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#物語

夏の魔物

夏の魔物

【イラスト】

緑川_桃(@Greeeeeenpeach)

【お題】

嫌い

【登場人物】

拓也(幼少期10歳/青年期21歳)
 :夏になると嫌なものが黒い陽炎のように具
  現化され、見えてしまう主人公。宿題や
  課題、就活など一般的に嫌がられるものを
  拓也も苦手としている。他はいたって普通
  の男性。
  千夏に片思い中。

千夏(青年期21歳)
 :拓也の大学での学友。拓也のこ

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人称練習_俺の妄想_主演:ムロツヨシさん(イメージ)

【お題】

高校生のケンカと、それを見つめるコンビニ店員
コンビニの前で高校生がケンカをしている。くだらない理由のようだ。
それをコンビニの店員がながめている。客はおらず、暇をしているようだ。

【登場人物】

まゆ(17)・かんな(17)・店員(ムロツヨシさん)

【本文】

〇 コンビニ・レジ
  誰もいないコンビニ。あくびをする店員。
  コンビニの外で女子高校生が言い争いをする。
  のぞ

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名もなき画家の名もなき闘志

名もなき画家の名もなき闘志

【お題】

(貰ったお題)主人が先に逝った老猫の話
 ↓
(書いた物語)老猫を飼っている主人が先に逝った主人の話

【イラスト】

緑川_桃 Twitter @Greeeeeenpeach

【プロット】

ボロい一軒家に髪の長い男と老猫が2人で暮らしている。若いころからミズキは老猫を描き続けてきたが、絵がどうしても下手だった。ほかの絵は自分の納得いくように書けるのに、一番大好きな猫が描けない。よ

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なぁ、主人よ……

なぁ、主人よ……

【お題】
(貰ったお題)主人が先に逝った老猫の話
  ↓
(書いたもの)主人よりも先に逝ってしまった老猫の話

【イラスト】

緑川_桃 @Greeeeeenpeach

【10行プロット】

 ある日、猫は幼い飼い主と猫じゃらしで遊んでいると、勢い余って大事にしていた玩具を壊してしまう。幼い飼い主はそれを見てショックを受け、大泣きをする。いつまでも泣く飼い主に対して、あんなところに置くのが悪いの

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自慢のだんごの末路

自慢のだんごの末路

【お題】

だんご

【イラストレーター】

緑川_桃 twitter @Greeeeeenpeach

【10行プロット】

 ある日の団子屋さん。店頭に並んだ団子たち。その中でひと際、輝きを放っていた、主人公達が刺さっている串。その串を、団子屋の店主は今日一、うまく焼けたと自負していた。それに乗せられた4人はこの中でさらに、誰が一番きれいに焼けているかで喧嘩し始める。見栄っ張りなところだけ似た

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悪魔と悪魔

【10行プロット】
 ダイエット2日目の梨々花。教室内に甘い匂いが漂い、食欲をそそっているのをじっと我慢する梨々花。それを、前の席の杏奈がポッキーを咥えながら見つめている。梨々花にポッキーを差し出す杏奈。梨々花は断るが、変わらず差し出す杏奈。梨々花が拒んでいると、梨々花の脳内に悪魔が現れ追い打ちをかける。すると、すかさず天使が出てきてプラス思考の追い打ちをかける。それでも踏みとどまる梨々花。チャイ

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埋もれる日々の中で

【10行プロット】

 三十路になり、自分が少し惨めになり始めため息ばかりついているOLが、ため息が不幸を呼んだせいか、最近仕事もうまくいかないことが多い。仕事でミスをし、上司に怒られた帰り道、地元の駅に着くと見慣れない道を見つける。奥には、屋台の電気が光っている。ラーメン屋のようだ。沙織は、何か吸い込まれるように屋台に入ると、歯を見せて笑うオジサンが待ち構えていた。屋台にはメニューがなく、座ると

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恋煩いに魅せられて

【10行プロット】

 愛され体質のまき子。そんなまき子には48年付き添った夫がいた。夫が妻にベタ惚れのおしどり夫婦だ。そんな2人に病魔が襲う。夫が病にかかり、先が短いことがわかる。2人は病室に戻り、2人の半生を振り返り始める。出会った時の事、結婚した時の事、子供が生まれた時の事、一緒に旅行に行った時の事。良い思い出ばかりが2人の脳内を巡る。すると、頑固者の宏の口から「生まれ変わっても、一緒になろ

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【友達】消しゴム

【お題】

友達

【10行プロット】

中学生の主人公・結城は最近、弟と仮面ライダーを見ることにはまっている。実は、クラスメイトの蒼汰も仮面ライダーが好きなことを知っている。しかし、周りはそんな蒼汰を馬鹿にしていたため、蒼汰に話しかけられず、自分も好きだということを周りに隠して過ごしていた。ある日の放課後、蒼汰が帰った後、結城は蒼汰が落としていった忘れ物に気づく。話すチャンスかもしれないと思った

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埋もれる日々の中で

【十行プロット】

 三十路になり、自分が少し惨めになり始めため息ばかりついているOLが、ため息が不幸を呼んだせいか、最近仕事もうまくいかないことが多い。仕事でミスをし、上司に怒られた帰り道、地元の駅に着くと見慣れない道を見つける。奥には、屋台の電気が光っている。ラーメン屋のようだ。沙織は、何か吸い込まれるように屋台に入ると、歯を見せて笑うオジサンが待ち構えていた。屋台にはメニューがなく、座るとす

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