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note クラシック音楽の普遍化を達成する

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クラシック音楽の歴史や作曲家、作品について、哲学的な視点から分析し、その普遍性や深さを探求する和田大貴のnoteです。クラシック音楽について語り合えることを楽しみにしています。参…
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2021年8月の記事一覧

巨匠のつぶやき #9

巨匠のつぶやき #9

音楽があなたの人生の重荷を振り払い、あなたが他の人たちと幸せを分かち合う助けとなるように。

I wish you music to help with the burdens of life, and to help you release your happiness to others.

ベートーヴェン(ドイツの作曲家 / 1770~1827)

巨匠のつぶやき #8

巨匠のつぶやき #8

音楽とは、男の心から炎を打ち出すものでなければならない。そして女の目から涙を引き出すものでなければならない。

Music should strike fire from the heart of man, and bring tears from the eyes of woman.

ベートーヴェン(キザ男 / 1770~1827)

巨匠のつぶやき #7

巨匠のつぶやき #7

音楽だけが世界語であり、翻訳される必要がない。そこにおいては魂が魂に話しかける。

Only music is a universal language and it isn't necessary to be translated. Since putting it there, a soul speaks to a soul.

By ヨハン セバスチャン バッハ

(ドイツの作曲家、音楽家

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巨匠のつぶやき #5

巨匠のつぶやき #5


音楽は決して耳ざわりであってはならない。むしろ耳を満足させ楽しみを与える、つまり常に「音楽」でなくてはならない。

Music should never be painful to the ear but should flatter and charm it, and thereby always remain music.

〜 モーツァルトの手紙より 〜

巨匠のつぶやき #4

巨匠のつぶやき #4


わずかの違いを大切に。

A little difference, importantly.

By ウォルフガング アマデウス モーツァルト

私はコレが一番スキ!

実にモーツァルトらしいから。

巨匠のつぶやき #3

巨匠のつぶやき #3

私は、やることのすべてを終えるまでやり続ける派の人だ。

I am one of those who will go on doing till all doings are at an end.

By ウォルフガング アマデウス モーツァルト

巨匠のつぶやき #2

巨匠のつぶやき #2

音楽においてもっとも不可欠でもっとも難しく、主要な事柄はテンポだ。

The main matter is most indispensable in music and most difficult, and the tempo.

By ウォルフガング アマデウス モーツァルト

巨匠のつぶやき #1

巨匠のつぶやき #1

他人の賞賛や非難など一切気にしない。自分自身の感性に従うのみだ。

I pay no attention whatever to anybody’s praise or blame. I simply follow my own feelings.

By ウォルフガング アマデウス モーツァルト

19世紀の天才ダブルワーカー グスタフ・マーラー

19世紀の天才ダブルワーカー グスタフ・マーラー

新日本フィルnoteではダントツの情報量「岡田友弘《オトの楽園》」。《たまに指揮者》の岡田友弘が新日本フィルの定期に絡めたり絡めなかったりしながら「広く浅い内容・読み応えだけを追求」をモットーにお送りしております。今回は9月からスタートする新シーズン定期演奏会の第1弾!9月11日(すみだトリフォニーホール)、12日(サントリーホール)で開催される「第637回定期演奏会」のプログラムで取り上げる作曲

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あなたに知ってもらいたい人がいる!・・・イギリスの大作曲家、ヴォーン・ウィリアムズ

あなたに知ってもらいたい人がいる!・・・イギリスの大作曲家、ヴォーン・ウィリアムズ

〜編集より〜
今回は8/3ズーラシアンブラスvs新日本フィルで演奏する予定のV.ウィリアムズ「テューバ協奏曲」にちなんでV.ウィリアムズ特集ですが、なんとオトの楽園岡田氏はV.ウィリアムズ協会員ということで、V.ウィリアムズ協会および協会員より貴重な資料画像などを観ることができる貴重な機会ですのでお楽しみください!

日本のクラシック音楽ファンにとって「イギリスの作曲家」と聞いてイメージするのはど

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【新譜案内】ゲーベル指揮「ベートーヴェンの世界」第3弾

【新譜案内】ゲーベル指揮「ベートーヴェンの世界」第3弾

ドイツの指揮者ラインハルト・ゲーベルが取り組んでいる「ベートーヴェンの世界」というシリーズの第3弾です。
これまでベートーヴェンと同時代の作曲家の作品を取り上げており、ヴラニツキー、ライヒャ、ヴォジーシェク、ロンベルグ、クレメント、エーベルル、ドュセックといったマニアックな作曲家が並び私にとっては垂涎のシリーズですが、今回はなじみの深いサリエリ、フンメル、ヴォジーシェクという師弟3世代の作品です。

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ドイツ・グラモフォンのフルトヴェングラー

ドイツ・グラモフォンのフルトヴェングラー

ドイツ・グラモフォン レーベルのLPレコードで戦前戦後のフルトヴェングラー氏とベルリンフィルハーモニーとの実況録音やわずかに遺されたセッション録音が聴けるので、高校、学生の頃からこれまで30数年以上にわたり断続的に聴いてきた。

しかし、本家ドイツ盤と国内プレス盤と比べ、どうも日本国内盤のほうが音の分離良く、はっきりとメリハリがあって音楽的に楽しめることに不思議な感じを抱いていた。ドイツ盤は音が籠

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カペー弦楽四重奏団のラズモフスキー第1番を聴く

カペー弦楽四重奏団のラズモフスキー第1番を聴く

カペー弦楽四重奏団
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第7番 ヘ長調 作品59-1 「ラズモフスキー第1番」
東芝音楽工業33rpm 1928年6月15日録音
カペー弦楽四重奏団(活動1893年~1928年)の遺した僅か12曲のすべての録音は、主宰者であるリュシアン・カペー氏の亡くなる年、すなわち1928年6月と10月に集中して実施されている。
この年の12月、まだ55歳であったカペー氏の急逝により、こ

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