九州男児長男たかたんの婿入り改姓のあれこれ
女子を幸せにする男子力のたかたんです。
今日は婿入りした、たかたんの陰のキモチをお伝えしたいと思います。
婿入りのキモチ
結論としては、世の男性の皆さん、婿入りは大変です。女性の嫁入りのキモチを男性も考慮してあげてくださいね、ということを述べたいです。
結婚で日本では95%は女性の改姓、5%が男性の改姓。その5%のマイノリティにたかたんは入っています。女性の権利として、夫婦別姓が無理なら、婚前の苗字をミドルネームで入れてくれてもいいのに。どこかに婚前の苗字を自分の名前に入れたいのは人情だなって思うのですが、皆さんどうですか。
たかたん実家は姉弟で九州の末っ子長男。実家姓は他の従兄弟が継いでくれるので姓問題は実家では問題はありませんでした。その代わり、親族にはまだ私の姓が変わったことは言えてません。九州のような地方で長男が姓が変わることは大変稀で、その反発があります。
それともう他界した祖母の愛を一心に受けて育った私が、実家姓を捨てたとなると、他の親族からはかなりの総スカンを喰らうと思います。なので、従兄弟や伯父、伯母には言えてません。たかたんは実家以外の親族はほとんど接点がないので、まあいいかとは思っていますが、両親や姉はその点ではかなりの苦悩を強いてると思うので、苦労をかけてると内心つらい思い出はあります。
個人的には、今は改姓して、その名前に慣れてきましたが、改正が決まった時には、マリッジブルーになりました。今までの姓から婚姻後の姓に変わる事、地縁がなくなるのではないか、故郷長崎と縁が切れるのではないのか、実家と縁がなくなるのではないか。顔面蒼白でした。
しかし、かよたんも姉妹の妹、お姉さんは嫁入りして、だれかが苗字を継いでもらわなければならないという使命もありました。
そこで、たかたんがかよたん姓を継ぐ、実家姓は諦める、実家での深い話し合いがありました。遺産のことも考えると、たかたん実家よりかよたん実家の方がある、今後の2人と両家の事を考えるとたかたんが婿入りした方が理にかなっている、色々な考えがよぎりました。一人の事じゃないんだなという重責、両家を背負っていく覚悟がないとできないことです。
その変わり、かよたんご一家との縁は深いものと感じられるようになりました。お義父さんから下の名前で呼ばれたときには、改姓してよかった、もう一人お義父さんお義母さんができたのだなと、深く縁を感じられるようになりました。お義父さんとは特に男同士の会話が出来て、もうお父さんと感じております。実父とはほとんど胸襟を開いて話したことがないので、お義父さんと腹を割って話せた機会はたかたんには本当に貴重でした。
もうたかたんは東京と茨城の距離がなかったら、毎週末かよたん実家に顔を出したいくらいです。今年の正月にかよたん実家に帰った時に、茨城から東京に戻るバスの車中でお義父さん恋しさに男泣きしたほどです。本当にお義父さん、お義母さん、お父さん、お母さん、健康でいてというのを、頻繁に行う神社参りで心から祈る事です。たかたんには神社で祈ることがいっぱい。後ろの人に申し訳ないのですが、5分じゃ足りないくらい。
婿入りの実務
嫁入りした女性が行うことを、婿入りしたたかたんももちろん行いました。嫁入りした女性はこんなにたいへんなんだというのをたかたんは実感しています。そして、かよたんにはいまいち伝わっていません(笑)
たかたんが改姓したのは、フリーランスとして会社を退社したタイミングでした。なので、会社関係の通り名問題、改姓問題はほとんど味わっていません。このタイミングは幸運なことでした。職業的に苗字で困ったことはあまりありません。ここで困られる男性、女性は多々いると思います。周りからどちらで呼んでいいのかとか困惑される方も組織の中で多いと思います。
たかたんの旧知の仲では、下の名前で呼ぶ人、あだ名で呼ぶ人、昔の苗字で呼ぶ人の3パターンに分けられます。昔の苗字も呼び捨てで呼びやすかったので、今それで呼ばれると嬉しさと後ろめたさが同居します。下の名前が呼びやすい名前でよかったです。
実務①として周りの人にどう呼んでほしいかの意思表示があります。
実務②は行政手続き。運転免許証、マイナンバーカード、健康保険証、年金手帳、パスポート、個人事業主の名義変更です。これは一回行政機関に行ってしまえば済むのですが、免許センター、地方自治体、年金事務所、旅券発行センター、税務署、色々行くことが多かったです。
実務③は金融機関と民間企業手続き。クレカや銀行口座、保険、登録しているインターネットサービスやアプリの改姓。これは結構電話や書面、ネット上で行えるのでいいのですが、やはり銀行だけは直接足を運ばなければいけないので、大変でした。これも分からないことだらけでカスタマーセンター
に何度も聞きました。
本当にタイミングよく改姓したので、職業的に困ることはほとんどありませんでしたが、結婚はタイミングが本当に大事なのは、改姓する男性もそうなのだなって思います。いわんや、女性はですよね。年齢的なこともタイミングに入ってきますので。
たかたんは、かよたんご両親の心の広さに本当に助けられました。安心して今ではかよたん姓を名乗れます。
最後に
改姓をパートナーにしてもらう皆さん(男性、女性限らず)。苗字を変えるのはアイデンティティのクライシスを感じます。そして実務的負担。。。これをしてもらっているのですから、責任をもって、結婚後のパートナーシップを行いましょうね。結婚とは本当に幸せなもの、重いもの、尊いものです。結婚するからにはそれを人生のカタパルトとして、大空に飛び立ちましょう。以上女子を幸せにする男子力のたかたんでした。