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圧倒的なロードノヴェル&マジックリアリズム「歌え、葬られぬ者たちよ、歌え」

<文学(166歩目)>
筆力に引き込まれて、3世代の苦悩に感情移入して止まらない。

歌え、葬られぬ者たちよ、歌え
ジェスミン・ウォード (著), 石川由美子 (翻訳), 青木耕平 (解説)
作品社

「166歩目」は、ジェスミン・ウォードさんのアメリカ南部の貧困問題を感じるロードノヴェル。

とてもいい作品で、ロードノヴェル&マジックリアリズムで感情移入して読みふけってしまいました。

友人から、フォークナーから難解さを取り除いた作品とのことでしたが、ロードノヴェル&マジックリアリズムの作品を読むのに、巡航ペースになるまで若干時間かかりました。

私は、アメリカ南部を知らないのですが、いろいろな南部を舞台にした作品が遠くの地で起きているとは思えない描き方で、とても長かったですが、三世代の物語に没入させる筆力を強く感じました。

「全米図書賞」って、やはりすごいですね。
周囲の友人に勧めまくっています。

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