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- ランナーの景色 - Americaを走る!



アメリカでのランニング

アメリカの旅行を最後は、"街を走ってみた"切り口で振り返ります。最初に1つ、外国なんで、どうやったところでランニング・ジョギングでも危険はあります。そこは十二分に事前確認が必要です。
例えば、
大きな街の治安が悪い地区は事前に調べて避ける
→そもそも近くに泊まらない
ダウンタウンの盛り場は走らない
夜と早朝は走らない

あと私はそうしているってだけですが、安いモーテルではなく、ハイアット、マリオット、ヒルトン系列の中級やエコノミーブランドのホテルに泊まる。値段は高くないですし、治安的に安心。事前に朝ランのルートを思案しながら、あまたある選択肢でなぜここ?という同行者の疑問をスルーさせて。旅程コーディネーターの特権です。(この、朝ランどこ走る?は、旅ラン好きにはたまらんのです)

有名なホテルもポートフォリオをいろいろ取り揃えています。

アメリカの朝の顔を見てみよう

いろいろな街を走りましたが、どこでも朝走っている人はいました。(そりゃそうだろという話ですが、こういうのは百聞は一見にしかず)特にニューオリンズ、フォートワース、ナッシュビル辺りは、ランニングコースみたいなところを走ったので、安全性もあり快適でした。ウォーキングの人なんかもいて。"Good morning!"って言うとちゃんと返してくれて気分いいですよ。

当たり前ですが、どこの街でも東から太陽が昇り、1日が始まります

テキサス州ヒューストン

ヒューストンはアップタウン地区にあるザ・ガレリアというショッピングモールの周辺を走りました。夜明けが6時半前くらい、空が白み始めたらGoです。ムァっと生ぬるく、それでいてベタつかないヒューストンの空気。道も広く、歩道もキレイに整備されていて、周辺をグルっと走る分には何も問題なし。タンクトップ着て走ってるおっちゃんとランナーコンタクト(手で軽く合図するやつね)したりして。

ダウンタウンからは車で10分、15分離れたエリアです。
ザ・ガレリア自体は大きなショッピングモールで、中には夏なのにスケートリンクがあって、スケート楽しんでる人たちもいました。

ルイジアナ州ニューオリンズ

この街でもアップタウン寄りに泊まりました。ストリートカー、セント・チャールズ線の線路沿いを往復したコースは、なかなかできない貴重な体験でした。(電車が来てない時は線路を走ったりね)延々続く樫の木の”緑のボリューム”が南部っぽさを感じさせてくれます。正直に言うとニューオリンズで好きなのは、ジャズよりもこのストリートカーの線路沿いの風景です。
ちなみに、同じように朝ランを楽しむランナーが多く、また治安が悪い雰囲気もなく、とっても良い印象。品の良い住宅街を抜けてたどり着くオーデュボン公園はランニングコースが整備されていて、朝からアクティブな人達がいました。

ニューオリンズのダウンタウンは地図中”New Orleans”って書いてある辺り。
線路を走る人が結構いましてね。見てると、来たらどけばいいだけの話でした。
この”鬱蒼とした”まではいかないけど、濃い緑がせり出してる風景がニューオリンズでは印象に残っています。
(左) ストリートカー沿いは上質な家が並びます。(右上) ロヨラ大学ニューオーリンズ校 (右下) オーデュボン公園

テキサス州フォートワース

ランニングコースが整備されているという点では、フォートワースのクリア・フォーク・トリニティ川沿いも快適に走ることができました。ダウンタウンから少し離れたエリア。川の両サイドが舗装されています。走ったのは日曜の朝でしたが、地元のランニングクラブかなんかも活動していて、アメリカのガチランナー、速いですよ。フォームもキレイで。私が遅いだけという話もありますが。

フォートワースはダラス、アーリントンという街とお隣さんです。川崎、横浜、相模原みたいな感じですかね。
これだけ見ると日本のどこかの川沿いって言われても、まあそうかなって思ったりもしますね。
この川、クリークが細々とずっと市内及び近郊を流れています。それゆえ、川沿いで10キロ、20キロのコースを設定しやすいと思います。

テネシー州ナッシュビル

ナッシュビルはダウンタウンに泊まったので、若干出だしは怖かったですが、盛り場エリアを避ければ、まあそこまで、というところです。ここでは、カンバーランド川沿いのニッサン・スタジアムを見たくて。NFL テネシー・タイタンズの本拠地です。ちなみに、ブリヂストン・アリーナもあり、こちらはNHLのプレデターズの本拠地。ともに日系企業がネーミングライツ持っています。このカンバーランド川沿いも走れる道が整備されています。

走ったルートとしては、ダウンタウンになるんですが、高層ビルが並ぶのは、ルートの下半分くらい。あとは住宅などなどでした。街としては、そんなに大きくないと思います。
これを撮りたかった理由は、新横浜の日産スタジアムも鶴見川沿いで、似たような感じじゃなかったっけなって、、、ただそれだけです。
(左) テネシー州会議堂 (右上) German town方面からダウンタウンを望む (右下) カンバーランド川

田舎の街を走る

治安の目安では、大学があるエリアも念頭に置きました。あとはトレーダージョーズがあるところとか。都会から離れたところは、危険がない訳じゃないですけど、田舎の雰囲気を楽しめたりして良かったです。広がる牧場、その作付されたボリュームに圧倒される農場、最終的に平原ですね。集落から離れると本当に何も無い世界、平原になって朝ランどころじゃなくなるんですがね。やっぱそれもアメリカだってことで。

リトルロック近郊のトレイル。デカい犬連れて散歩する人、何組も遭遇しました。
(上) ヒューストン郊外の小学校なんですが、この日(8月12日)はBack to schoolの初日とのことでした (下) 朝から怪しいおじさんが走ってきたので、じっと見てます。

ランニングは世界をつなぐ

朝走るってことは、Tシャツとかも準備しないといけないんですが、私はグッズは一組だけ持っていきました。毎度滝汗なのですが、走った後にお湯につけて絞って汗を抜いて、車の中で干してました。数時間でカラッと乾きます。で、次のホテルに着いたら改めて洗濯します。

健康管理、体力作り、ストレス解消、そこに道があるから・・・、理由は人それぞれなんでしょうけど、アメリカ人も走っとります。すれ違えばお互い、頑張って!ってサインを出し合う。ランニングは世界をつなぐのです。

朝ランには日中の観光にはない、“日常”を垣間見る魅力があります。

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