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【カメラ散歩】トイカメラとスマホで薔薇を撮り比べてみた

春ごろから欲しいと思っていたトイカメラをついに買った。
「ピエニⅡ」という、超ミニサイズのデジタルトイカメラ。ほぼキーホルダー感覚で持ち歩いている。

リップクリームとの比較

裏に液晶モニターはないため、うまく撮れているかその場ではわからず、パソコンに繋いで確認しなければならない仕様。

何度か試し撮りしてみて、

  1. 画角を捉えるのにコツが要る

  2. 広い風景やカラフルな被写体を撮るのに向いている

  3. 空を撮るとかなりいい感じ

ということがわかったので、なるべく広い屋外に撮影の練習をしに行きたいと思っていた。

試し撮りした空①
試し撮りした空②


先日、深大寺の神代植物公園へ行った際に、練習で色々撮ってみたので、今日はその写真を載せてみようと思う。


さて、「ピエニⅡ」のファインダーは、極小でほぼ当てにならない。
一枚目から早速狙った画角が外れ、右上に人が写り込んでしまっている。(塗りつぶし済)

肉眼ではキラキラ見えた白薔薇。
ガビガビ画質のおかげで、何がなんだかわからない。

かと思いきや、突如こんな風にエモい撮れ方をしてみたり。
法則が読めない。

空が白っぽく写る時と、緑っぽい青に写る時の差は何だろう?
これ↓は白い空。

↓この2枚はまたエモい撮れ方。
90年代ロックのCDジャケットにありそうだ。

と、このようにバクチ性の高い撮れ方をするので、トイカメラは結構面白い。

参考までに、同じ日にスマホで撮った写真たちと比較してみよう。

こう見てみると、何気なく撮っても、スマホはオートフォーカスがきいて「それなりに」撮れるように出来ているのだと実感する。

虫もはっきり。

枯れ薔薇もくっきり。

近くのものを細部までくっきり撮りたい時は、やはりスマホだ。


最後に、同じ場所から薔薇のアーチを撮った写真を比較してみる。

まず、トイカメラ。

やっぱり空の色が良い。寺山修司作品みたいに撮れる。
葉っぱは立体的に撮れているが、薔薇の深い赤は沈んでいる。

「ピエニⅡ」のHPに、「水彩画や油絵のような味わいのある写り」と説明されていたが、言われてみれば確かにそうかもしれない。
画質の低さが、良い雰囲気を醸し出している。

続いてスマホ。

肉眼で見た色に近いのはこちらだ。
そういえば、トイカメラのほうには、太陽や光の筋が写っていなかったが、こちらにはしっかり写っている。

というわけで、初心者なりに色々撮ってみた。
撮影という目的があると、植物園散策はますます楽しい。

トイカメラに関しては、空が「寺山修司色」に写るための条件を研究する余地がありそうだ。

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