さるなし@誰が見た夢

ほとんどの時間、寂寞感に苛まれている主婦。 考えごと、本・音楽・映画についてなど、まとまらない話をつらつら書くよ。 2020年4月開始の夢日記→ http://eveningfaces.blog.fc2.com/

さるなし@誰が見た夢

ほとんどの時間、寂寞感に苛まれている主婦。 考えごと、本・音楽・映画についてなど、まとまらない話をつらつら書くよ。 2020年4月開始の夢日記→ http://eveningfaces.blog.fc2.com/

マガジン

最近の記事

  • 固定された記事

気づけばnote1年継続&100記事突破

いつの間にか、noteを始めて1年が経った。 子の休み期間を除き、3日に1本のペースでアップし続けた結果、記事数も現在102本に到達している。 以前別ブログで書いた内容を移植しただけの記事もあるので、それほど負担はなかったりするのだが。 今回は、私が1年間で書いた記事から、スキ数上位の記事を振り返ってみる。 第1位 「こ、この女はオタクでちゅ!!」庵野秀明・安野モヨコ夫妻の話。エッセイ漫画『監督不行届』の感想を軸に、夫婦のあり方について書いた記事。 過不足なく書けたとい

    • SMAPは放送禁止用語となり、作品はロストメディア化する

      林田健司の曲が好きだ。ファンキーな曲調も、歌詞も良い。 男の可愛げがあるというか、ナンパに失敗してもめげなさそうな感じ、本命に振られたら分かりやすく落ち込みそうな感じが好き。 関ジャニ∞(現・SUPER EIGHT)に提供した『イッツマイソウル』もいいし、ブラックビスケッツの『スタミナ』、アンジュルム『46億年LOVE』(作曲のみ)など、他アーティストへの提供曲もすごく好みだ。 外せないのがSMAP。そんな「男の可愛げ」を表現するのにピッタリのグループだった。 林田健司は

      • 最近の「あの夢はこれを先取りしてたのかも?」な出来事

        今年の夏、こんな夢を見た。 最近になって、この夢にかなり近いことが起きた。 子の塾で遠足があり、希望者は申し込み用紙を提出することになっていた。 しかし用紙が配布された日、ちょうど子は風邪を引いて休んでいた。 翌週、提出期限ギリギリでなんとか申し込み。あまりにも滑り込みだったので、一応塾に電話で確認した。 後日、遠足のしおりが配られたのだが、そこにはイルカショーの写真が。偶然にも、夢日記の挿絵を描く時に参考にした写真だった。 それと同時期に、夫が保険会社からの書類をい

        • 寺山修司を心の叔父と思っている

          「寺山修司」という響きに、私は不思議と、自分の事を言われているような小っ恥ずかしさや、胸をくすぐられるような懐かしさを覚える。 太宰治の『人間失格』を読んだ若者が、「これは自分の事を書いた物語だ」とシンパシーを覚えるのはよくあることだが、それとはまた違っていて、寺山修司と自分には、もっと奥深い繋がりがあるような気がする。 実家の蔵の中から、寺山修司に関する何かが出てきてもおかしくなさそうな、そんな感覚。 だけど私は、寺山修司のことを熟知していないし、深く理解もしていない。

        • 固定された記事

        気づけばnote1年継続&100記事突破

        マガジン

        • 音楽
          8本
        • 31本
        • 映画
          14本
        • 14本
        • おでかけ
          6本
        • テレビ
          8本

        記事

          メンヘラギャルじゃなくても加藤ミリヤ聴くよ

          ガラケー時代、加藤ミリヤの『WHY』を着うたにしていた。その当時の心境にマッチしていたからだ。 定番の『Love Forever』や『Last Love』『Aitai』でなくこの曲ってところが、私のジメジメ女っぷりを象徴している。 メールが来るたびに「どうして私じゃダメなのぉ~♪」だもの。 私は加藤ミリヤにすごく詳しいわけではないが、世代的に自然と耳にする機会が多かったので、なんとなくずっと好きで、他にも『SAYONARAベイベー』とか『X.O.X.O.』を着信音にしてい

          メンヘラギャルじゃなくても加藤ミリヤ聴くよ

          【カメラ散歩】トイカメラとスマホで薔薇を撮り比べてみた

          春ごろから欲しいと思っていたトイカメラをついに買った。 「ピエニⅡ」という、超ミニサイズのデジタルトイカメラ。ほぼキーホルダー感覚で持ち歩いている。 裏に液晶モニターはないため、うまく撮れているかその場ではわからず、パソコンに繋いで確認しなければならない仕様。 何度か試し撮りしてみて、 画角を捉えるのにコツが要る 広い風景やカラフルな被写体を撮るのに向いている 空を撮るとかなりいい感じ ということがわかったので、なるべく広い屋外に撮影の練習をしに行きたいと思ってい

          【カメラ散歩】トイカメラとスマホで薔薇を撮り比べてみた

          松本人志の不在について思うこと

          ふと「ダウンタウン松本が休業したのっていつだっけ?」と気になって調べてみたら、今年の1月だった。 なんだか、もっと長いこと休業しているような気がする。 松本が居なくなって以降も、テレビは通常運転を続けている。 当事者やその周辺は大変だったかもしれないが、一視聴者の私からは、「松本の居ない日常」がすんなり始まったように見える。 この様は奇しくも、松本の尊敬していた島田紳助が引退した時に似ている。 騒動当時は「紳助がほどの大物が居なくなったら、テレビ界はどうなるのか」とさえ言

          松本人志の不在について思うこと

          夢を利用したサブリミナル広告「ドリームバータイジング」

          (2022年のブログ記事のリライトです。) さほど関心がないはずのに、夢にはやたらと出てくるモチーフってある。 「一体どこからやってきたイメージなんだろう?」と記憶を辿ってみると、YouTubeのサムネイルやXの広告ツイートで見た内容だったりする。 私の場合、地上波のテレビ番組はめっきり観なくなったのに、夢には特定のバラエティ番組が何度も出てくる。 YouTubeを開くと、おすすめ欄に番組の宣伝動画が何度も出てくるせいではないかと思っている。 別に興味を持ったわけでも

          夢を利用したサブリミナル広告「ドリームバータイジング」

          『きかんしゃトーマス』、シリーズ刷新ごとに対象年齢下がってる説

          『きかんしゃトーマス』がAmazonプライム特典から消えて困っている。 いつもアマプラで観たいビデオが見つからない時、とりあえずトーマスを流しっ放しにしていたからだ。 子どもの頃からトーマス好きであり、親になってからも、子がドハマりしてエンドレスで観まくっていた思い出があるから、何かこう、長年の友を失ったような気持ちである。 プライム特典から消えた理由ははっきりしないけれど、おそらく2Dアニメによる新シリーズ『All Engines Go』の開始に伴うものと思われる。

          『きかんしゃトーマス』、シリーズ刷新ごとに対象年齢下がってる説

          吾妻ひでお『失踪日記』を母に勧めた話

          (2021年のブログ記事のリライトです) 吾妻ひでお『アル中病棟』を読んだ。 やっぱりこの人の実録マンガは面白い。大ボリュームだがスラスラ読めた。 前作『失踪日記』では作者本人にまつわる出来事がメインだったが、今回は登場人物たちのキャラ立ちが素晴らしい。 アルコール依存症のシビアな現状を、オモシロ奇妙な人間劇として描いている。 今から十年以上前、私は『失踪日記』を何度も読み返していた。 母親にまで「これ面白いよ」と勧めた覚えがある。 母とは以前からオススメ本の貸し借り

          吾妻ひでお『失踪日記』を母に勧めた話

          今までに観た『クレヨンしんちゃん』映画を全部レビューする

          私がこれまでに観たクレしん映画の感想を書いてみる。 所々抜けがあるが、ご了承いただきたい。 5段階評価の☆が3つ以上のものは、特に観ることをおすすめしたい作品。 アクション仮面VSハイグレ魔王(1993)評価:☆☆☆☆ ハイグレ魔王に真っ向から立ち向かう、アクション仮面の正統派ヒーローぶりが素直にカッコいい。 小さい頃から繰り返し観ていて、台詞の一字一句まで覚えている。 寝ぼけながらも「ひまわり体操」を条件反射で踊ってしまう野原家、郷剛太郎とミミ子がカキ氷を食べる場面、

          今までに観た『クレヨンしんちゃん』映画を全部レビューする

          【散歩日記】日曜昼下がりの下北沢を徘徊する

          何度も書くが、私は出不精である。ほぼ引きこもり主婦だ。 しかも暑さに弱い。10月になっても夏日が続く今年の気温には、本当に困った。 逆に、寒さにはある程度の耐性がある。気温が下がっていくこれからの季節は、私にとって、おでかけのベストシーズンである。 公園やお店、神社仏閣や美術展など、溜まっていた「行きたい場所リスト」をどんどん消化しなければならない。 しかし、いきなり張り切って遠方に行くと、帰ってからドッと疲れて、2~3日動けなくなってしまう。 まずは無理のない範囲で、心

          【散歩日記】日曜昼下がりの下北沢を徘徊する

          「テレゴニー(先夫遺伝)」の幻惑

          青空文庫で、夢野久作の『押絵の奇蹟』という作品を読んだ。 ある歌舞伎役者と人妻が道ならぬ淡い恋に落ち、その証は、予想もしない“あるところ”に芽吹いてしまう・・・・というお話。 物語の中で、歌舞伎役者と人妻(主人公の母)とは「純愛」ということになっている。 つまり肉体関係なし。それなのに、人妻が夫との間にもうけた娘は、歌舞伎役者に瓜二つ。 不貞を疑われた人妻は、夫に斬り殺されてしまう。 月日が経ち、美しく成長した娘・トシ子は、若き歌舞伎役者・半次郎と運命の邂逅を果たす。半

          「テレゴニー(先夫遺伝)」の幻惑

          その名に偽りなし。ドラマ『美しい隣人』(2011)

          あまり意識していなかったけれど、私は結構、仲間由紀恵が好きなのかもしれない。 昔、仲間さんがCMキャラクターだった頃の資生堂商品に惹かれて、『TSUBAKI』のシャンプーとか、『ビューティーボルテージ』というシリーズの化粧水を買っていた気がする。 『トリック』のコミカルで可愛い演技も好きだし、仲間さんが大奥総取締・江島役だった映画『大奥』も良かった。 一番好きだったのは、『美しい隣人』というドラマだ。 タイトルにもある通り、とにかく仲間さんが綺麗だった。しかも、隣人の奥様

          その名に偽りなし。ドラマ『美しい隣人』(2011)

          宇宙も夢も、主観がすべてさ

          NHK『スイッチインタビュー』にて、北野武と村山斉(素粒子物理学者)の対談を観た。 番組の中でたけしは、興味深い宇宙論を話題に出していた。 それは、「宇宙は無限に分裂する」という考え方。宇宙は枝分かれして、無限にその数を増やしているというもの。 「宇宙は、観測されるたびに分裂していく」という説の紹介もあった。 また、たとえば今この瞬間、ふと何かに目線を向けた時の宇宙と、向けなかった時の宇宙があって、この時点で2つの宇宙が出来る。 このように「あらゆる場面で宇宙が分かれてい

          宇宙も夢も、主観がすべてさ

          年を重ねて薄れ行く「お笑い」への憧憬

          内的世界ばかりが膨らむ10代。「女」という業に振り回される20代。 そして現在、30代の私。 どれも確かに私である。 しかし、やっぱり10代の私と30代の私では、考え方やものの見方が違う。20代で結婚出産を挟んでいるので、余計にそうなのかもしれない。 年齢を重ねるにつれ、色んなものに対して「憧れ」が薄れていくのを感じる。 例えば、お笑い。これは中学時代、私の興味の大部分を占めていたはずだが、現在は最大の賞レースである『M-1グランプリ』すら観ないという有様。 というか『

          年を重ねて薄れ行く「お笑い」への憧憬