観る本数は3本以下。しかし”映画”というメディアの技術や歴史には関心があります。

……んー、作品の周辺とはまたちょっと違いますね。
ある作品の、メイキングやシナリオや監督や俳優、関係者の発言などを作品の周辺というのなら、映画の技術や歴史は映画という概念のことになりましょ

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037. 鑑賞に向かない性質

037. 鑑賞に向かない性質

これから書くことはほぼ自分語りであるが、「自分もそうだ」と思ってもらえるとうれしい。というのも実世界でなかなか理解してもらえないことだったから。

タイトルの通り、私は自分を鑑賞に向いていないなぁと常々思っている。小説だけでなく音楽も映画もアートも。

関心が作品そのものではなく、書かれた背景や著者自身などの周辺に向きがち。さらにあまり感情を動かされるタイプでもない。
と書くと冷血漢のようだが、自

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036. 先週買った本1冊 『日本のクラシック音楽は歪んでいる』

036. 先週買った本1冊 『日本のクラシック音楽は歪んでいる』

先週は1冊の本を買いました。

森本恭正『日本のクラシック音楽は歪んでいる 12の批判的考察』(光文社新書)

クラシック音楽のことはほとんど知りません。
興味もありません。

なのになぜこの本を買ったのだ?

書名を見ると、次のようなことが書かれているだろうなと想像できます。

常識とされていたことがもしかしたら違うのでは?

こういう「巷では〇〇と言われてたのが真実は違ったのだ!」大好物なんす

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(029) 積読蔵出し(『あのころの未来 星新一の預言』最相葉月)

(029) 積読蔵出し(『あのころの未来 星新一の預言』最相葉月)

しばらく積読本を蔵出ししようと思います。
読んでいないので中身についてあまり言及できませんが。

下の写真は『絶対音感』『青いバラ』などのノンフィクション作家・最相葉月の作品『あのころの未来 星新一の預言』(新潮社)。

2003年発表の熟成20年もの。少し黄ばんでしまっています。
20年前の “あのころの未来“。レトロフューチャー。

この本はノンフィクションというよりも星新一が書いた話を引きな

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(018) 星新一『進化した猿たち』

(018) 星新一『進化した猿たち』

小学高学年から高校生にかけて星新一にハマり、手に入れられるだけ手に入れて読んでました。中学生のときは3年間夏休みの宿題の読書感想文は星新一でした。

せっかく集めた星新一ですが、事情があって手元には数冊しか残っていません。手元にない中でもう一度手に入れたいのが『進化した猿たち』です。

この本は星お得意のショートショートではなく、彼が趣味で集めたアメリカのヒトコマ漫画を独自の切り口で分類し収録した

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(011) 網野善彦・宮田登『歴史の中で語られてこなかったこと おんな・子供・老人からの「日本史」』

(011) 網野善彦・宮田登『歴史の中で語られてこなかったこと おんな・子供・老人からの「日本史」』

2021年に書きかけていた記事です。

網野善彦・宮田登『歴史の中で語られてこなかったこと おんな・子供・老人からの「日本史」』(朝日文庫)

民俗学の宮田登との対談。
網野善彦も宮田登もなくなってからだいぶ経つ。
もともと20世紀末出版で古いし、今までの類書と比べても〈網野史学〉にいまさら新しい発見はない。
しかし、同じようなものに繰り返し触れることで、時代の捉え方というか見え方というか、なんつ

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(007) 時をかける化粧師『ラ・マキユーズ~ヴェルサイユの化粧師~』(漫画紹介)

(007) 時をかける化粧師『ラ・マキユーズ~ヴェルサイユの化粧師~』(漫画紹介)

現代人が過去にタイムスリップする漫画や小説はたくさんありますね。

漫画だと、
信長のシェフ(料理人)、ジパング(海上自衛隊)、JIN ~仁~(医者)。
小説はそれこそたくさん。
戦国自衛隊(陸上自衛隊)、中高生が主人公のジュブナイルSF……。

マーク・トウェインの『アーサー王宮廷のコネチカット・ヤンキー』は19世紀のアメリカ人・職工が頭を殴られてアーサー王の時代に行ってしまい(なぜ?)、(当時

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最近の読書事情

最近の読書事情

さて。週の記録が途切れてしまった。月の連続記録は続いている。元々継続性とか益体もないと考えるタチなんてどうでもいいのだけれど。若干の形を変えてまた始めてみようと思う。たいして変わらないのだけど。

神田茜『下北沢であの日の君と待ち合わせ』(光文社)1980年代の後半から1990年代初頭のあの時代の下北沢を知っている人間からすると、このノスタルジーは記憶補正かもしれないと読みながら思ったりもしたけど

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2021年11月29日週 『博士と狂人』、買った本であるとか

2021年11月29日週 『博士と狂人』、買った本であるとか

11月29日から12月5日までの読書に関する日記・備忘・そのほか。

『博士と狂人』読了3月あたりから読みはじめて、足掛け八ヶ月かけて読了。いやはや。実質的にはそんなに時間はかかっていない。中盤でのドンデン返し、終盤でのドンデン返し。ドンデン返しというより、この本の構成がうますぎる。お見それした。

前に越後妻有アートトリエンナーレに行ったときのこと、廃校でのインスタレーションに儂は「過疎がなけれ

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自分企画を失敗したこと、『GRIT やり抜く力』

自分企画を失敗したこと、『GRIT やり抜く力』

誰が得するのかわからない、ただの思いつきで24時間記事を書くのを5/4から5/5にかけてやってみました。

詳細・ルールは以下の記事です。

結果、あと少しのところで失敗となりました。

振り返るまでもなく、マインドセットなんて賢しげな表現を使わずに身も蓋もなく言っちまうと、“気持ちの問題” が原因です。

簡単に言うと、心が折れた。

キッカケは、次の記事『(6)小説と音楽に関してのクエスチョン

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20210501 『「読む」ってどんなこと?』、雷

20210501 『「読む」ってどんなこと?』、雷

夕方から外に出た。天気が崩れる予報に従って傘を持つ。電車で移動する。車中のお供は高橋源一郎『「読む」ってどんなこと?』(NHK出版)。そんなに長くなくてゆっくり読んでも2時間くらいか。いつもの店でいつものを食べてぷらぷら歩く。歩く。

※帰りの電車で読み終わった。
「はじめに」の章の「誰でも読むことができる、ってほんとうなんだろうか」では、「読む」こととはどういうことなのか、まず、小学校ではどう教

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20210426-28 わからないからおもしろい

20210426-28 わからないからおもしろい

橋本治『「原っぱ」という社会がほしい』に収容された遺稿『「近未来」としての平成』を読み終わる。橋本さんは「一を聞いて百を知る」タイプの人だと再認識。このタイプの人にはエビデンスなんかあまり意味がない。「なぜかわかってしまう」タイプの人なのだ。

 赤の他人がひしめき合って、相互にはなんの関係もないくせに妙に濃密(インティメイト)なネット空間で、ストレートに自分丸出しであるような「苦悩」を表明したら

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偶然の出会い(今村夏子『こちらあみ子』)

偶然の出会い(今村夏子『こちらあみ子』)

『文芸賞と小説を選ぶことの自己分析』という記事の後に、文中には書かなかった三島賞と山本賞の棚卸しをテコテコやっています。面倒だけど、いかに僕が読んでいなかったかわかる、なかなか楽しい作業です。

この中に2011年三島賞受賞作の今村夏子『こちらあみ子』がありました。この本とはちょっと珍しい出会い方をしたのを思い出します。

※2016年の夏、上野の東京都美術館で開館90周年の企画展が開かれていまし

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【今日の読書】さあ、ビオトープを作ろう! ーー『積読こそが完全な読書術である』(永田希)

【今日の読書】さあ、ビオトープを作ろう! ーー『積読こそが完全な読書術である』(永田希)

恋愛についての話は語り尽くされても良さそうなのだが、いまだに語られているのはなぜか?(この設問自体、何度も繰り返されている)
恋愛は個人の経験であって、新しく生まれた人間にとっては “初めてのこと“ だからだ。

※読書についても恋愛体験と同じように個人的な経験なのだから、何度何度も同じ話が出てくる。

読書する意味とか、読書を習慣付ける方法とか、本は全部読まなくても良いとか、云々。

過去の人た

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