正しい姿勢法1
皆様こんにちは、アカデミックブレスです。
それでは、本日から発声するための身体の準備の説明を順序だてて説明出来ればと思っています。
今から書くことは当たり前のことですが、最も重要なポイントと言えます。
・発声するためには息を吐かないと声は出ません。
・空気は肺の中に入っています。
・肺の中の空気が多いと自然に息を吐き出そうとします。
肺の中の空気がゼロになることはありませんが、空気が少量の状態で声を出そうとして息を吐くと踏ん張りやすく結果、力みやすいです。
最終的にはどんな姿勢でも発声出来るに越したことはないのですが、最初から悪い姿勢で発声を覚えると力んで体が硬直しやすく発声にも体にも無理が生じます。
残念ながら多くの方がその悪い状態です。
正しい姿勢法、呼吸法、発声法は発声のみならず様々な健康面から効果の高いことは国立医療センター等医療機関からも効果が認められているようですので、お気楽に早速本日から実行されることをお勧めします。
まずは順番的に「正しい姿勢法」からです。
座るより立ってのほうが楽に姿勢が作りやすいので、まず立っての姿勢法からやってみましょう。(*足が不自由な方はこの後の座った状態での「正しい姿勢法2」を参考にされてくださいませ。)
それでは実践です。
最初に肩の力を抜いて、足は身体がふらつきにくいように、軽く開いて立ちます。
次に一番のポイントですが、
・顎は軽く引くというところです。
顎が上がると重い頭が胴体から前に出て首、肩が硬直してしまいます。
(肩こりの大きな原因でもあるようです)
顎を引こうとして下を向いてしまう人がいますが、下を向かずに後方へ引き付けて(スライドさせる)頭を胴体の上にひょいと乗せるイメージです。
この状態を作ると既に首、肩の硬直が取れやすいのですが、少し意識して肩の力を抜きます。
次に背筋ですが、背筋にだけ意識を持っていって伸ばそうとすると、後方へ踏ん反りかえりやすくなりますので、意識を頭の天辺に持って行きます。
自分が操り人形になったようなイメージで、上に引っ張られているように、上方へ頭(身体)を伸ばしますが、顎は上がらないように引いたままです。
ようするに、重心は上に持って行きます。
すると、後ろにふんぞりかえることなく、スムーズに背筋が伸びて自然な姿勢が出来ます。
逆に、地面の方に重心を落とし、足を曲げて踏ん張って、顎が上がっている方を見かけますが、身体が硬直し、すぐにばててしまう状態を作る姿勢と言えますので、すぐに姿勢の改善をお勧めします。
さて、以下簡潔にここまでのお習いです。
・顎を引いて、肩の力を抜き、足は軽く開く。
・頭の天辺を上に引っ張られているようなイメージで全身を上に伸ばす。
これで、呼吸の取りやすい状態が出来上がりましたが、呼吸法の説明の前に、次回は座っての状態の姿勢法の説明をさせて頂きたいと思います。
本日はお読みいただきありがとうございました。
アカデミックブレス