目標を達成したいなら、これ
目標は設定したけれど
権限委譲して部下に仕事を任せます
部下と密にコミュニケーションを取ります
部内の心理的安全性を高めます
最近のビジネス研修では、
研修の最後に参加者が個人目標を設定をすることがあります。
研修内容を振り返り、
明日以降、現場で実践する目標を設定する。
部長・課長向けなどの管理職研修では、
上記のような目標を掲げる方が多いですね。
どれも素晴らしい目標ですし、
一般的に”正しい”ことなので、異論を唱える人はいません。
みんな応援してくれます。
ぜひ達成して欲しいところですが、
こういった目標が達成されることはほとんどありません。
目標が達成できない原因
なぜか?
目標が一般的で誰にでも当てはまることなので、
「自分事」になりにくい。
抽象的なので、目標達成に向けて
何をすべきか見えてこないんですね。
全社的な目標でいうと、
DXを推進します
SDGs・ESGに取り組みます
ダイバーシティを促進します
などもそうです。
言ってることはすばらしい。
その通りだし実現すればいいなと思う。
でも具体性に欠けるので、
自分事として取り組むイメージがわかず
お題目で終わってしまうことが多いんですね。
「”流行り言葉”で語る仕事は他人事」になります。
SMARTな目標設定
ではどうすればいいか?
効果的な目標設定の方法として「SMART」があります。
成功する目標設定に必要な
5つの要素の頭文字をとったものです。
S(Specific):具体的
M(Measurable):測定できる
A(Achievable、Attainable):達成できる
R(Relevant、Related):(大目標と)関連がある
T(Time-bound):期限がある
SMART(スマート)といえば
「今年こそ痩せる!」と宣言する人は多いですが、
実現できている人は少ないですね…(泣)
その原因のひとつが、目標設定の仕方です。
ただ「痩せる!」と宣言するのでなく、
「SMART」を使って具体的に設定すると
目標達成の確率が上がります。
たとえば
「12月末までに体重を3kg、体脂肪率を5% 減らす」
といった感じです。
これなら「具体的」で「測定」もできる。
「無茶な」目標でもなく「期限」も決まっています。
目標が明確になれば、
達成するために何をすればいいか
具体的なアクションを考えることができます。
期限は決まっていることで切迫感も出ますし、
数値があることで、うまくいってるかも判断できます。
あとは目標達成に向けて
自問自答しながら継続的に取り組んでいけばいい。
「痩せる!」と抽象的な目標を設定するより
痩せられそうな気がしませんか?
SMARTを使って目標達成しませんか?
ディアログ合同会社 小川剛司(つよし)
「学びをよろこびに、人生にオーナーシップを」